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脳が目覚める思考法 ~なぜ、天才はいつまでも若いのか~ [健康]

著者は神経内科医で、大学病院に勤務していたが、退職して作家になった方らしい医院で診療をする傍ら230冊の本を書いたと書いてあった。

天才はどのような脳の使い方をしているか。天才までいかなくても自分の才能を目覚めさせるには、脳をどのように使えばよいか。最新の脳の研究からわかったことをもとに書かれたもの。エッセイ風で章が区切ってあって読みやすい。

脳を活性化するには
1定期的に運動する いちばんいいのはウィーキングで週3日20分以上で前頭葉の活性化が確認できたらしい
2目標をもつ 脳はほめられることで活性化する。目標をクリアしてやったと思うときを持つ
3新しいことに挑戦する 何度もやっていることは脳にとってルーティンワークになって刺激がすくなくなってしまう

脳に蓄積された記憶や経験を、ストレスをきっかけにひらめきに変える。そして知恵をうみだす。そのためには脳を活性化し続け、ストレスについて楽観的になることである。
限界だなと思うのは私たちの心であって脳には限界はない。

ここ10年くらいの脳研究はf-MRIで脳の血流を調べ、活性化している部位を特定したり、変化を測定したりして推測してきた。音読と計算が脳の活性化によいというのはこの研究の結果によるもの。しかし、実際の脳神経の動きを追いかけたものではないので、推測にすぎない。
また、最近DMN(ディフォルト・モード・ネットワーク)という考えがあり、何もしていない状態でも、なにか負荷をかけたときの20倍のエネルギーを消費していることが分かってきた。
だから脳トレよりも、子どもなら外遊び、大人なら人に会うことが脳の活性化によいらしい。

脳についてのあれこれ
しわが多い頭がよいわけではない
脳が重いほど頭が多いわけではない
アインシュタインの脳にはアストロサイトが多かった。これは脳の神経細胞をつなぐネットワークが発達していたことを指す。
脳のネットワークは年をとっても発達させることができる。また脳細胞の再生があるという研究結果もある。

脳のしくみ
右脳で覚えてルーティンになると左脳で作業する。スポーツで回数をこなすのはこのため。
ルーティンになると脳は怠ける。
脳はうれしかったり興奮するとドーパミンをだす。そしてもう一度それを得ようとする。ギャンブルなどでも同じことが起こるので繰り返すようになる。スポーツしても出るから脳としてはギャンブルもスポーツも同じ。

天才について
IQ、記憶力、名誉や名声を得る(ノーベル賞など)などの天才はある程度脳が出来上がった大人には難しい。
文化や、お金を稼ぐについては、今までの記憶と脳を刺激し続けることで発達するネットワークでいまから才能を発達させることも可能。遅咲きの天才例 ルソー カーネルサンダース 村上春樹
遺伝子が40-60% 環境がそのほかで天才は作られる。

幸せな脳をつくるには
人の幸せを喜ぶ・文句を言わない・・・ミラー細胞が人の気分を感知するもの。幸せでいるひとのそばにいると人は心地よい
好きで楽しいことをして脳を喜ばせる・・・脳は本来なにかをやり遂げてほめられるのが好き。好きなものを探す。楽しむ。
緊張感をもつ・・・高額な買い物で自腹をきったりするのは、脳の活性化に役立つ
ドーパミンが大量にでたあとはステージが変わって一時的に落ち込むことがあることを理解する。ステージが上がったので幸せのレベルが上がったと思えばよい。
体を健康に保つ

健康で長生きするためのルール
小食
運動
タバコをやめる


脳が目覚める思考法 ~なぜ、天才はいつまでも若いのか~

脳が目覚める思考法 ~なぜ、天才はいつまでも若いのか~

  • 作者: 米山 公啓
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2010/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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