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心の科学 戻ってきたハープ [雑学]

精神分析医である著者は、娘のハープが盗まれ、それをダウンジングで取り戻す体験を通して、超常現象といわれるもの全般に科学の目を向ける決意をし、15年のあいださまざまな文献、研究所、人を通して探求を重ねた。その記録。著者はこの本を脱稿した直後に亡くなったらしい。

人間の心の見えない知覚=特異な心の働き=心が物質世界に影響を与えること、については東洋社会では、気やヒーリングなどとして知られてきたが、西洋ではあやしいもの、科学の範疇にいれられないものとしてみられてきた。

フロイトは無意識が意識のあるときにも人間に影響を与えていることを提唱し、精神分析の道を開いたが、実は
特異な心の働きについても認めていた、しかし、無意識の理解だけでも科学の範疇にいれてもらうのに精一杯であるとして、その後距離をおいている。

特異な心の働きをしらべた研究はたくさんあり、優れた厳密に科学的な方法でその存在が認められているのに、いまだにそれについて研究課題にすることや対話することはタブー視されている。おそらく自分が生きてきた有形の世界=物質世界=論理的世界=時間と空間のある世界が根底から揺らぐのを恐れるからだろう。しかし、科学者としては厳密な実験であきらかにされたものを無視するわけにはいかない。
なんらかの方法でこれまでの科学でとらえることができなかった心=感情の動きが物質世界に影響するシステムをとらえるべき。

心の特異な働きは、量子力学に似ている。量子力学ではそれまでの時間と空間が固定されたニュートン力学は使えない。粒子はつねに揺らぎ、どこにでもいてどこにも存在しない。
特異な心の働きには感情が大きく関係しており、同じ人間が同じ結果をだすのが難しい。精神状態によってけかが異なってくるというのは科学が苦手とするところだ。

国際意識調査研究所=ICRLのボブ・ジャンが示した一つのモデル

意識の世界  |  有形の世界
--------------------------------------
無意識の世界 | 無形の世界

精神分析は意識の世界無意識の世界を研究する
量子力学は有形の世界から無形の世界を研究する。
仮説・意識の世界から無意識の世界をとおり、無形の世界を通って有形の世界に影響を与える、またはその逆が「特異」と感じられる事象なのではないだろうか?


心の科学 戻ってきたハープ

心の科学 戻ってきたハープ

  • 作者: E.L.
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: 単行本



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