静岡のおもちゃと絵本の店「百町森」の店長である著者の子育て論?提言?
知識としてのおもちゃや絵本の解説と実際に子どもを育てている親の視線がミックスされた解説。

子どもは静かな環境で、きまりきった生活リズムで育てよう。
音楽かけて体操させたり、習い事につれまわしたりしないで、自然な外遊びで身体を鍛えてたり、散歩したりしよう。
室内遊びはその子の発達にあわせたおもちゃをタイムリーに与えよう。お誕生日とクリスマスにかぎっていたらタイミングを逃してしまう。百町森のおもちゃは派手な色や音がしないが、おとなが遊んでもおもしろいものが多い。遊んでやるのは嫌がる親が多いが、最初ちょっと手間がかかるが遊び方を教えてあげれば子どもはそのうち自分で遊びだす。その際「片づけ」を強要しないこと。遊びが委縮してしまうから。片づけなくてよいスペースを作ってあげよう。また片づけは棚にならべ、まず大人が片づけの見本を示す。

絵本は読んであげるもの。たくさんの言葉で子どもの心にファンタジーの空間を作るためのもの。言葉を覚えさせたり、頭をよくしたりするものではなく、感想をもとめるものでもない。高校生までの読み聞かせを進めていた。

早期教育には反対、なにかやらせるのではなく、子どもは環境で育てるもの。

子どものこころによりそって「共感」を示してあげること。しからないのは甘やかしではない。まず同じ目線で話をきく。

おすすめおもちゃリストのっていた。白黒だけど。
木の積み木(きちんとした比率があって買い足しできるもの)
無表情な人形
正確な音階の楽器


プーおじさんの子育て入門

  • 作者: 柿田 友広
  • 出版社/メーカー: エイデル研究所
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本