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ケガを防ぐひとりで巻けるテーピング (NHKまる得マガジン) [雑学]

ケガの予防には準備運動や運動後のケアが大切。
テーピングは体に貼って可動域を制限したり、適切な圧迫をくわえることで、
その部分を安定させる、衝撃から守る、不安感をやわらげるといった効果がある。
やみくもに膜と悪影響を及ぼすこともある。
また過信しないことも大事。

テーピングの基礎知識
・コットンテープ(非伸縮)
 基本となるテープで比較的安価。
 伸縮性がなくしっかりした固定感が得られ、水分を含むといくらか伸びるので濡らさないように注意。
 幅はサポートする部位で使い分ける。
 13mm→指
 19mm→指、足裏
 25mm→足裏、かかとなど
 38mm→足首など

・アンダーラップテープ
 皮膚の保護のため最初にまいておく、ごく薄いスポンジ状の伸縮性のある日粘着性のテープ。
 巻くことでテーピングそのものの固定力はやや弱まるが、体毛の多い部分や皮膚のよわいところは使用したほうがいい。

・伸縮テープ(かため)
 伸縮性のあるテープで体の曲面にフィットし、ソフトな固定感と、長時間の安定した効果が得られる。
 主にひざなどの関節の可動範囲が大きい部位に使用。
 幅はサポートする部位の大きさで使い分ける
 25mm→指など
 50mm→ひざ、足首(アキレス腱)など
 75mm→もも、ひざ、足首など

・伸縮テープ(やわらかめ)
 筋肉のサポートに適した、筋肉とほぼ同じ伸縮性のあるテープで、筋肉サポートテープともよばれる。
 キネシオロジーテープ、デニバンライトなどの名称で市販されている。
 本の中でははさみで切るタイプを使用。

用具
・テーピング用はさみ・・先が丸くなっていて皮膚を傷つけにくい
・カッター・・・テープをはずすときに使用。
・ワセリン・・・白色ワセリン、関節の動きの大きいところや、腱がうくところに塗る。テープを外す際にはさみやカッターに塗って切りやすくする。
・絆創膏・・・テープずれを防ぐために使用

扱い方
・まく前の注意
 巻く部位の状態確認。傷があるなら処置してから。
 巻く部位を清潔にして乾燥させる。
 皮膚の弱い部位または摩擦が多い美はアンダーラップテープを巻くか、ガーゼで保護。
 目的と部位にあったテープを選ぶ
・まき方の基本
 テープを持つ手の中指、または人差し指を芯の中にいれ、もう一方の手でテープの先を軽く引っ張る。
 あらかじめテープを適宜(20㎝ぐらい)引き出してから巻き始める。
 巻きながら引き出すと過度の圧迫の原因になる
 しわ・ねじれをつくらず、体の曲面に逆らわずに解説で示した方向にまく。指定がないものはいずれの方向でもよい。
 テープずれを防ぐために、テープ幅の3分の1から2分の1を重ねてまく。
 テープの張力を一定にして、テープのたるみや部分的な過度の圧迫を防ぐ。
・巻いた後の注意
 違和感がある場合はすぐに取り外す
 テーピングした部位、あるいはほかの部位に痛みや違和感がでていないか。
 固定力、制限が適度かどうか。
 締めつけすぎてきつい感じ、過度の圧迫感がないか。
 必要な作業や運動が終わったらすぐにはずす。テーピングのテープは体温で温められて粘着性が増すので。
 保管は高温多湿をさける。

切り方
 ・手で横に裂く
  切りたいところの端を親指の爪先で抑え、もう一方の手ですきまができないように、親指の爪先をくっつけるようにして
  端の糸を一本切るつもりできると残りもさっとれる。
・押し切る
  両手の人差し指と親指でテープの端をもつ、巻いてある部分は利き手で持つ。
  テープをもった利き手の親指でテープの端を下に向かって押し切る。
・はさみで
  切る部分のテープを締め付けすぎない程度に引っ張りながらはさみをいれる。
・幅の調整
  コットンテープは縦横まっすぐに裂き切れるので、幅広のテープを縦に切って目的の幅にすることができる。

基本のまき方
・アンカー
  全体の基準をつくるテープで最初と最後に巻くことが多い。
  巻く範囲の上下または左右のいずれかに巻く。
  基本的には筋肉を緊張させ、硬くした状態で巻く。
  きちんとまかれていないと、あとのテープがゆるんだりずれたりする原因になる。
  部位ごとのアンカー位置の写真がのっていた。
・サポート
 サポートしたい部位に圧迫を加えたり、関節の動きをコントロールするために使用。
 種類は多数あり、部位や目的で使い分ける。
 1 スターアップ
    足関節に巻く縦のサポート、馬具のあぶみのイメージ。関節の動きをより制限したいならテープの本数を増やす。
 2 ホースシュー
    馬蹄という名前のとおり、U字型に巻くテープ。凸凹の多い部分位テープを密着させるのが特徴で、ほかのサポートを安定させる補助的役割もある。
 3 サーキュラー
    サポートしたい部位に、1周ずつ重ねて巻き上げていくサポート。ほかのサポートの安定力を高めたり、皮膚の保護になる。
 4 フィギュアエイト
    8の字の形状を利用し、1本のテープですばやくできるうえ、サポート力を十分。
    効果を発揮させるためには、巻き終わりは必ず巻き始めの位置にテープを戻して重ねること。
 5 Xサポート
   テープを交差させることでより強い支持・補強を行うことができる。
   関節の左右へのぶれを抑える効果もある。
   縦サポートを加えた3本ですることもある。
 6 スパイラル
   らせん状に巻くサポート、ねじれによる負担を減らす効果がある。
 7 水平・縦・斜めのサポート
   部位を圧迫するために用いる。
   筋肉に対して横方向に巻くのが水平サポート、平行に巻くのが縦サポート。
 8 スプリット
   縦サポートの一種で、テープの両端に切れ目をいれたものをスプリットテープと呼ぶ、1本のテープで効果をだせる。
・アンダーラップ
 テープの粘着力から皮膚を保護するため、アンカー、サポートの前に巻く。
 体毛の多いブブや皮膚の弱い部分に使う。
 部位の形状にさからわずに巻くこと。


部位別のテーピング方法

・足首の捻挫を防ぐ1
 足首は構造上、外側にひねりにくく、内側にひねりやすくなっている。外くるぶし側の靭帯を痛める内反捻挫が多いのはそのため。
 サポートするのは外くるぶしの周りの靭帯。
 使用するテープはアンダーラップとコットンテープ38mm
 無理のない姿勢で足首の角度は90度にして行う。
 ・アンダーラップを光沢がでるくらい引っ張りながら巻く
 ・アンカーをアンダーラップの上部にコットンテープを1周させる、ふくらはぎの筋肉の下に、体に沿うよう、先が上向きになるように巻く。締め付けすぎないこと。
 ・アンカーの2本目は1本目のテープの下側に3分の1から2分の1重ねて巻く。
 ・スターアップを扇状に巻く。足関節の外側を補強する目的。1本目はアンカーの内側中央からスタート→踵の中央→くるぶしの上を通り、上のアンカーの外側中央にかかるところで切る。
 ・二本目の巻き始めと巻き終わりは1本目のテープの幅1本分うしろから。踵の位置では1本目に重ねる。
 ・3本目のまき始めと巻き終わりは1本目のテープの幅1本分前から。かかとの位置では1本目に重ねる。
 ・ホースシューで固定力を高める。1本目はテープの上側が外くるぶしの頂点を通る高さに巻く。長さは両端が甲にやっとかかる程度。内側外側どちらからまきはじめてもいい。
 ・ホースシューの2本目、3本目は上側に3分の1から2分の1重ねて巻く、アキレス腱に食い込まないように角度に注意。
 ・サーキュラーでサポートした部分の保持・固定。1本目はテープの下側がくるぶしの頂点を通るように巻く。1周して端を重ね合わせたところで切る。
 ・サーキュラーの2本目、3本目、4本目は上側に3分の1から2分の1重ねて巻く。
 ・フェイギュアエイトを巻く。巻き始めは足の甲の外側、少しでている骨(第五中足骨粗面)にかからない範囲に巻く。
 ・足首に沿わせるように8の字にまいていく。
 ・反対側も道央に、テープが足裏を真横に横切り、足首の前で交差するように巻く。
 ・巻き終わりは巻き始めの位置に戻して少し重ねてテープを切る。
 ・すきまができたら短く切ったテープでhさいでおく。

・足首の捻挫を防ぐ2
 1より簡単位、アンダーラップと伸縮テープを使って。
 スターアップ→フィギュアエイト、アンカー(足首にまく)で完成。

・テープをはがすときには、毛の流れに沿って、皮膚とできるだけ平行におこなう。
・はさみを使うときはワセリンを塗るとスムーズ。足首なら内くるぶし側が切りやすい。
・カッターなら片手でテープの端をもち、カッターを押し切るようにテープと皮膚の間にいれる。


・踵を保護する
 踵の真下を保護する、コットンテープ25mmまたは19mmを使用。
 足首は自然な角度に保つ。
 内くるぶしの下から水平に踵の上部に対しテープが90度になるようにアンカーを巻く。
 アンカーを縦に巻く。外くるぶしの下から内くるぶしの下へ。最初のテープに対して90度になるように。
 足首のアンカーのかかとより水平サポートを重ね巻。
 足裏のアンカーのかかとよりに縦サポートを重ね巻。
 うえ3つを繰り返す。
 先端の部分に斜めにサポートを巻く。
 最初のアンカーに重ねてサポートを巻く。
 ずれないように項に巻く。
 テープずれを防ぐにはワセリンを塗るか絆創膏を並べて貼るとよい。

・足裏を保護する。
 し裏の楯アーチを支え負担を少なくする方法。

・外反母趾の痛みを防ぐ
 親指の足の付け根をサポート

・アキレス腱を保護する
 体勢は足首の捻挫を防ぐ1と同様。

・ふくらはぎの肉離れを防ぐ
 安定したダイヤ椅子に足をかけて、つま先を立てて筋肉を緊張させて行う
 縦にアンカー、Xサポート、水平サポート

・膝を保護する1
 ひざを軽く曲げ、筋肉を適度に緊張させる。
 リラックスさせた状態で巻くと締め付けすぎになる。
 Xサポート、スパイラル、アンカー

・膝を保護する2
 スプリット、サポート、アンカー

・手首を保護する
 締めつけ過ぎを防ぐため、手の指を開き権を緊張させて行う
 手首に巻いて、親指からスプリットで巻いて、手首でアンカー

・突き指を防ぐ
 指のサポートしたい関節を挟んでアンカー、縦にサポート、Xサポート、アンカーに重ねる
 指の可動域を確保したい場合は、サポートした指ととなりの指に間をあけて2・3回まいて間を張り合わせる。
 関節の上に2・3回巻くのが、一番簡単な方法。
 フィギュアエイトで親指付け根の関節の外側を保護する方法。


 

ケガを防ぐひとりで巻けるテーピング (NHKまる得マガジン)

ケガを防ぐひとりで巻けるテーピング (NHKまる得マガジン)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: ムック



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