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思春期の子どもの心のコーチング [子育て]

著者は企業で個人の能力を高める人材育成のコンサルティングをしているかたで、それを子育てに応用したものを「ハートフルコミュニケーション」と名付けている。自分の子どもにも使っているらしい。

ハートフルコミュニケーションでは、7歳までを自立の準備とし、14から15くらいまでに自分をコントロールして人生を選択できるように訓練する、18までは独り立ちのための準備期間と考える。
また、マニュアルのように「ハートフルコミュニケーション」をうのみにして実行するのではなく、一度自分の中にとりこんで、我が家の状態にあわせて使うこと強調していた。

子育てて目指すものは、子どもにどんな人生を送ってほしいか考えて、子どもの自立に手を貸すこと。子どもが人生の選択をし、それに責任をとって生きられるようサポートすること。
思春期とは精神的な自立の時期、自分の存在価値が空白な時間。サポートが必要な時期なのにサポートを拒絶する時期。この時期突発的に事件を起こし(バイクを盗んで乗り回すなど)その後なぜあんなことをしたか記憶がはっきりしないなどということがある。できれば忘れられる程度の空白期間であってほしい。

かつて子どもを守っていた、地域や「畏れ多いもの」はなくなって、なんでも自由に選べるようになった。大人も自由の中で守るべき価値観に確信がもてず、子どもになにを教えるべきか、また教えても世間とあまりに状態がちがっていたりして難しい時代になった。
自由の多い、いまの時代に「ほめる」子育ては向かないのでは?

親は完璧でない、しかし罪悪感(自分の子育てが悪い)を持つのは絶対にまちがい。親は子供のコーチになり、子どもがいてくることに感謝する。逃げずに子どもと向き合う。一時のことだから。

コーチング法
「愛すること」「愛をつたえること」
あるがままのわが子を愛し、ストレートに愛を伝えよう。
もし、いままで「愛すること」を伝えきれていないと感じたら、まず子どもの話を黙って聞くところから始めよう。謝るべきところは謝ろう

「責任」
限界を設定してあげるのは親の責任。望んでもかなわないことと知ることはとても大切。共感を示すのはいいが限界を移動して子どもの間違った万能感を育ててはいけない。
朝起こさないことから始めよう。
思春期までに限界を設定してあげていなかったら、絶対いま設定してあげよう。
親子で現状を確認し、ルールを決め、実行する。守れたら自由を拡大し、守れなければルールを見直す。これを繰り返す。親子のコミュニケーションにもなる

「人の役に立つ喜び」
人の役にたつ機会を設けよう。子どもに用をやらせて役立たせるのではなく、働く喜び、共感などを教えるためにお手伝をしてもらおう。その際上から目線で評価するのではなく、こころからありがとうと伝えよう。



思春期の子どもの心のコーチング

思春期の子どもの心のコーチング

  • 作者: 菅原 裕子
  • 出版社/メーカー: リヨン社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本



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