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本のベストセラー

お金の現実 [資産]

お金の専門家というわれ、税理士でもある著者の、お金にまつわるあれこれを雑記風にまとめたもの。

「公営集団住宅に借家住まいさせたら、共産化するが、持ち家で住宅ローンを抱えれば、保守化するのもだ」田中角栄

今は国が、個人資産を株や投資信託に回そうと躍起になっている。

1お金というもの
岡本家では、税金をとる。毎月の小遣いはもちろん、お年玉やお手伝いをしてお金をもらったときもとる。
「よのなか」は税金がかかっているから、仕組みを理解させるためだそうだ。
「よのなか」は理不尽だから。
岡本家は外食しない。
娘が6年生のとき、すきなだけお金を使って、お母さんを旅行につれていく計画をたてさせた。費用は小遣いから天引きした税金と著者がだした。
ステレオタイプな幸せを追いかけると、余計なことにお金を使う。岡本家は辺鄙なところにあるので、土地代が異様に安い。
自分で設計からかかわったので、本業の収入が落ちた。それでもいい。
結婚式は2月にあげたので黒字だった。
車はお金がかかる。社長は儲かるとすぐに高い車にのるが、必要ない。そういっていて著者も高い車にのれなくなった。
買ったものが、最悪でも同価格で売れるものを選ぶのが、趣味のお金の使い方。
田舎は生活費が安く、野菜なども作ったり近所からもらったりするから収入は少ないが生活コストは安い。
家の修繕費は積立している。これを忘れている人は多い。
できるけど、やらないのが資本主義。お金で時間を買えるのはありがたい。
著者の会社は税金を考えてキャッシュフロー経営している。最初の3か月で税金分を稼ぎ切る。
世の中にうられているのは「商品」と「作品」がある、作品はお金に余裕があって、頭をつかわないと手に入らない。


2お金という夢をおいかけることに夢はない
多く稼いで、使わなければお金はたまるのに、なぜいつもマネー雑誌で特集くんでいるかわからない。
人は夢がすき(死にゆくそんざいだから)それななのに「多く稼いで使わない」は夢がなくてきらわれる。
でも麻薬のような夢はいけないのでは?
世の中には変えられるものと変えられないものがある。文句をいっているひとは変えられないものに文句をいって、なにもしない。立ち向かうことだけが大切なのではないが、クーラーを使っていながら電気を否定するような幼稚な理屈だ。
環境は大切だ。環境はうけいれるしかない。宇宙に空気がないのはけしからんといっても始まらない。
あるものはうけいれて対応するしかない。
ただし、なにもかもうけいれる必要はない、賢く対応(節税)する方法はある。
でも、あまり懲りすぎると本業の稼ぎがおろそかになる。
マネー雑誌などでとりあげるライフプランはステレオタイプで役にたたない。
普通の商品ならすごいわがままな消費者が理解不能な金融商品を買うのは著者には理解不能。
金融商品はロジカルなものなのに、エモーショナルに買う。
円が暴落するとか、狼少年てきな商売はずっとあった。これからもあるだろう。
人は1億円稼いだみたいなエモーショナルな話は好きでも、ポートフォリオ理論は嫌い。
ロジカルに考えれば、住宅ローンなんてはらっていられないかも。
お金はそこにあるだけなのに、お金を悪いモノ扱いする人は理解できない。
お金を否定した江戸時代の為政者はすべて失敗している。


3お金とはなんなのか
お金の定義をすっきりしてくれた経済学者はいない。
お金は信頼してもらって価値がでる。ヤップ島の「フェイ」の話。
ハイパーインフレ・・・お金からの逃走。
でも、奇跡のようになりたっているこの貨幣システムの世界で、すべての人が貨幣を貨幣として受け取ってくれない状況はくるのだろうか。どんなインフレでもみなお金を使い続けていた。
恐慌・・・貨幣の飢餓
デフレの進んだもので、お金が信用をなくし、みな物をもちたがるじょうたいだが、今の日本はデフレといわれているが、お金への信認はあつい気がする。
みながお金の流動性と保存性を信じているから、お金をためて、交換する。
たしかに人は隣の人をまねるもので、いったん信じないのスイッチがはいってしまえば、一斉にお金の価値がなくなるかもしれないが、富士山噴火の心配をするようなものだ。
交換するものがあれば、取引は成立することがわかていればいいのでは。


4夢はすてて、現実的に考える
著者のお金の考えに影響を与えた人。
安田善次郎・・・コツコツまじめにやる
本田静六・・・ダイエットと同じ蓄財法。一定をためて使わない。
なにもしない60歳以上の老人のほうが、起業したサラリーマンより金持ち使わないから。
井原西鶴の「長者丸」
長く働くのが金持ちになる鉄則。しかし、知的労働社会では、若くても労働寿命の短いものがでてくる。
本業にまい進するのも鉄則。儲かるかより熱心にとりくんだかで結局は労働寿命が延びる。
また、環境の変化が激しい。自分の技術にブラッシュアップをかけるのは、いまやすべての人に必須。
自分の頭で考えて、人と同じことをしないのが(住宅ローンで家を買うとか)大切。
たまったお金は去っていくものとして災難にあってもくよくよしない。
著者は次のステップに行く勢いをつけるところと解釈しているそうな。
自分の実力をお金に見合うようにしていく心構えで行く。


5この本での結論
実務家の夢
お金の神様の話。モネタの派生語は頭を使うとか勇気、狂気、警告、記憶、測定、循環などがある。
測定はおもしろい。お金の本質だと著者は思うそうな。
手元にはいるお金はあなたの実力、経験の測定だ。そしてそれは実力以上なことが多い。
宝くじは測定しないではいってくるから、不幸になるひとが多い。
他にも狂気、循環、警告などについてエピソードあり。
10年がんばらなければ、世界的水準にはなれない・・・ハーバート・A・サイモン
10年間モネタにいけにえを捧げるつもりで頑張る、そうすれば時給の上昇が来るかもしれない。
著者は10年単位でお金を循環させながら、次のステップを狙うそうである。
時間はお金にかわるが、お金は時間にかわる。
著者はお金の最大の効用はリスクに備えることだという。


お金の現実

お金の現実

  • 作者: 岡本 吏郎
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2005/04/15
  • メディア: 単行本



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