行動科学を使った子育てを紹介。
そもそも、人になにかさせようというときには、出来るレベルまで行動を分析し落とし込み、伝えなければならない。ポイントは具体的な行動にすること。そうすることで、なにをやるのかが明確になる。
「ちゃんと挨拶しなさい」ではわからない。「相手の目をみて、大きな声でおはようっていおうね、同時におじぎするといいね」など具体的に説明すること

将来役に立つ良い行動というのは、すぐに成果はでにくいもの。それに対して良い行動を妨害する行動はすぐに楽しくなれるもの。だから人間は良い行動より、悪い行動をするものと心得よう。やる気がないとか根気がないでは話がすすまない。

良い行動を強化するために、それを助けることはなにか考える。ご飯のあと勉強すると決めたなら声をかけるとか、具体的にすること。良い行動をしたらすぐにほめる、あるいはスタンプカードでやったことを記録するなども有効。ご褒美を設定してもよい。ただし、習慣化が目的なのをわすれないように。また、すぐにそれを出来る環境にすること。
逆に良い行動の妨害行動は、なるべくやりにくい環境にする。罰をきめる。妨害行動をおこさないように、親もテレビやマンガを広げる時間を考えるなど。



おかあさん☆おとうさんのための行動科学

  • 作者: 石田 淳
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2008/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)