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人形劇 三国志 (上) (中)(下) [小説]

NHK人形劇「三国志」の小説版
放送中の写真や、その後の人形展の写真らしきものが口絵にカラーではいっていて、本編は白黒写真です。

「三国志演技」が下敷きですが、子供にもうけいれやすく脚色してあります。
特に玄徳の奥さんはスウリンとう女性で旅の途中であった村娘とうことになっています。スウリンが阿斗を生んで敵に終われる中趙雲に託して井戸に身をなげるのくだりはいっしょです。
張飛にもミイファンとう酒屋を経営している女性が最初からいて、のちに結婚したりします。
関羽にいたっては、侶布の妻になるチョウセンとのエピソードがはいっていたりして、それなりロマンスもあります。

もっともちがうのは、3人が黄巾軍討伐に参加して、功績をあげ、玄徳が官職についたあとです。監督役の役人が賄賂を要求したので、殴って逃げ出したところはいっしょですが、なんと洛陽で白覆面をつけて、正義の味方していたことになっています。関羽とチョウセンもこのときであう。スウリンは叔父のつてて董太皇の侍女になっていたりして、ご都合主義ですが、主役の出番を増やしています。

伸介・竜介が語りなのですが、劇中では伸々と竜々(シンシンとロンロン)になって、出世しようと、あっちこっちの軍にはいりますが、はいると必ずその軍は負けるというおもしろい役回りになっています。

孔明さんがでてくるあたりからは、演技とほぼ同じですね。かなりボリュームも登場人物も多いのにあまり削らずみせていると思います。

人形がくやしがったり、うらみをうちあけたりするときは迫力です。幽霊とかこわかったです。


人形劇 三国志 (上) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

人形劇 三国志 (上) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

  • 作者: 小川 英
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫



人形劇 三国志 (中) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

人形劇 三国志 (中) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

  • 作者: 小川 英
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: 文庫



人形劇 三国志 (下) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

人形劇 三国志 (下) (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

  • 作者: 小川 英
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: 文庫



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