コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

マーケティングについて、総合的にまとめた教科書的なものらしく、すごーく厚い。

マーケティングにはこれまでの研究で使えるようになった公式化できるものもたくさんある。しかし、情熱と創造も重要な要素で、その解説も載せている。
細かい解説とともに、具体的な事例も多く紹介されている。


・マーケティング・マネジメント理解
・マーケティングのための情報収集
分析にはこれまでの公式が使える。


・顧客との関係の構築
個人市場の場合
やはり顧客満足志向であることは重要。情報収集と環境の分析、データベースの活用。
こまかーく解説してあった。また、間に具体的な企業による例があった。
キーワード
多様化、健康志向
ビジネス市場の場合
公共市場の場合の解説

セグメントのきりわけ方法
地域・年齢・人種・学歴
価値観やライフスタイル
行動

・強いブランドをつくる
ブランドの創造
ブランド価値の維持
ブランドの競争（ジーンズ業界を例に）

・市場提供物を形成する
製品戦略
サービスの設計
価格設定戦略、価格プログラムの策定


・価値を提供する
バリュー・ネットワークの設計管理（製品が最終消費者に届くまでの道筋全体の管理）
小売・おろし売り、ロジスティクスのマネジメント

・価値を伝達する
マーケティング・コミュニケーション
企業が直接または間接に消費者に情報を発信し、説得・想起させるもの
企業の声を消費者に届け、コミュニケーションするもの
マス・コミュニケーションのマネジメント
テレビ・ラジオ。屋外広告、プロモーション、イベントなど従来の広告方法の利用方法
人的コミュニケーション
ダイレクトマーケティング、人的販売


・長期的成長のために
新製品の開発・・・アイデアを生かすには、試すには？
グローバル市場への進出・・・参入する市場を調査する、参入方法を検討する
ホリスティック・マーケティング・・・自社のブランドイメージを社内で共有。マーケティング部門の組織化、マーケティングは部門ごとにおこなうのではなくホリスティックに行うべき

コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント 第12版

• 作者: フィリップ・コトラー
• 出版社/メーカー: Pearson Education Japan for JP
• 発売日: 2008/04/02
• メディア: ハードカバー