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ロビンソン・クルーソーを探して [雑学]

著者は6大陸を放浪し、文献を基に神話や伝説の舞台になった現地を音訪れている。英国の王立地理協会会員、探検家クラブフェロー。

ロビンソン・クルーソーのモデルになった男はアレクサンダー・セルカークという人物で、スコットランドのラルゴ出身の船乗りだった。当時イギリスはスペインに対抗するため公に海賊船をみとめており、セルカークもこの海賊船で南アメリカまでやってきて、スペイン船を略奪していた。しかし、船長と口論の末、無人島に置き去りにされ、そこで4年4ヶ月をすごす、その間スペイン船がやってきたが、事情のため助けをもとめるわけにはいかなかった。

著者はラルゴを訪ね、セルカークの子孫という人物にあったり、教会の記録で彼の人となりなどをあたっている。気が短くケンカはやい人物だったようだ。

また、いまはロビンソン・クルーソー島とよばれている、当時はファン・フェルナンデス島を訪れ、島内を探検してまわりセルカークの小屋をさがしている。一度目はみつからなかったらしいが、本の出版後テレビ局の取材で訪れたとき、それと思われる後を発見している。

スコットランドの博物館でコールドウェル博士とであい、セルカークの遺品をみたこと。その後博士がセルカークの妻からの手紙を発見し、セルカークの日誌を探す顛末

セルカークとロビンソン・クルーソーの作者デフォーが会っていたのではないかという説を検証し、ブリストルを歩き回ったり。

パブリック・レコード・オフィスでセルカークの最後に乗った船の日誌を読み、彼のなくなった日を確認したこと。

最後に再び訪れた島で小屋の発見に役立ったのはコードウェル博士の指摘だった。スコットランドの人間なら、石で建物をたてるに違いないと。さらに博士について実際にみた、スコットランドの石積みの家(石を四角く切り出していないもの)が参考になり、小屋とおもわれるものの発見に至ったらしい。



ロビンソン・クルーソーを探して (新潮文庫)

ロビンソン・クルーソーを探して (新潮文庫)

  • 作者: 高橋 大輔
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 文庫



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