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フリー経済学入門 [ビジネス]

脳が「フリー(無料)」に弱いのは、自分の状態が変わらないと思うから。
人には自分のコンフォートゾーンを設定する習慣があり、
そのゾーンをでると、脳が勝手にブレーキをかけてしまう。
フリーならその心配がないので惹きつけられる。

限界費用=生産物の最後の1単位を生産するために余計にかかる費用
限界効用=財やサービスの消費を一単位増やしたとき、その効用が徐々にへっていくこと。

インターネットの世界は限界費用0に近づいている。
そして限界効用は情報空間ではない。

これにより、際限ない供給と消費がおきている。

マイクロソフトやグーグルが台頭できたのは、この限界費用0に近く、限界効用のないビジネスモデルを取ったから。

しかし、マイクロソフトはパッケージという限界費用を、グーグルは巨大サーバーという限界費用を持つ。

著者はP2Pを利用した、パソコンの空き時間を利用した方法で限界費用0を達成するビジネスモデルが勝つと予言していた。

フリーの4つの形態
①直接的内部補助・・・先に無料製品を提供し、気に入ったら有料製品を買ってもらう。無料品のコストは消費者が払う。

②3者間市場・・・テレビなどの方法。広告をいれることで、視聴者に無料で提供したりする。現在のHPなどもこの方法。

③フリーミアム・・・無料の基本版を提供する費用を有料のプレミアユーザーがもつ

④非貨幣市場・・・インターネットで無料で提供されるものなど。以前は顔見知りの間でしかおきなかったことが、ネットでおきている。

違法コピーは企業にとって痛くもかゆくもない。
実際には被害はおきておらず、違法コピーの手間暇をかけても
本物より安く売ることしかできないので、ほとんど儲からないから。

ナップスターなどが騒ぎになったのは、それがP2P技術を使っていて
誰がいつ、何を手に入れたか抑えることができないから権力者にとって都合が悪いから。

海賊版が出回るのは、需要がある証しでもある。世界的にみても海賊版を本気で取り締まろうとしているのは日本だけ。

お金もフリーミアム。だって印刷された紙だから。お金という便利な交換用無料ツールを使うことに対して、我々は税金という対価を払っている。

FRBは米ドルという無料ツールを普及させ。利払いという方法で対価をとる。
外国の場合は為替手数料という形で対価を払う。

また、フリーなことによって、相手に借りを作った気分にさせられると書いてあった。無料のなかには、必ず対価がある。

マスメディアのフリーミアム・・・広告と気が付かせない広告やたくさんお金を払ったお医者さんを大きく紹介するなど。仕掛けたほうはかけた費用以上の対価をえられるからやるわけだ。

賄賂もフリーミアム・・・受け取る方はしめしめと思うだろうが、送った相手はその金額より儲かるからやるわけ。

地上波デジタルはMPEG規格によるフリーミアム・・・MPEG自体はフリーだが、MPEGを使う製品を開発したときの特許料は、すべてプールされ、特許の割合で分割されることになっているが、儲かっている企業はほとんどない。管理団体はブッシュファミリーが株主という構造。さらにいつまで無料で使えるかわからない。(いつ対価をとられるかわからない)

MPEG2によるデジタル放送は遅延があるそうで、著者は権力の情報操作をもくろんだ陰謀といっていた。テレビから時報が消えているのが証拠だそうである。

お金にも限界効用がないので、お金は世界中でどんどん増えていった。
しかし金利がさがるということは、お金が膨張しなくなるということで、そうなるとレバレッジをかけてお金を使っている銀行は苦しくなるので、考えたのがディリバティブ。しかしこちらの膨張も限界に近い。(アメリカバブル崩壊)

そして次に狙われているの情報空間。
限界費用0、限界効用無限の世界を無料であふれさせてから、課金すれば一気にお金は手に入る。

限界費用が低い方が勝つのだから、ブログよりTwitterが勝のはあたりまえ。

ネットの世界では、意外に匿名性はない。だれがどこにアクセスしたか調べられるし、必要ならメールの内容を見ることだってできる。
ネットの世界のフリーミアムを使って、権力者たちがあなたから得ようとしている対価は、自由かもしれない。

国家の徴税もフリーミアム

資本主義とは金銭的執着心を埋め込まれた人間がそれを競うことで得た富を権力者が吸い上げる構造。

フリーミアムの対価になにがとられるのか理解しよう。

フリー時代を生き抜ぬくために。
①フリーの意味を理解しよう。対価はなんなのか。
②フリーに心を動かされたときには、いけないと禁じるのではなく、なんのためにそれが必要なのか考える。
③CMの目的は、私たちの人生を不満足にさせること。そしてフリーには対価がいるのだから、代償を支払ってもそれがほしいのか考える。

抽象度の上がった思考、世界をもつこと。


フリー経済学入門 【知らないではすまされない! 世界を支配する「フリーミアム」の解説書】

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  • 作者: 苫米地英人
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2010/03/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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