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ちびまる子ちゃんの敬語教室―あなたも今日から会話の達人! (満点ゲットシリーズ) [雑学]

ちびまる子ちゃんと仲間たちが、敬語の勉強をするよ。
教えてくれるのは戸川先生と、おばあちゃん。花輪くんちのじいや

敬語は大人へのパスポートだって。

敬語を使う場面。
・年齢や地位の高い人に使う。
・初対面の人に使う。
・親しい人でも会議や公式の場では使う。
敬語を使うと、どんな人とでも会話ができる。
相手を気遣って、お互い気持ちよく話がしたいというときに使う。

敬語の種類
・尊敬語・・・相手の「すること」「持ち物」などを高めて表す言い方。目の前の人でなく、会話にでてくる人に使うこともある。
・謙譲語・・・自分の行動や持ち物を低めることによって相手を高めたり、敬意を表したりする。
・丁寧語・・・どちらも高めたり低めたりするのではなく、話し手が利き手にむかって丁寧にいうもの。
尊敬語や謙譲語を使うときには、ふつう最後に丁寧語をつけてバランスをとる。
あと、「身内を高めない」が敬語の約束。


★尊敬語
尊敬語にするやり方
1「れる・られる」をつける(一番程度が軽い)
2「お(ご)~になる」「~なさる」の形にする
3「いらっしゃる」「召し上がる」などの尊敬語専用の言い方をする。

尊敬語一つに半ページで、平文から敬語にする方法と、解説、ワンポイント。4コマ漫画がのっている。

例 れる・られる
敬語にすると
 先生が本を読む→先生が本を読まれる
 すぐに帰るそうだ→すぐに帰られるそうだ
解説
 尊敬語をつくるいちばん簡単な方法だが、程度はあまり高くない。
 来られる、見られるは、来ることができる、よその人からみられると誤解されることも、「いらっしゃる」「ご覧になる」といった尊敬語専用の言葉を使いこなそう。
コラム
 話し言葉の場合、丁寧語を一緒に使う。書く→書かれる→書かれます

これと同じ形式で
・いらっしゃる・・・3通りの意味がある、自宅に居るなど、私の家に来る、出張に行く
・~ていらっしゃる・・・もしもしのあとに、「~ですか」の意味で使うことがある
・おいで(行く・来る・いる)・・・出るときは使えません
・見える(来る)・・・「見える」より程度が高い。お若くお見えですねえなら、見た感じが若いになる。
・お越し(行く・来る)・・・わざわざ足を運んでくれたお客さんに使う。「いる」の意味はない
・おっしゃる(言う)・・・おっしゃるだけで尊敬なので、それ以上られるをつけない。名前+とおっしゃるで使うこともある
・ご覧になる・・・「見る」を高めた表現、自分の持ち物を見せるとき「御覧に入れる」というのは謙譲語
・召す(着る)・・・「お~なる」と一緒に使う場合も。
・お気に召す(気に入る)・・・相手が気に入ることを敬ういいかた。「花を召しませ」は買うの意味。
・召しあがる(食べる)・・・お召し上がりになるは最近使う人が増えた。薬だけは使わない。
・お亡くなりになる(死ぬ)・・・故人を敬うきもちをこめて使う。自分の家族は亡くなるという。
・お~になる・・・読む、出かける、始めるといった訓読みの語をはさんで、動作をした人を敬う。
・ご~になる・・・・利用・出席・乗車といった音読みの語の場合に使う。当てはまらないものもある。
・お(ご)~になれる(~することができる)・・・可能の意味。
・ご存じ(知っている)・・・相手やよその人が知っていることを敬った言い方。
・される(する)・・・「する」に尊敬の意味をあらわす「れる」がついた言い方。
・くださる(くれる・あたえる)・・・高いところから低いところへ物を映す意味からうまれた。
・~てくださる(~てくれる)・・・自分に対して何かをしてくれる人の動作を敬う気持ち
・お(ご)~くださる(~てくれる)・・・「~てくださる」より程度が高い。
・なさる(する)・・・する(行う)の意味の「される」より程度の高い尊敬語。
・ご(お)~なさる(する)
・お(ご)~です(~ている)・・・なにかをしている人をうやまった表現。何をお探しですか?

コラム
日本語では、人に向かって直接何をしたいか聞くのは失礼になるので「召し上がりたいですか?」は、そうしたいならそうしてやろうみたいで失礼。「召し上がりませんか?」「お召し上がりください」「先生もいかがですか」などと言いましょう。

敬語新聞とチャート腕試しクイズ。


★謙譲語
専用の言い方、言う→申し上げる、食べる→いただく
専用の言い方がないものは、お(ご)~する、お(ご)~いたす、などの形にする。
謙譲語には、○○に、○○をに当たる人や関係するものを高める謙譲語Ⅰと、
聞き手に対してあらたまった気持ちで使うもので、○○を、○○ににあたる人やものを高めない謙譲語Ⅱがある。

謙譲語Ⅰ
・申し上げる(言う・話す)・・・○○に申し上げるの○○は目上の人が入る。妹なら丁重語をつかって「妹にそう申しました」となる。
・うかがう(行く、聞く、たずねる)
・参上(行く・来る)・・・参るは目上の人のところへ行くのでなくても使う。
・存じ上げる(知る)・・・ある人物について知っていることをへりくだって表す言い方
・差し上げる(あたえる・やる)・・・贈る人を低め、贈られる人を高める言い方。身内には使えない。
・いただく(もらう)・・・元は頭に乗せるの意味。身内にはつかえない。
・~ていただく(~てもらう)・・・・先生が私をほめてくださった→尊敬語、私は先生にほめていただいた→謙譲語
・お(ご)~いただく(~てもらう)・・・「~ていただく」よりも謙譲の気持ちを強く表したいときの言い方。
・おいでいただく(来てもらう)・・・来る→おいでいただく、お越しいただく、見る→ご覧いただく
・お~する・・・だれかのために何かするとき、自分の行為をいれて使う。
・ご~する・・・主に漢語で使う
・あがる(訪ねる)・・・ひとの家にいくこと。行く側がへりくだったいいかた。
・お(ご)~願う・・・何かをしてくれるように頼むときの言い方。お願いする方がへりくだっている。
・お目にかかる(会う)・・・お会いするより程度が高い
・お目にかける(見せる)・・・相手の目に届ける、見せる側がへりくだっている。
・ご覧に入れる(見せる)
・お(ご)~できる・・・・私が用意するをへりくだっていうと「私がご用意する」。「用意できる」なら「ご用意できる」
・お(ご)~にあずかる・・・何かをしてもらったことへの感謝の気持ち
・お(ご)~申し上げる・・・お客様にご案内申し上げますなど、○○にに当たらる人を高める。
・お(ご)~たしす(する)・・・「ご報告いたしとおりですが」や「きょうはいかがなさいますか?」など
・たまわる(もらう)・・・目上の人から「もらう」場合の「いただく」よりかしこまった言い方。
・うけたわまる(聞く・引き受ける)・・・「聞く」のへりくだった言い方。
・~(さ)せていただく(~させてもらう)・・・誰かの許しを得て、感謝の気持ちをもってそうさせてもらう意味。
・拝見(見る)・・・他人の持ち物や、かいた絵、撮った写真などをみせてもらうとき
・拝借(借りる)・・・借りる側を低める
・拝察(推察)・・・主に手紙で使う。
・お耳にいれる(しらせる)・・・内緒で知らせること。知らせる側を低めた表現。

謙譲語Ⅱ(かしこまったいいかた)
・申す(言う・話す)・・・私はうそは申しません。
・まいる(行く・来る)・・・すぐにまいります。
・~てまいる(~ていく・~てくる)・・・すぐにお茶を持ってまいります。
・(~て)おる(いる・~している)・・・・日曜は家におります。
・存じる(存ずる)(思う・知る)・・まったく存じませんでした。
・いただく(食べる・飲む)・・・どんなものでもいただきます。
・いたす(する)・・・私がいたします。

身内は高めない。よその人と話すとき、あらたまった場面では父・母・兄・姉・祖父・祖母といった言い方を使う。
ウチの人と直接話すときは尊敬語でも、ソトの人にはウチの人を低める謙譲語を使う。
同じ会社に勤める人は、よその会社からみたらウチ。
社長の家族からの電話なら、ウチの社長でも尊敬語。

敬語新聞、敬語クイズ


★丁寧語
一番おしまいに「です」「ます」をつける。

・あります・・・先ほど電話がありました。
・ございます・・・こちらに空席がございます。
・です・・・まる子は小学生です。
・ます・・・大きな犬が来ます。
・ですが・・・勉強はいやですが、学校は好きです。
・どうぞ・どうか・・・どうぞおいでください。
・あちら・そちら・こちら・・・あちらへ行かれました。
・どなた(だれ)・・・どなたに御用でしょうか?
・いかが・・・いかがいたしましょうか?

コラム・・・敬語は心配りを示す言葉

敬語新聞、敬語クイズ


★あいさつ
・人にあったとき・・・おはようございます。こんばんは。こんにちは。
・はじめてあった人には・・・はじめまして、~と申します、どうぞよろしく
・迷惑をかけてしまったら・・・ごめんなさい、すみませんでした、申し訳ありません。
・食事のときには・・・いただきます、ごちそうさま、召し上がってください。
・お礼をいう・・・ありがとう、すみません、御礼申し上げます(手紙)
・友達の家を訪ねて・・・ごめんください、失礼します、おじゃまします。
・待ち合わせに遅れたら・・・お待ちどうさま、お待たせしました、遅くなりました。
・帰るとき・・・さようなら、失礼します、おいとまします。
・声をかける・・・あのう、失礼ですが、すみません。
・お礼やおわびを言われて・・・いいえ、こちらこそ、とんでもない、どういたしまして。
・頼みごとをするとき・・・おそれいりますが、恐縮ですが、申し訳ありませんが。
・引き受ける・・・かしこりました、承知しました、わかりました。
・断るとき・・・あいにくですが、せっかくですが、申し訳ありませんが。
・久々にあって・・・ご無沙汰しています、お久しぶりです、しばらくでした。
・申し出をする・・・
・よろしかったら、よろしければ、もし、よければ。
・人をねぎらう・・・ご苦労様、おつかれさまでした、おつかれさま。

敬語新聞、敬語クイズ


★敬語いろいろ
お礼の手紙を出す。
ポイントはだれに出すのか、どんな内容なのかでふさわしい言葉遣いと形式を選ぶ。
頭語と結語ではさみ、前文(時候の挨拶、安否など)、本文、末文が入る。最後に日付や宛先、差出人名の後付け。
最後に、人の文章を読むつもりで読み返してみること。
大事なところがぬけおちていないか、相手の気持ちを傷つけてしまう言い方をしていないか確認しよう。

いろいろな手紙の例(形式はなしで時候のあいさつもない)
・転勤していく先生へ
・友達のお姉さんへのお見舞い

案内状やお知らせ、季節の便りのカードの例

はがきのあて名書き
御中は組織につける。

封筒の宛名がき、差出人の名前や住所は裏に。名前は一番低く。

招待状の返事は、出欠に丸だけでなく、御を消して、「させていただきます」をつける。ご住所のご、御芳名を消す。

コラム どうもは省略形。ありがとうや、すみませんをきちんとつけようね。

「お」「ご」のようにいつも他の言葉の上にかぶせて使うものを接頭語という。
やさしくきれいな言い方にしたり、うやまう気持ちを表したりする敬語の帽子。
外来語につけると不自然。「お」で始まる言葉につけるといいにくい、よくない意味「事故」などにはつけない。

尊敬語の「お」と「ご」は相手に関係したことがらにつける。
謙譲語の「お」と「ご」は自分がすることだけど、相手に関係することがらに付ける。
美化語の「お」と「ご」は上品に表現したいときにつける。

他の接頭語
尊敬語の帽子
貴(値打ちがある)・・・貴校、貴社
玉(宝石)・・・玉稿
賢(頭がよい)・・・賢兄
芳(良い香り)・・・ご芳名

謙譲語の帽子
拙(おとっている)・拙宅、拙稿
弊(くたくたになっている)・・・弊社、弊店
寸(ほんの少し)・・・寸志
粗(質がよくない)・・・粗品、粗茶

敬称
~様、~殿(主に役所や学校の書類の書き言葉)、~先生、~さん、~君、~氏

ニセモノ敬語
お弁当の方は温めますか→お弁当は温めますか
など

間違いやすい敬語
お母さんはおられますか?→お母さんはいらっしゃいますか?お母さんはおいでになりますか?
など

コラム 敬語が100点でも心がこもっていないと意味がない。

おさらいクイズ

敬語対照表
普通の言い方ー尊敬語ー謙譲語Ⅰー謙譲語Ⅱ
例 言うーおっしゃる、言われるー申し上げるー申す
など




ちびまる子ちゃんの敬語教室―あなたも今日から会話の達人! (満点ゲットシリーズ)

ちびまる子ちゃんの敬語教室―あなたも今日から会話の達人! (満点ゲットシリーズ)

  • 作者: 関根 健一
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2007/02
  • メディア: 単行本



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