SSブログ
[PR]本のベストセラー

フランス女性は太らない [健康]

著者はアメリカ人と結婚したフランス人の女性。
フランス東部の小さな町で生まれ育ち、18歳で交換留学生としてアメリカに暮らし10キロ太ったことがある。帰国後医師のサポートでダイエットに成功。ソルボンヌ大学で学んだあと、アメリカで国連の通訳として働く。ワイン(シャンパン)の会社ヴーヴ・クリコの現地で最初の社員になり、その後現在はCEOを務める。仕事のほうもアメリカにおけるシャンパンのシェアを1%から21%に増やしたという人。年間300回の外食をこなしながら体形も維持するには、フランス女性の身に着けている知恵を使えばよいという。

著者からみるアメリカ人の女性がやっているダイエットは、ピューリタン的な快楽を拒絶したものに映るらしい。食べることを罪悪とみなし、罪を償うためにワークアウトに精をだす。それでは人生を楽しめないし、長い間体形をコントロールすることは不可能。

まず、3週間たべたものを記録して、敵を見極める。喜びを伴わないものを食べていないだろうか?
もし、喜びをもたらしているものが敵なら量を減らすようにしてみよう。食べ物がおいしいのは最初の一口二口で、のこりは惰性で食べているに過ぎない。

3か月かけて、体質を改善する。週末リセットのポロねぎのスープ(これだけを2日間食べ、最後に肉または魚を少したべる)が紹介されていた。
毎日ヨーグルトを食べることと、手作りヨーグルトの作り方もあった。
あと、水は一生を通してもっと飲むべきと強調していた。
もちろん、新鮮な果物と野菜の量をふやすように心がける。

食べることは喜びであると認める。ただし、喜びを最大にするのは量ではない。逆に質がともなわなければ、量を求めることになる。
おいしいものを最高においしく食べることに集中する。
新鮮な材料をもとめて自分で調理するのは、最高においしいものを食べる方法である。最高の材料なら調理はシンプルでよい。盛り付けにも注意を払い、五感をフルに使って心から味わう。
そうすれば少量で満足できて、量は必要ない。満腹ではなく満足とともに席をたつよう心掛ける。マンネリは量に走るもとである。ハーブやスパイスの力を借りて工夫しよう。

回り道を許そう。何かカロリーの高いものを食べてしまったら、そのあとで軽いもので調整する。
ただし、楽しみが先で調整はあと。

ワインは1・2杯なら健康維持にも役立つすぐれもの。堅苦しく考えず取り入れよう。もちろん量をすごしてはいけない。
空腹を許してはいけない。空腹に耐えなければと思うのは間違い。
つねに空腹に備えてなにかもっていよう。著者がもっていたのは小魚とピーナッツの小袋だそう。

チョコレートもパンも「敵」ではなく、喜びである。
カカオより砂糖の多い粗悪品や、添加物だらけのものを避け、おいしいものを選べば少量で満足できて体形にもさしさわらない。フランス女性はチョコレートとバケットが大好きだが、おいしく食べること、量を越してしまったら調整することを知っているので太らない。

運動はふだんのこころがけでやろう。
毎日なるべく機会をみつけて歩く。1日20分が目標。あと階段を上る。著者がやっていたのはこれだけ。
40代以降は筋肉がへるので、腹筋などをしたそうな。
もっとやるなら、スイミングかヨガがおすすめだそう。

ビジネスやパーティで飲食するとき、周りをしらけさせずに節制するために、デザートを頼んでも、1-2口でこっそり残す方法や、食事中に飲んだふりで、ワインの総量を1杯に抑える方法などが紹介されていた。

喜びを最大にして、カロリーをコントロールして、必要な栄養をとるためのメニューのいろいろ
フランスの家庭料理は意外とスープとパンとサラダみたいなパターンも多いらしい。ごちそうは一日に1回主に昼食にボリュームをだしていたそうな。

著者の母親は料理上手なひとだったらしく、子供のころの食べ物の思い出などはかたられていた。印象的だったのは果物。イチゴや梨を加工したデザートなどよく食べたらしい。
一方チョコレートパンとスープの夕食などもでてくる。やはりメリハリが大切らしい。


フランス女性は太らない

フランス女性は太らない

  • 作者: ミレイユ・ジュリアーノ
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

[PR]Kindle ストア ベストセラー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。