中国医学の古典に精通し、臨床経験も豊富な陶叔山先生、西洋医学のあと東洋医学も修めた希求生、そして一般人の敷島、3人の対談の形式をとった、中国医学をつかって具体的にどのように診断し、どんな薬でどんな治療をするかを並べたもの。

あがっている病気というか症状
精力増強
不妊

生活習慣病
カゼ
肝炎・肝硬変
気管支喘息
アレルギー
アトピー性皮膚炎
脳卒中
心不全
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
便秘・下痢
更年期障害
老化防止
慢性関節リューマチ
胆石・秘尿結石
各種感染症
排尿異常・血尿・浮腫
不安神経症・不眠症・うつ病

中国医学では患者の症状をよくきき、状態にあわせて処方を変えていくこと、気・血・津液の流れをみて、これを整え、5蔵(西洋医学の内臓とは少し異なる)の不足しているところは補うという考えが繰り返しのべられている。
また、病名で薬をきめつけないで、なにが不足してその症状がでているかで、使う薬がまったく違ってくるので、同じ便秘でも、一律の処方にならないことが何度も注意喚起されている。

陶叔山先生の処方として、つぼに軟膏をぬる方法がしばしば紹介されている。


中国医学で病気を治す―人間全体を診る治療法 (ブルーバックス)

  • 作者: 小高 修司
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本