コミュニケーションとコーチングのインストラクターである著者が子育てに応用してほしいコーチングのセンスをまとめたもの。でも、もっとも大切なのはBe(あり方)で、どうしてもDO(ノウハウ)が多くなってしまうが、親としてのあり方一番大切であるとあとがきに書いてあった。

人間は自分の思い込みと枠組みで相手をとらえるもの。自分の思い込みをつくるのは自分の価値観。
それは本当に正しい?こどもに必要?それを疑うことから始めよう。
親からの声掛けのほとんどが価値観の押しつけになっていないか?

シーン別に具体的な声掛けのよい例と悪い例がのっていた。

声掛けポイントは
まず、こどもの気持ちを十分に聞く。「めんどうくさい」「やりたくない」の先にある子どもの気持ちを子ども自身にきがついてもらう。
自分の思い込みの枠に気がついてその外にでる
子どもを評価比較しない
質問はオープンクエスチョンで
ダブルバインドメッセージにならないようにする、質問に答えたら怒るとか
「私」メッセージで伝える。
親の役割をひきうけて、友だち親子にならない
怒りは第2感情、怒りを引き起こしたのはなにか把握する
現実にあることとないことをわける、想像で話をすすめない
完璧な親をめざさない


子どもの可能性を伸ばす言葉、つみとる言葉

  • 作者: 岸 英光
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)