脳が喜ぶ勉強がある。脳はすこし難しいことを達成したとき、ドーパミンを出す。ドーパミンがでているとき人間は喜びを感じる。1度ドーパミンがでる経験をすると、脳はそれを記憶していて、またその状態になるようにもっていく。勉強によって生じる快楽は果てしなく(知ることははてしないので)、難しい問題がとけたときの喜びを1度しってしまうと(つきぬける)と、勉強が喜びになり、もっと勉強したくなる。
ただし、脳は自発性が大切なので、人から「勉強しなさい」といわれたとたん、喜びの回路が閉じてしまう。

脳を鍛える
時間内に難問とけるかのタイムプレッシャーで脳の持続力がそだつ
「鶴の恩返し」勉強法、すごい速さで、圧倒的な分量を、没入感をもってやることで、フロー状態がうまれる。
1度このフロー状態を経験すると、脳はまたその状態になりたくて勝手に勉強したがる
記憶は関連情報が多いほうがよい(5感をつかった記憶はのこりやすい)、長期記憶にするには、1度みた英文を見ないで書いてみるこうすると「記憶回路」がはたらく。睡眠はきちんととる。朝は脳のゴールデンタイム。
読書は文章能力と国語力を鍛える。最初は量をこなそう。ちょっと難しいくらいが脳には快感なのである。

インターネットは大学が独占してきた知識を、広く人々に公開している。いずれインターネットで勉強した人がレーベル賞をとる時代がくるかもしれない

「一回性」・・・その後の人生を変えてしまう出来事を経験すること。脳はいつどこで起きるかわからない「一回性」を大切に刻印し、整理している。だから人間はいつでも、どこでも学習できる。

偶有性・・・安全で予想できることと予想できないことが半々くらいでまじっていること
この状態だと脳は「楽しい」と感じる。しっていることばかりだと脳はあきるし、しらないことだらけだと脳はあきらめてしまう。


脳を活かす勉強法

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)