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ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉 [語学]

丸暗記でなく、ネイティブの感覚で英文法を理解して使いこなすことをめざす本第2弾。完全にチューニングをあわせるのは無理でも、だいたいの感覚をつかんで9割ヒッターをめざせ。

前置詞を理解するには基本的イメージと家族の顔を理解すればよい。
家族の顔がそうであるのように、前置詞一家に家族全員に共通する特徴はないが、基本となる両親の異なった部分が子や孫にうけつがれていると考えて理解する。

前置詞のなかでも特に豊かな意味の広がりをもつものを解説

例 over
overの基本イメージの図とその解説。overは「ある物体の上を通過する」「越える」
Jonn jumped over the puddle.
上を通過から、単に上という意味がでてくる
She is Over thirty.
物体を覆っているイメージもでてくる
Put this blanket over you.

overの子どもたち
1 Let's talk over a cup of coffee.(飲みながら)
コーヒーでも飲みながら話そう。コーヒーを基本物体と考えて上をtalkが覆っているイメージ

2 The game is over. (終わった)
基本イメージの物体を試合と考える

3 The wall fell over. (倒れた)
元のoverの半分のイメージ

4 I often roll over in bed. (くるくる転がる)
元のイメージの倍の動き
Let me look it over first. (よく吟味する)

5 How did I overlook such an obvious defect? (見過ごす)
あからさまな欠陥を見過ごす

6 He oversaw the employees. (監督する)
上から見渡すから監督の意味

7 There's no use crying over spilt milk. (関して)
aboutと違うのは何か出来事があってその結果泣いているイメージがある。

最後に基本イメージと子どもたちのつながりを図式したover一家のつながりの図と、overの感覚に磨きをかけるためのエクササイズ、overを使った気持ちの例文がある。


上の例のように以下の前置詞について解説
through 
基本イメージ・・・通り抜ける、貫く
子ども
 終わって・・・基本イメージの最終ポイントに重点がおかれている。
         I am through with my girlfriend! Let's see it through.(やりとげる)
じゅう・・・はじめからおわりまで
       We partied all through the night.
 通じて・・・基本イメージの先に丸を加え、それを話し相手とみる、すると矢印は通訳
        He spoke through an interpreter.
       現在の状況とみると矢印は原因・理由になる
We made it through your help.

about
基本イメージ・・・「~のまわりに」around とかなり近い。
子ども
 近くに(約・およそ、まさに~しようとしている)・・・He's somewhere about: I'll get hime for you.
 あちこち・・・They walked about the street.
 雰囲気・・・There's something spooky about her.
 ~について・・・This is a book about lions.  

across
基本イメージ・・・何かを横切る
子ども
 横切って・・・I've swum across the Channel.
 反対側・向こう側・・・THere's a bank just across the street.
 じゅう(横切るときあちこちいく)・・・When I was a sudent I hitchhiked across Australia.
 幅・・・The stream is two meters across.
 印象を与える(空間を伝わったのです)・・・She comes across as a really strange person.
 伝える・理解させる(自分の伝えたい内容をacrossさせる)・・・How can I get this point across to them?

at
基本イメージ・・・ある地点、ある時点point
子ども
 ~が得意・・・John is good at chess.
 価格・歳・速さ・・・THis is a bargain at $10.
 めがけて・・・Look at him.
 原因(方向が逆転した)・・・I was shocked at her rudeness.

by
基本イメージ・・・~のそばに
子ども
 そばを・付近を・・・He walked by me. by himself・・・自分の側(だれもいない)
 手段/方法(目標より身近にあるから)・・・They came in by the back door.単位なども方法を表す。
 味方になる・・・He stood by me.
 よって・・・I was attacked by the dog.
 までに(not later than)・・・Be here by seven o'clock. tillとちがってずっといるイメージではない。

for
基本イメージ・・・方向・むかって Is this the train for Kobe?
子ども
 ~のため・とって・・・These flowers are for you.
  (方向は具体的でなく、抽象的でよいので手伝いや意味にも使う)
 目的・・・This is a slecial spoon for serving spaghetti.
  目的が拡張されると「~を得るため、求めて」になる
 賛成・支持・・・Are you for or against the plan?
 原因・理由・・・You can't see the wood for the trees. 木を見て森を見ず。
 範囲・・・He is responsible for quality control. 話題の注目する範囲を限定。

in
基本イメージ・・・(立体的に)何かに囲まれている感じ、内部感覚がある。
子ども
 着ている・・・Noriko is in her pyjamas. 囲まれている感じがすればよい
 一列に・・・They stood in line. フォーメーションのなか
 状況・・・We are in love. 場所に限らない
 未来のIN・・・I will finish it in two months. 一定の幅のある時間の中
 方向~に・・・Tom put it in the box. 内部への方向
 範囲・・・I'm intrested in bioglogy. ある範囲の中
 
with
基本イメージ・・・つながり、あるいは方向
子ども
 ~に対して・・・I am wuite satisfied with that.
 場所的つながり・いっしょ・・・Whill you fo out with me?
 もって・・・I have no money with me.
方法・手段として使うときbyとの違いは、byがHowを問題にするのに対してwithはWhatを問題にすること。
  Nancy killed him with a knife.
Nancy killed hime by stabbing him.
 時のつながり・同時性・・・The ambulance whizzed past with its siren wailing.
 原因・理由・・・He is in bed with flu.

on
基本イメージ・・・線や表面にくっついている・接触している
子ども
 表面・接触・・・A calender is hanging on the wall. 上下は問わない。持っている、身に着ける、印刷もこれ。
 接触・線・・・I was on my way home.
 支え・・・He prayed on his knees. 年金で暮らすとかハエを食べて生きるとか、メディア・小道具にも使う
 方向・・・I put it on the desk. 比ゆ的に使うと、関してとなる、攻撃やプレッシャーが直接及ぶ感じ
 進行中・・・The house is on fire. ついているなども。
 時・・・They play tennis on Sundays.
 
to
基本イメージ・・・方向。forが到達していないのに対して、どこかに至るまでの方向
子ども
 方向・・・Listen me carefully.
  距離は問わないので Apply soap to the flannel.くっつけるでもいい。
  つながりという意味にもなる They danced to the music.
  感情的つながり To my surprise, he died.
  つながりから比較や対立 I prefer skating to skiing.
 到達点・・・He went to a concert.
   知識の到達点(しっているかぎりでは) To the best of my knowledge・・・
到達点から残りの意味 There are only 10 shopping days to Christmas.
   到達点を中心に考えるとtoの方向は「とって」になる It begun to make sense to me.

of
基本イメージ・・・(元の一から)離れてoffと同じ。分離。
子ども
 引き離す・・・She was robbed of her watch.
   原料・性質にも使う
基本イメージ2・・・Vague Relation 漠然とした「関係」
 代表的パターン
  部分 of 全体・・・the edge of the cliff(断崖絶壁の端)
  量 of 何か・・・a lot of
入れ物 of 何か・・・a bag of
関係 of 何か・・・He is the father of Alexander
動詞・・・the discovery of America
of=・・・the art of painting

関して・・・I'm sure of his success. ofをつけると意味がいささか間接的になる。



なわばり
場所を表すin on at
at・・・地点としてしか意識されていない場所 Taro is at the bus stop.
in・・・包まれている感じ・内部感覚 Taro is in the room.
on・・・くっついている接触 Taro is on the road.
例文をあげて解説

時を表すin on at
at・・・点と感じられる場合 at 9
on・・・日に関する場合 on Sunday
in・・・時間幅のある場合 in the evening



核家族
ほぼ基本イメージしか持たない前置詞
above・・・overより単純な上、地位、重要度、気温・歳など、容疑がかかっている=above suspicion 反対語はbelow

after・・・基本イメージは後に続く(follow) 5分後に会おう=See you in 5 minutes. followしていないから。

against・・・「~に対して」向かう力と反発する力を感じさせる

along・・・細くて長い。river, road ,lineなどをイメージさせる。縦方向に沿ってのイメージ。同伴のイメージ

amang・・・betweenとの違いは一つ一つが明確に意識されていないこと。

before・・・「~の前」だが場所ならin front of が普通。

beyond・・・「~の向こう側」または「ある範囲や境界を越えて」

during・・・期間を表す語句を伴って「~の間に」forがどのくらいの期間続いたかに力点があるのに対し、duringはいつ起こったのかに力点があり、ずっとおこっていなくてもいいし、期間内で1度でもよい。

form・・・出発点、そこから離れていくイメージ

into・・・「~の中へ」の動きを表す

(a)round・・・周りをぐるっととりかこんだり、そういう動きをするイメージ、aboutにそっくり

under・・・overの反対語。下のイメージ

within・・・inに近いが明確に境界を感じる。場所・時の範囲とともに内面におこる感情をあらわすことがある。

without・・・withの否定。
 I'd love to go to the movies with you. 是非一緒にいきたい
 I'm very busy now, so just go without me. おいていってくれ
 仮定法で使われることもある
 I don't know how we would habe managed without your help.


ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉

  • 作者: 大西 泰斗
  • 出版社/メーカー: 研究社出版
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: 単行本



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