著者はマーケティングリサーチ会社を起業した方で、新聞のコラムが人気になって執筆活動もした人。コラムの取材を通してのエピソードも下敷きになっているらしい。

成功を願い、かつて起業したこともあるビジネスマンがある日雪のため空港にとじこめられる。たまたまその空港にいた老人は実業家や政治家を友人にし、企業のトップがアドバイスを求めるような人物だった。
ビジネスマンは彼の質問に答えるうちに、成功への方法を学ぶという筋立て

一般にいわれる成功法則、目標をもてとか成功者をまねるとか、それだけではうまくいかない。みんなが平均以上をめざして努力して、平均以上が平均になってしまう世の中なのだ。物もサービスもあふれかえって競争している。
大切なのは「アイデアを出すこと」「試してみること」。
アイデアを出すといっても、なにか革新的なことを考える必要はない。組み合わせを変えてみるので十分。新しいアイデアは「新しい場所に置かれた古いアイデア」、とりあえず今の仕事を新しい視点でやってみる。新しい方法を試してみる。
「試してみる」はたくさんすること。どれがあたるかなんて誰にも絶対わからない。回数を増やせばあたる確率もあがる。
常に変化すること、世の中はあなたが成功するまでじっとまっていてはくれない。常に昨日と違う自分になろうとすることで、成功を続けることができる。



仕事は楽しいかね?

  • 作者: デイル ドーテン
  • 出版社/メーカー: きこ書房
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本