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だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調 [健康]

著者自身も更年期と思われる症状になったことがあり、そのときは大学病院で
甲状腺機能障害と思われますが、様子をみましょうと診断されたという。

その後症状は落ち着いたが、いま考えると更年期の症状だったのではないかと思い当るという。
更年期の症状は、話すことで気分が落ち着いたり、孤独感が薄れたりするし、

知ることで不安がやわらぐことがある、ぜひ自分だけじゃないんだと、笑いながら思ってほしいそうだ。
体験がギャグでつつんだ漫画になっていて読みやすい。

Part1更年期デビューの実例
・朝起きたいのに、起き上がれない。→子どもが弁当だ、朝飯だと苦情いっている。
・夜眠れない→夫がすやすや寝ているのが憎らしい。
・汗が止まらない→会社の椅子がびっちょり、おもらしみたい・・・
・イライラ大爆発→家事はなにかもかも自分で、みんなお腹がへったとかいってテレビみている
・ネットで調べると、月経前症候群とか自立失調症、不眠症、うつ病とかでてきて不安になる。
・友達相談すると更年期と言われ、全力否定したものの、症状はピタリと当てはまる。→意を決して産婦人科へ

Part2更年期とは?
閉経の前後5ねんずつ約10年間のことをいう。
日本女性の場合、閉経の平均は50歳なので45-55くらい。
月経周期が不規則になる、卵巣機能が減退などでホルモンバランスが崩れて、
さまざまな深い症状があらわれる。日常生活に支障がでるほどだと更年期障害と呼ばれる。
だれにでも症状はある。

女性ホルモンが減っているので視床下部が出すようにいうが、機能が衰えて出ないので、
視床下部がパニックを起こし、自律神経のバランスがくずれるので、ほてりや動悸の深い症状がでる。

まずは、年に一度は検診をうけて婦人科系の病気をチェックすること。
更年期以降は子宮体がんのリスクがアップするので検査しておくと安心、
骨量も減るので早い磁気から骨粗しょう症に注意すること。
毎日の生活に支障があるようなら受診して更年期障害なのか調べましょう。

初診のときは問診からはじまり、必要に応じて内診がある。
1年以上検診をしていないなら、ぜひこの機会にがん検診を。
血液検査でホルモン状態がわかり、尿検査で腎機能や糖尿の有無をチェック。
その他必要に応じて、マンモグラフィーやX線、CT、MRIなどの検査をうける。

更年期障害と診断された場合は低下した女性ホルモンを補うHRTや漢方薬の治療を行う。
更年期の場合婦人科だけで治療できないものや、他の科との連携で治療するものもある。
他の病気の前兆とまちがえている可能性もあるので、ぜひ一度診断してもらって。

うつ病と更年期うつの境界線ははっきりしていないが、とにかく婦人科相談してみることが大事。

HRTはホルモン補充療法で、以前は乳がんや血栓症のリスクが上がるという副作用があったが、
現在は克服されている。いたずらにこわがらないで。
開始する時期は閉経早期が望ましく、中止は医師と相談、服用中は定期的に検査をうける。

たくさんの症状があちこちにでるので、漢方薬での治療も効果的。
漢方薬の処方を決めるときは実証(活動的で太り気味、脈が強く固く充実したお腹)タイプか
虚証(やせがたで、声が小さく、脈がよわく、おなかはやわらかく、便秘傾向)タイプかで分けられる。
どちらでもない時は中間証の可能性がある。
証に応じた漢方薬の表がのっていた。
他の薬と併用できて、証にあわせるとリスクは減るが、ききはじめるまで1-3か月かかることが多いのと、
副作用がまったくないわけでないのを理解しましょう。

男性の更年期は60歳くらいから男性ホルモンの低下でおこり、精神状態(イライラやうつ)、
身体状態(汗や動悸、肩こり)、機能性低下(勃起障害、性欲低下など)で現れる。
精神科でうつの治療をうけても効果がない場合などに疑ってみよう。
男性更年期の検査は泌尿器科でおこなえて、治療はHRT。


Part3更年期チェック
更年期とその他の症状を区別最大のヨウ素は、閉経または月経不順があるかどうか。
それがあったら血液検査のホルモン地で判別する。
しかし、うつと自立神経失調症は更年期障害と重なる症状が多いので連携して治療するのが効果的。
症状から更年期かどうか判断できるチャートつき。
受診の目安をレベル別で表している。
例 顔や上半身がほてる症状
 Q 症状はあるが、がまんできないこともない
  Yesならレベル1 セルフケアで症状緩和。区部の後ろや脇の下を冷やしましょう
  Noならレベル3 婦人科へGo
 Drからの症状の説明。血管を収縮させる機能に影響を及ぼすのでおきる。
 半ページはマンガ。体験談とその対処法。(ちょっと笑えます。)

同様に、
・汗をかきやすい→人によっては衣類がびしょびしょになる
・寝つきが悪い
・夜中に目を覚ます
・興奮しやすく、イライラが激しい。(以前からなら性格です)
・不安感を抱きがち
・ささいなことが気になる
・クヨクヨして憂鬱になりがち
・無気力で疲れやすい
・目が疲れやすい
・ものごとが覚えにくい、忘れっぽい
・胸がどきどきする
・胸がしめつけられるように感じる
・頭がいたい、頭痛がする。前頭葉や後頭葉なら脳神経外科へ。
・首や肩がこる
・背中や腰が痛む
・手足の節々が痛む
・手足が冷える
・手足がしびれる
・最近音に敏感になった


Part4 更年期におこりがちな不調
更年期だと思って「しかたがない」と思っていたら、別の病気のこともあります。
こまめに自分の身体をチェックして、心配なら医師の診断を。
・太る
・むくみ
・ドライマウス
・のどの違和感
・めまい
・手足がこわばる
・かゆみ
・高血圧
・トイレが近い
・においがNG

Part5 更年期のセルフケア
食事は質と量を考えて。基礎代謝は落ちています。カルシウムには骨をつくるだけでなくイライラをおちつかせる効果もある。
イソフラボンは女性ホルモンエストロゲンに似た働きをしてくれる。
オススメレシピとして、紹介されていたもの
鉄なべけんちん汁、
ねばねば豆腐(おくら、なっとう、山芋、めかぶ)、
大根おろし汁(インスタントに大根おろしと、おろししょうがを加える)
お手軽梅ねぎ汁(梅干しと刻み葱、おろししょうがとにんにく、味噌をいれてお湯を注ぐ)
アロマケアとして、症状別のおすすめエッセンシャルオイルがのっていた。
ホットフラッシュや多汗には、サイプレス、クラリセージがおすすめだそうだ。
使い方はホットタオルやクールタオル、入浴剤として使う。
ツボでケアとして手足のツボを紹介していた。
温めてケアとして、足マッサージ、腰マッサージ、巻物、湯たんぽなど。
冷やしケアとして、首を冷やすグッズや、足の裏に例シップをする方法、脇汗ようパットや汗ふきシートの紹介。
サプリケアとして、イソフラボンのサプリメント「イソラコン」、「命の母」、「ルビーナ」などが紹介されていた。
ただし、栄養摂取の基本は食事。


だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調

だって更年期なんだもーん―なんだ、そうだったの?この不調

  • 作者: ほしば あやこ
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/11/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)













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