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ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく [語学]

暗記・忍耐・時間を必要としない英文法の本。
英語のネイティブ・スピーカーの中にある自然で単純な文法の解説。

ネイティブ・スピーカーが学校で教えるような文法を覚えて言葉をしゃべっているはずがない。
文法とは本来だれでも無意識のうちにマスターすることができる自然で単純なもの。
解説のあと問題文がのっていて、感覚がわかったかテストができる。

・ものの表し方を学ぼう(名詞)
1theとa
究極的な互換は微妙で難しいが、9割がた正しく使うことは可能。

theの意味・・・ただ一つ(複数のときはただ1つのグループ)に決まる。
 文脈からただ1つに決まる I met a boy yesterday, The boy ・・・・
 連想が働いてただ1つに決まる場合
 It's incredible! I've just seen a patrol car, anda the driver was driving drunk.
その場の状況からただ1つに決まる場合 Bring me the bucket.
常識的にただ1つに決まる場合 The sun is round.
共通の知識から1つに決まる場合 Where is Mary? She hasa gone to the shop, as usual.

aの意味はたくさんのなかの一つ。

2数えられるものと数えられないもの

可算名詞になるもの・・・まとまりをもち、具体性のあるもの。
  同じloveでも、一般的な愛は数えられない、Love is blind.
具体的な愛は数えられる。 A love like this can rarely be found nowadays.

3anyの意味
anyの意味・・・選択の任意戦(どれをとっても・・・)
 Choose any cake. どのケーキでもいいからとりなさい。


・否定文を学ぼう

notを解釈するときには否定する範囲に注意。
 You must not step onto the grass. 芝生に入らないようにしなければならない
You may not step onto the grass.  芝生に入ってよいわけではない。
notはほとんどの場合その右側を否定する。


・「~される」という形を学ぼう(受動態)
受動態の一番のポイントは受動態を使いすぎないこと。能動態でいいところを受動態にしない。

受動態の作り方
主語+beあるいはget+過去分詞+(by・・・)

受動態は特別な形で、使うときにはそれなりの理由がある。
1話の流れの中で行為を受けた人を目立たせる必要がある
Out of over 50 applicants, Mieko was offered the job.
2頭でっかちな文を避けるため
 Everyone was shocked by Ken and Mariko's decison to cancel their wedding.
3文に客観性をもたせるため
It has been clearly shown that drinking and driving is a deadly combination.
4「誰が」その行為を行ったのか知らない・述べる必要がない、述べたくない場合。
These pyramids were built in ancient times.

受動態の多くはbyを用いない方が多い。
また、あまりにも誰がの繰り返しになるとき使われたりする。

getを使った受動態はbeより意味が特殊化していて、「~された(出来事)」だけを表す。beは状態も出来事も表現できる。
He got arrested for driving drunk yesterday.
出来事の中でも予期せぬ突然の出来事に使われる。


・時の表し方を学ぼう(時制)
時制の3パターン
1時制のある形(現在時制、過去時制)
2時制のない形
3仮定法

1時制のある形の意味
時制のある形はある時点で起こった事実を述べている。(事実)
That he owns a handgun is illegal in Tngland.

2時制のない形の意味
特定の事実でなく一般的な内容(非事実)
For people to own handguns is illegal in England.

3仮定法
事実に反した仮定的世界を述べる(反事実)
If I had wings, I would fly to you.

命令文が原形なのは非事実だから。
願望・ 提案・要求・当然を表す動詞(demanded requested orderded)に後続するthat節には原形動詞を用いるというのは、それが非事実だから。


未来を表す条件
英語には未来時制は存在しない。
willはあくまで助動詞表現。ないからwillやbe going to を使って時制を表そうとしている。
willの表す未来・・・推測と意志
It will rain tomorrow. All right, I'll do so.

be going to の表す未来・・・未来の出来事を引き起こす要因が現在すでにあるとき
He is going to invite Joe to dinner. すでにジョーを夕食に招待すると決めている。

be ~ing(進行形)の表す未来・・・予定・計画
Izumi is getting married next summer.
進行形を使うとき、ネイティブは必ずある時点を頭において、その時点では「~している途中である」という意味で使う。

現在形の表す未来・・・確実な未来
Tomorrow is Saturday.

現在時制の使い方
1現在時を含む一定期間成り立つ状態
I live in Ibaraki.
2現在時を含んでくりかえし成り立つ出来事(習慣)
I walk to school.
3現在時のみについて成り立つ出来事(スポーツの中継など)

仮定法・・・事実と反対のこと、あるいは可能性が低いことを表す。
仮定法をつくるときには通常の時制をバックシフトする。
バックシフトの例
I study English.
I studied English.
I had studied English.
普通の文・・・If you are willing to help your wife, you will make her happy.
バックシフトさせて仮定法にすると・・・If you were willing to help your wife, you would make her happy 意味は現実にはそうしなかったけど、もし手伝っていたらとなる。

if節のない仮定法
 Given more time, I might have succeeded.

時制の一致・・・主文が過去のとき従属分の時制を一つバックシフトする。特別な事情がない場合時制の一致は無意識に行われる。
John said ,"I am happy."→John said that he was happy.
時制の一致の例外は現在もなりたっていることを意識している場合は時制の一致をかけないということ。
Jane said that her ex-husband has beautiful teeth.
現在も美しい歯をしていることがわかっているということは、今も元夫に会っているということ。

時制のズレ・・・話し手が自分で現在だと思っている時点が現在だから、現在時制が過去の出来事を表したりする。


・進行形と完了形を学ぼう(相)
時を表す仕組みは時制の他に進行形と完了形

進行形の基本・・・比較的短い期間に起こった出来事を述べ、その出来事が終わっていない
He is drinking a bottle of beer.

進行形の原則は出来事を述べるので、状態を表すhave own beは使えない。
出来事性が低いときにも使えない。
間違った例 He was hearing a song. 正しい例 He was listening to song.
感覚がむこうからやってくるといった出来事性が低いものは進行形にそぐわない
間違った例 I was smelling gas in the kitchen. 正しい例 I was smelling the flowers.

完了形
完了形の作り方・・・have+過去分詞

現在完了の意味・・・現在完了を使うとき(過去のことを述べていても)話し手は現在に焦点を合わせている。
過去の出来事を取り出しながら現在について語っている。過去の出来事と現在に何らかの密接な関係が必要。過去形を使った場合より身近さがでる。
Have you heard from George? ジョージから音沙汰ある?
Have you seen my children aroung here? この辺で私の子ども見なかった?
現在とのかかわりは話された状況や内容で判断するしかないが、語句もヒントになる。
since for なら今も続いている
never ever 経験
already yet 完了したんだな


・見えない語の見方を学ぼう(wh-疑問文と関係詞)
疑問詞と関係詞が同じなのは偶然ではない、機能が同じなのだ。
wh-後は後続の文の見えない要素の代わりをする。
What te majority of people choose to do ○ is not always the right thing to do.
○の部分が見えない要素。
wh-語の解釈の原理・・・接続する文の見えない要素の位置で解釈する。


ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく

ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく

  • 作者: 大西 泰斗
  • 出版社/メーカー: 研究社出版
  • 発売日: 1995/02
  • メディア: 単行本



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