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NHKためしてガッテン 健康の新常識事典 [健康]

NHKためしてガッテンで扱ったテーマの中から、健康に関する新常識をクイズ形式で紹介。
出版は、2012年。

第1章 食べて健康になる新常識

・「抗血栓点」という血液サラサラ効果を数値化したものがある。それでみると玉ねぎは決して高くない。魚介なら数値は10倍。でも、あくまで100gあたりの話なので、総合的に考えて玉ねぎを意識して使うのは効果ありといえそう。

・「酒かす」に含まれる「レジスタントプロテイン」というタンパク質は、胃でも消化されにくいため、食べると小腸で、脂や脂肪を吸着して、悪玉LDLコレステロールを下げて、お通じをよくしてくれる。公募は1gにあ2~6億含まれ、ビタミンB2がコメの26倍。B6は47倍、アミノ酸は583倍で必須アミノ酸が含まれている。すばらしい食品なのである。 
 飲み方、鍋に水1リットルをいれて火にかけ、酒粕200gをお小さくちぎりながら入れる。かき混ぜながら強火で沸騰させる、火を止め、砂糖小さじ4と好みの人工甘味料を加えて混ぜる。冷蔵庫で4~5日保存ができる。

・茶葉をすり鉢でペースト状にすると茶葉の細胞の組織がぼろぼろに壊れて有効成分をたくさん抽出できる。小さじ1のち茶葉と熱湯をいれ、すりこ木で約1分すり、ペースト状になったら熱湯を200mlいれて茶こしで越せば完成。毎日600mlほど飲むのがおすすめ。料理に使ってもよい。

・寒天は多少食べ過ぎても害はないが、そればかり食べるとおなかが張ったり、便秘になる可能性がある。栄養が足りないことも心配される。あくまで満腹感でつらい食事制限をサポートしてくれるものと考えるべき。

・豚肉の脂はオレイン酸が含まれているので、コレステロール値を下げるといわれているが、たくさん食べればコレステロール値はあがってしまう。あくまで、それまで食べていた肉を豚肉に置き換えた場合の話である。

・山芋には消化酵素はほとんど含まれていない。ネバネバのせいでゆっくり消化されるので、腹持ちがよく血糖値の上昇が緩やかになり、食物繊維で整腸作用も期待できる。

・コラーゲンは消化されて分解されてしまうので、食べたり飲んだりしても効果なし。でも材料になるので、取り続ける意味はある。コラーゲンはそのままの大きさでは皮膚には浸透しない。コラーゲン配合で効果を感じた場合、ほかの成分によるものである可能性がある。ただ皮膚の上にのっかって水分の蒸発を防いでくれることが期待される。

・ヨーグルトでアレルギーはんのが起こりにくい体質になる可能性はあるが、はっきり花粉症にきくとまではいえない。

・アロエ入りヨーグルトには薬効成分はなし。食感を楽しむもの。アロエの99.5%は水分なので。

・ブルーベリーなどに含まれる「アントシアニン」は近眼や老眼には効果なし。でも疲れ目には効果的。光を電気信号に変換する能力を手助けしてくれる。

・栄養学者によるとアルカリ性食品が体によいという説は否定されている。でもバランスは大事。ちなみにレモンはアルカリ性食品。酸っぱいから三星食品であるわけでなく、燃やした灰で判断する。

・オリーブ油がコレステロール値を下げるといわれているのはオレイン酸が含まれているからだが、豚肉と同様に取り過ぎればコレステロール値を上げる。

・ビタミンCの致死量は「のどあめ」なら2000粒。そこまで取ることはないと思うが、過剰摂取は有害。

・食物繊維は大腸がんを予防するという説は、最近否定する研究者が多い。野菜をとることで活性酸素を抑えているのでは?といわれている。

・痛風の原因の尿酸の原料「プリン体」。他のアルコール飲料よりもビールはプリン体が他のアルコール飲料より多いが、アルコールを分解することで、私たちの体内でプリン体が作られるので、ビールを他のアルコールに変えても意味はない。


第2章 気になる症状を改善する新常識
・ウィルスに抗生物質は聞かない。むやみに抗生物質をとると、耐性菌を増やすだけ。インフルエンザの特効薬は増殖を抑えるタイプなので、早めに飲むのが効果的。

・風邪の多くは接触感染。予防にはうがいより手洗いが効果的。でも、空気感染もするのでうがいもあわせて行おう。

・通常の便秘は大腸のぜん動運動が弱くなっておこるが、スーパー便秘は骨盤底筋がガチガチにかたまり肛門が開かなくなる。「バイオフィードバック」という最先端の治療法があるので大腸肛門科に相談してみよう。
 また、腸壁がけいれんを起こして大腸の一部が狭くなり通過できなくなる便秘は、水溶性食物繊維をとること。不溶性をとると、ますます通過できず悪化することがある。

・膝が痛いときは、血流を良くして、酸素を膝の軟骨に送ることが重要。膝を動かさずにできる「脚上げ体操」などで血液の流れをよくしよう。

・立ちくらみの原因は自律神経の不調がほとんどで、貧血は無関係。

・目の疲れをとるには、ぼんやり空をみてもダメ。遠くのものにピントを合わせること。

・近眼の人は老眼になっても気が付きにくい。「なりやすさ」は視力のよい人と同じ。

・まぶたがたるむと、頭や肩の筋肉が緊張して、頭痛、肩こり、腰痛を引き起こすことがある。予防には目をあけるためのミュラー筋を休ませる、目をこすりすぎないこと。テープでまぶたの皮膚を持ち上げて頭痛などが改善されたら、原因だとわかるそうです。

・軽い騒音でも長時間聞いていると耳が付かれるので、耳を休ませる時間をつくることが大切。テレビやラジオは消して寝よう。

・味オンチは味の濃いものばかり食べることでもおきる。1~2週間減塩生活をすると味覚がよみがえることがある。亜鉛不足は原因の一つでしかない。

・口内炎をスピード完治させるには、うがい薬で菌の繁殖を抑えれば効果あり。

・手足のむくみには、指圧よりリンパマッサージが効果的。

・足がむくみやすい人は、静脈瘤の初期段階。血栓ができれば、命も危ない。むくみ解消には足首まげと、腹式呼吸が効果的。

・水虫の原因白癬菌は薬で退治できる。ポイントはかゆみがなくなっても、最低でも1か月は薬を塗り続けること。白癬菌は皮膚に侵入するには1日以上かかるので、毎日足を洗えば普通は感染しない。

・低血圧とは、立ち上がったときや食後などに、血圧が下がったまま戻りにくいこと。また低くなった血圧が戻りにくいことをいう。弾性ストッキングや、食後のコーヒーで予防を。

・残尿感/頻尿は、前立腺がんの危険性がある。前立腺肥大症でも同じような症状がおきるので、油断している人が多い。前立腺がんはPSA検査という血液検査で早期発見が可能。人間ドックや健康診断のオプションで受けれるので、心配なら受信を。

・適度に運動したり、太陽の光にあたるなどの適度なストレスによって作られたストレス物質(ストレスホルモン)は睡眠時に分解されて睡眠を深める物質に変化する。ただし眠る前の1~2時間のリラックスタイムは必要。

・運動した後、牛乳を飲むと熱中症になりにくい体になれる。これは水分を保持するアルブミンというたんぱく質が増えるため。アルブミンは血液中に水分を引き込みやすくするので、血液量が増えて、汗を書きやすくなり、熱が逃げやすくなるというわけ。

・汗をかいても、汗腺は塩分を再吸収するので、塩分補給の必要はない。玉のような汗が30分以上続くときには、再吸収がまにあわないので塩分補給が必要。

・乳酸は疲労物質ではなく、疲労回復物質。私たちの体は糖や乳酸が分解される過程で「クエン酸サイクル」というよばれる回路を経る、クエン酸をとるとこの回路が活発になるので買いh句が早まるのは本当。

・更年期障害の治療にエストロゲン単体でホルモン補充療法をすると子宮体がんの発生率が高まるのは本当。現在はプロゲステロンを組み合わせて発生率を下げている。リスクはゼロではないので定期的な検査は必要だが、それほど心配することはない。

・がん、肝硬変、糖尿病などの重い病気のときは、βエルドルフィンと呼ばれる快楽物質が、ストレスや痛みを和らげるために作られる。かゆみを伝える神経には、このβエルドルフィンを受け取る受容体があるので、全身が皮膚の異常がないのに、1か月以上かゆい場合、内科や専門機関で検査を。

・二日酔いのときお風呂で効果があるのは、アルコールは分解されていて、脱水作用で血液から水分があふれてむくみになっている場合。アルコールが残っている二日酔いのときは、血液を肝臓に集める必要があるのでお風呂はバツ。見分けるには胸の動悸をかくにん。早ければアセトアルデヒドが残っている。

・五十肩の原因はハッキリしない。老化などで筋肉や腱のバランスが変わるなどで間接に負担がかかるためと思われる。だから筋肉を鍛えても予防になるとはいえない。でも肩甲骨を動かす運動は効果があることが確認されている。


第3章 病気のことがもっとよくわかる新常識
・「がん」にならないのは「たまたま」発がん物質で傷つけられた遺伝子を修復する修復遺伝子が破壊されなかったから。この修復遺伝子は2万2000といわれる人間の遺伝子のうちの200。これを守るには発がん物質を少なくするしかない。がんになるには主犯=たばこなど、と共犯=強度のアルコールのはたらきがあるので両方を遠ざける。またがん予防14か条を実行する。

・日本人男性の2人に1人はがんになる。早期発見でがんは治るので定期的に健診の受信を。大腸がんは最新の精密検査で内視鏡でなくても検査できるようになった。肺がんも淡で検査できるタイプがでている。遺伝カウンセリングでがんになりやすい体質化がわかる。早期発見はどんどん可能になっている。

・X線検査では、心臓や内臓の部分が白く映ってしまうので、その裏側のがんが見つかりにくい。ヘリカルCTなら資格がなくなる。

・肺がんになる女性の8割は喫煙が原因ではない。空気中のウイルスや細菌、化学物質が大量に肺にはいると、免疫細胞がい分を分解しようと大量の活性酸素を出して細胞を傷つけてしまうことがある。また、女性ホルモンは、細胞をがん化させやすい。予防には大豆をとるとよい。

・お酒を飲んで顔が赤くなる人は、アルコールが肝臓で分解されてできた、アセトアルデヒドの分解酵素が少ない。アセトアルデヒドは発がん性があるとわかっている。また分解酵素は食道に少ないので、飲むとがんの発症リスクは高まる。

・肝臓病の原因は、脂肪肝が増えている。お酒の飲み過ぎや肝炎ウイルスは減っている。肝臓に大量の脂肪が入り込む脂肪肝になるとミトコンドリアが巨大化して機能不全になり細胞が死んで肝炎になる。悪化すると肝硬変になり、最悪肝臓がんに進行する。予防には食事に気をつけて適度な運動をする。よく眠るです。

・ウイルス性肝炎の6割は原因不明の汗腺。健康診断の肝機能検査では肝炎ウイルスに感染しているかわからない。また観戦していても自覚症状がない人も。一部では80年代まで行われていた予防接種のときの注射器の使いまわしといわれているので、80年代までに予防接種をうけた人は1度保健所や医療機関で肝炎ウイルス検査をうけるとよい。現在の医療現場では感染はまずないので、一生に一度検査すればよい。

・降圧剤を飲んでも効果がない人は6割。「コントロール不良高血圧」と呼ばれる。一般的な降圧剤は血管を広げるが、不良の人たちはすでに塩分のとりすぎで血管がふくらんでいるので効果ない。効果があるのは利尿薬といわれている。尿と一緒に塩分を排泄してくれるので。

・歯周病にかかっても痛みはないので、進行しても気がつかず、歯を失ってしまうことが多い。40代の9割が歯周病ではといあれている。歯垢が歯に付着して歯茎が炎症を起こしてはりあがり、歯と歯茎の隙間ができて、そこに悪い菌が住み着くと歯を支えている歯槽骨が溶けて土台を失った歯が抜けてしまう。

・歯周病は、ジンジバリスなどの歯周病菌が歯茎の奥深くに侵入しておこる。このとき体の免疫細胞マクロファージとの戦いがおこり、マクロファージは仲間を呼ぶためにTNF-αを放出。これがインスリンの働きを阻害して糖尿病が悪化。また歯周病菌は血液に入り血栓をつくるので、心臓病や脳梗塞の引き金になるといわれている。進行した歯周病を持つ人は、心臓病や脳梗塞の発症率が3倍。番組の調査では1日2回以上歯磨きをしている人でも8割が初期の歯周病だった。正しい歯磨きを。

・いったん固くなった血管でも、ストレッチを半年続けるとコラーゲンが再生し、血管年齢が若返る。体がかたいと動脈硬化が進んでいる可能性が高い。体をかたくする原因のひとつがコラーゲンの糖化。血管も筋肉ができていてコラーゲンがある。運動不足で糖質をとりすぎると糖がコラーゲンにまとわりついて筋肉の弾力がなくなる⇒糖化。ストレッチでコラーゲンをつくる「繊維芽細胞」が活性化して新しいコラーゲンができる。また血管をリラックスさせる一酸化炭素がでるので血管が若返ると考えられる。1日10分のストレッチで効果あり。いた気持ちいいところまでで。

・酸化して食用油をとっても動脈硬化の原因になることは、まずない。分解されて血液中には届かない。体内のコレステロールが活性酸素で参加された場合に動脈硬化の原因になる。

・睡眠時無呼吸症候群は、睡眠不足だけでなく、糖尿病や血管を傷つけることが指摘されている。呼吸が止まると酸素不足がおきるが、再開した時酸素が大量にはいって活性酸素が作られるのが原因。睡眠時無呼吸症候群の原因は「あごの小さささ」なので、やせている人でも注意は必要。特に女性は女性ホルモン「プロゲステロン」が減少すると呼吸が安定しなくなるので、50代から注意。

・帯状疱疹の原因はこどものころかかった水疱瘡のウイルス。水疱瘡のウイルスは一部が「遺伝子」の形で神経細胞が集まった「神経節」に潜伏し、免疫が弱ると増殖する。だから神経にそって帯状にできる。水疱瘡の免疫は年をとると低下するので、帯状疱疹のリスクはあがる。治療は3日以内に皮膚科で抗ウイルス薬をもらうこと。予防には水疱瘡のワクチンが効果的。

・ぼうこう炎は細菌感染だけでなく、ストレスでも発症する。「尿がたまると違和感がある」人は早めに受診を。

・カルシウムをとってお吸収率がさがっているので、それだけでは骨粗しょう症の予防にならない。ビタミンD=きのこ、野菜、魚を一緒にとると吸収率があがって効果あり。ウォーキングなどの軽い運動もよい。骨密度の低下が原因の骨折は全体の70%ほど、残りの30%は骨が破壊と修復をくりかえすため、修復中でもろくなっていたためと考えられる。女性ほる本には骨を壊すホルモンの活動を抑える働きがあるので、高齢の女性は修復がおいつかなくなりやすい。

・骨の体積の約半分はコラーゲン。これが骨のしなやかさを保っている。高血糖になるとコラーゲンがかたまり、しなやかさが失われ骨折につながることがある。このタイプは骨粗鬆症検査ではみつからない。ビタミンB6やB12,葉酸を積極的にとって、ウォーキングなどの運動を。

・蓄膿症は、鼻の中にある副鼻腔という空洞に鼻水が溜まり細菌が繁殖して膿みになることでおこる。加齢によって頭の重みで鼻中隔と呼ばれる花の仕切りが曲がり、次第に詰まりやすくなるので、蓄膿症になりやすくなる。現在の蓄膿症の治療は内視鏡で行うので簡単になっている。

・胆石は胆のうの中にあると、どんなに大きくても痛みがない。外にでて胆管などでつまると激痛が、炎症をおこして肝炎や肝硬変、急性膵炎になどになることもある。胆石ができる原因は脂質の取り過ぎで胆汁内のコレステロールが増加すること。また長時間食事しないと胆汁が濃縮され過ぎて胆石ができやすくなる。

・血圧の高低差が60以上になると、大動脈にコブができやすくなる。


NHKためしてガッテン 健康の新常識事典

NHKためしてガッテン 健康の新常識事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2012/11/16
  • メディア: 新書



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