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初めてでもカンタン、すぐおいしい! ベランダ野菜 育て方 料理レシピ (エコ楽シリーズ) [農業]

サカタのタネ広報部の協力でベランダ野菜を育て、レシピも紹介。基本3ステップの料理なので簡単。
ベランダ野菜とは、20~30cm程度のコンテナなどでできる野菜。畑に通わなくてよいので自宅で気軽にとりくめる。
毎日水やりを歯磨きのように習慣にして、時期に応じてちょっと手をかけてあげればプチ自給自足生活が楽しめる。
ミニ野菜またはベビー野菜といわれるものを選べば、ホウレンソウやダイコン、タマネギ、トマト、ニンジン、チンゲンサイなどが収穫できる。
栽培期間が短く、収穫までの手間が少なく、病気や害虫の被害にもあいにくい。小さいので切る手間も省ける。自分で育てれば「食の安全」も手に入ります。

★基礎知識
アイテム サカタのタネ「ガーデンセンター横浜」で買い求めたそうです
 コンテナ
 鉢(ポット)
 ジフィーポット、ジフィーストリップ ピートモスと呼ばれる天然の泥炭を主原料として作られた鉢。通気性、保水性に優れ、そのまま植え付けることができるので、移植を嫌う野菜の育苗に向いている。


 タネまき器 小さなタネをまくときに便利なツール


 スコップ 移植ゴテとも呼ばれる
 グローブ 軍手は目が粗いので、ガーデニング専用がおすすめ


 選定ばさみ 間引き、摘芯などに必要。女性の手にあわせたものも発売されている。
 ピンセット 小さな芽の間引き、害虫駆除、雑草駆除に使う。全長20cm以上の少し長い、先端がヘラ状になったものが使いやすい。
 ハンドスプレー ジョウロより水滴が小さく、小さなタネが流れてしまうのを防げる。
 支柱 丈が高い野菜やつる状の野菜に、長さ40~150cmくらいがベランダ野菜むけ
 不織布 防虫、冬季の保湿に
 ラベル 数種類の野菜を同時に栽培するとき便利
 遮光ネット 日照の調節、保温、保湿、風避け、防霜、害虫予防などに。寒冷紗と同様の商品。
 防虫ネット
 寒冷紗よりちょっと目が粗い防虫専用商品。
はじめての人には「キッチンベジタネまきセット」という土やタネ、肥料がセットになったものがおすすめ

育てる場所
 北はさけ、日当たりのよい場所で、西日の強いところはヨシズなどで遮光を。
 ベランダの隅にまとめて置くと蒸れて育ちが悪くなる。2段式や3段式のスタンドを使えば風通しよくなる
 発芽するまでは土を乾燥させず、こまめな水やりを。発芽してからはやりすぎないように。畑と違って気温の影響をうけやすく、地下からの水の供給がないので、午前中にたっぷり水やりを。溢れるほど水やりをすると空気が水と一緒に引き込まれ、底から土中の古い空気や有害物質が排出される。

土の種類
 培養土 複数の土がブレンドされている。PHも調整されている。
 赤玉土 赤土を乾燥させたもの。保水性と通気性が非常によい
 腐葉土 基本の用土にまぜることで、保水性や保肥性を高めてくれる
 バーミキュライト、パーライト 天然鉱物を加工した用土、腐葉土などの植物用土を補い、水捌けや通気性がよくなる。
 ピートバン 水ゴケ由来の泥炭を圧縮して板状にしたもの。水を含むと膨らんで土状になるのでタネをまくと発芽、育苗が楽。


ビギナーは野菜用にブレンドされた培養土が便利。

肥料 ベランダ野菜は土の量が制限されるので肥料に気を使わないと十分に育たない場合がある。
 肥料の主な成分は、窒素=葉や茎の成長促進、リン酸=花や果実の成長促進、カリウム=根や球根の成長促進
 固形はゆっくり、液体は速効性
 元肥は種まきや定植前の土に混ぜ混むこと、追肥は野菜の成長具合にあわせて施す。
 化成肥料 化学肥料のうち、いくつかの成分を化学合成した無機肥料、効き目が早い
 有機質肥料 植物や動物などを原料にした肥料。施すと微生物に分解され効果がジワジワとあらわれる。
 有機配合肥料 有機質と無機質の両方を原料とする。双方の特徴をあわせもつ
 苦土石灰 マグネシウム=苦土および石灰を含む肥料。酸性の土を中和するため元肥として使う。ph調整済みなら不要。
無農薬・有機栽培なら、植物や動物の糞や骨から作られた有機質肥料を使うとよい。

タネ袋の見方
タネのまきかた
 バラまき タネが細かい場合やベビーリーフに使う。かまぼこの板などを使って、土の表面を平らにする。半分に折った葉書などにタネをとってごま塩をまく要領でタネを均一にまく。覆土が必要な表記があるものは、ふるいにかけた土などを指示通りの厚さにかける。
 点まき 多くの野菜はこのまきかたで。平らにした土の表面に必要な数の「まき穴」を指やペットボトルのキャップであける。穴に数粒ずつまく。まわりの土を寄せて覆土。しっかり水やり。
 すじまき 一定の株間、すじ間で栽培する野菜に。表面を平らにしたら板や割り箸などで1cmほどの深さですじをつける。溝にそってタネを均一になるようにまく。覆土が必要なときは溝の両側から土をよせてタネにかける。光が必要ならタネが見え隠れするくらい腐葉土などをかける。

タネから栽培する方法
 直まき 育てるところに最初からまく。根菜類が多い。
 ポットや苗床にまき、育苗してから植え替える。トマトやキュウリなど比較的大きく育つもの。

栽培の手順 基本的なもの
タネ入手→芽だし→タネまき→発芽→間引き→仮植(移植)→定植(植え付け)→開花→結果→収穫

タネをうまく発芽させるには
・発芽までは乾燥厳禁、発芽したら乾かすように。夏は半日陰で乾燥を防ぎ、発芽したらひなたに移して乾燥ぎみに。
・発芽までは発芽適温よりやや高めに。
・呼吸のためには酸素が必要なので、あまり深くしないこと。
・発芽に光を必要とする種子は覆土をしないこと。

発芽したら間引いて丈夫な苗を作る。一度に間引かないで本葉が2~3枚になるころまでに数回にわけて行う。
ポリポットなどで育てた苗はある程度の大きさになったらコンテナなどにうえつける。ポット苗は十分に水やりをして土を湿らせポリポットをはずして植え付ける。ポイントは浅植や深植えにならないようにすること。元肥を施した培養土がコンテナのふちよりも少し下になるように根鉢の高さを調節して植える。
根菜類の場合は、土寄せや増し土をして株元が土のうえにでてしまわないようにする。
キュウリやソラマメは摘芯して側枝や子つるを伸ばして収穫量を増やす。わき芽をつむのは、残した茎に養分を集中させるために行う。同じ目的で摘蕾や摘果がある。
夏のベランダは35度にもなるので、防暑対策が必要。床をすのこにする。スタンドに鉢をのせる。ヨシズで日光を遮るなど。
冬の防寒対策は、鉢全体をビニールで覆ったり、夜は室内にいれるなどの気を使う。
高層階は暴風対策を。防風ネットや支柱をたてて苗を守る。
収穫の目安。トマト、なす、キュウリ果菜類は実の大きさや色合いをチェック。マメ類はさやの張り具合。ニンジンやダイコンは根本の土をちょっとよけて株元の様子を確かめる。ベビーリーフなどの葉物は食べ頃サイズならOK。

★ベランダ野菜を育てよう 初級 野菜の特徴と種まきや収穫の時期。原産地や育成発芽の適温などのデータ。育て方。
ベビーリーフ 
成長しきっていない若い葉菜の総称。種まきから収穫まで25日。手摘みで収穫して洗ってたべられる。切らないので栄養の流出が少ない。本ではジフィーポットで発芽させてペットボトルを縦に半分にした容器で育てていた。
レシピ ベビーリーフパイ カルパッチョの添え物

ミニチンゲンサイ
 タネまきは季節を選ばないが、冬至前後の1ヶ月間はむかない。春秋なら40~60日、夏なら25~30日で丈が10~15cmに成長したら収穫。まるごと使えるので栄養を逃さない。害虫がひどくなる前に収穫できる。プランターで土にくぼみをつけてタネをまき、間引きして追肥して収穫。
レシピ チンゲンサイの肉味噌かけ、チンゲンサイのスープ

・コマツナ 
 十分な日当たりがあれば通年栽培が可能。虫がつきやすいので夏はタネをまいた直後から防虫ネットをはる。収穫は夏まきなら25~30cm。冬まきは90~130日。不繊布で保温すると40日くらい収穫が早くなる。間引きした葉もベビーリーフとして食べられる。コンテナにシーダーテープを使ってまいて、間引き、葉丈が15~25cmで収穫。
レシピ 小松菜とお揚げの煮浸し、コマツナのバター炒め

・ホウレンソウ
 簡単に育てるなら冬季の栽培がおすすめ。トウ立ちを防ぐには晩抽性の品種を選ぶこと。小型プランターに穴をあけて5~6粒ずつまく、双葉がでそろったら間引き、冬はビニールや不繊布で保温、秋なら35~60日、冬まきなら90日で、丈が20cm以上になったら収穫。
レシピ ホウレンソウとチーズのマフィン、ホウレンソウのサラダ

以下同じように解説されていた
・ミズナ ミズナとカリカリじゃこのサラダ、水菜パスタ
葉ネギ 納豆と葉ネギの卵焼き、あらゆる料理の添え物として
ミニニンジン レモンハニーグラッセ、ミニニンジンのピクルス
・コカブ コカブのゆず漬け、コカブのやわらかスープ
ミニダイコン 腐葉土の袋で育てていた。大根ステーキ、ミニダイコンスティック
ラディッシュ ラディッシュのピクルス、ラディッシュのサラダ
インゲン インゲンのチリマヨ和え、インゲンのきんぴら

コンパニオンプランツとは、一緒に育てるとお互いの成長を促したり、病気にかかりにくくしたり、害虫を遠ざけるなどプラスの効果をもたらすもの。
オレガノは、キュウリ、カボチャ、メロンと一緒にうえると風味がよくなるなど。

★ベランダ野菜を育てよう 中級
芽キャベツ
 高温多湿の場所ではうまく結球しない。
 タネまき→発芽→間引き→定植→定植&増し土→葉かき→下芽かき→収穫
レシピ 芽キャベツのアンチョビバター炒め、芽キャベツのフリット

茎ブロッコリー
 冬以外は害虫が多いので、夏まきにして冬収穫が無難。
 タネまき→発芽→定植→摘芯→収穫
レシピ スティック春巻き、塩ゆでサラダ

ミニカリフラワー
 小さい方が組織がギュッと凝縮されておいしい、食感もよい。
 タネまき→発芽→防除、遮光→定植→軟白栽培→収穫
レシピ ミニカリフラワーの蒸しサラダ、ミニカリフラワーのグラタン

以下同じように解説があった
・ミニタマネギ ミニタマネギのロースト、ミニタマネギのピクルス
・キュウリ いろいろ野菜の漬け物、キュウリの胡麻酢がけ
・スナックエンドウ スナックエンドウのココット、スナックエンドウ炒め

病気や害虫にまけないためには、丈夫な株を育てる。日当たりや水捌けを十分に、風通しをよく。虫が発生したら手でとるか割り箸でつまんで捨てる。葉の裏まで水をかけるように洗うなどする。病気になってしまったら薬剤散布するのも仕方がないが、有機栽培で使用が認められた薬剤もあるので検討してみて。

★ベランダ野菜を育てよう 上級
・ソラマメ
 早くにまいて苗がおおきくなりすぎると寒さに耐えられないので注意。収穫してすぐがおいしい。発芽失敗率が高いので苗を使ってもよいかも。
 タネまき→発芽→摘芯→整枝→増し土→追肥→収穫
レシピ クスクスピラフ、ゆでてそのまま

以下おなじように解説があった
・ゴーヤ ゴーヤチヂミ、ゴーヤチャンプルー
・ミニトマト ドライトマト、そのままサラダ

ベランダ野菜Q&A
タネをまくじきは特に重要。発芽温度、育成温度をおさえて季節を考えてまく。
栽培難度が低いのは葉物、次は根菜、最後に果菜
同じ場所で同じ野菜を続けて作らない方がいい。虫が発生しやすい、養分が足りないなどの連作障害がおきる
土は1年間何度でも使える。リサイクルは5日ほど大量の水をかけて不要なものを洗い流し、適度に乾いたら腐葉土を3割まで、苦土石灰を適量とバイオエースなどの土によい作用をする菌のはいった資材をまぜる。植え付け前に肥料を。

用語集


初めてでもカンタン、すぐおいしい! ベランダ野菜 育て方&料理レシピ (エコ楽シリーズ)

初めてでもカンタン、すぐおいしい! ベランダ野菜 育て方&料理レシピ (エコ楽シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2009/02/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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