子供が勉強にハマる脳の作り方~「脳科学」と「臨床心理学」が合体!「天才脳」ができる46のレッスン~ [子育て]
著者は多チャンネル近赤外線分光法でいろいろなことをしているときの脳の働きを調べている人。
パチンコ大好きな人がパチンコしているときとか、ファッション大好きなおねーさんが買い物してるときとか。
子どもはたまたま目の前にいる人、通りすがりの人と思おう。そうだったらその人に「勉強しなさい」といわれてやる気になるわけはない。まして、生物は親元を離れるために大きくなったら親がきらいになるもの。嫌いな相手に「勉強しろ」なんて言われてやる気がでるわけない。子どもがこちらの話を聞きたいと思うまで、褒めて待つが基本。
子どものやる気を人格から切り離そう。そのため脳の仕組みをしりましょう。
快感を生み出す脳内物質はドーパミンとセロトニン。
パチンコが好きな人が、「パチンコに行こう」と思うとドーパミンがでる。わくわくドキドキして、そのためになら仕事がんばったりできる。そしてパチンコ店に入るとセロトニンがでる。安心して居心地がよくなり、何時間でもあたりをまって座っていることができる。
というわけで、この脳の仕組みを勉強にあてはめればよい。
子どもをよく観察して、勉強らしきことをしているときでドーパミンがでていると思われる時と
勉強らしきことをしているときでセロトニンがでていると思われる時を思い出してみよう。
基本的には褒めると快感がでるわけなので、勉強らしきものをしたとき、褒めるのが基本になる。
比べるのは昔の子供なので、少しでも勉強らしいことができたら褒める。
そして脳というのは保続性があるので、テレビやケータイの後、すぐには切り替わらない。このために勉強にはまる儀式を作っておく。聖域を作っておくというのが有効。
子供が勉強を始めたら親もテレビを消して本をよんだり学習したりするのが有効。ミラーニューロンの効果。
男の子
お母さんの顔色は読めなくても、集中する力は強い男の子。動くものに気を取られやすい傾向があるので、環境はあくまで学習するだけのシンプルなものにする。好きな教科から攻略して、褒めて苦手科目もやらせる。
女の子
共感脳で、ながら勉強もできるが、最近の研究ではあまり成果が上がっていないこともあるとわかっている。ご注意を。
子どもの脳の癖をチェック
気質・・・生まれながらのもの
性格・・・後天的なもの
現代の自由な社会では気質ベースで考えたほうがいい。
A・・チャレンジ精神旺盛で飽きっぽい「新奇探索タイプ」
スタートダッシュが肝心。そしてゴールを設定してあげること
B・・心配性の「損害回避」タイプ
習慣的な勉強を繰り返すのが得意、急な予定があっても対応できるようスケジュールに余裕をもたせるようにする。あわてたときには少し休養したほうが効果的
C・・負けず嫌いの完璧主義「固執傾向タイプ」
理想の自分とのギャップが大きく自己評価が低い。今日勉強できたところに丸をするなど、一つ一つ確実に勉強するのを好む
ワーキングメモリ
言葉を覚える、計算をする、言葉を思い出す。
こんなことができるのはワーキングメモリのおかげで、勉強もコミュニケーションもこれを使っている。
学校は最高のワーキングメモリ養成所。子供が楽しくいけるようにサポートしよう。子どもにニコニコして質問しよう。
そうすることで子供の人とニコニコ話せるようになる。
知・情・意がそろって本物の学力になる。
脳のなかで集中力の維持にかかわるのは前頭葉。
ここは中学から高校にかけて再発達する。
有効なのは起きて15分の行動。朝日を浴びて軽く体を動かし、顔をあらったら鏡を使って笑顔をつくり顔の筋トレをする。そうしてホルモンの分泌をよくする。
集中力をたかめる食事は「まごわやさしい」・・・豆、ごま、わかめ(海藻)、野菜、魚、しいたけ(きのこ)、イモ
眼球運動も集中力を高めるのにいい。
あるいは集中の儀式をつくる、集中できる暗示語をつくる
家なら場所を聖域にするなど
15分勉強法
集中力が持続するのは10-15分といわれている。これを利用
最初15分はウォームアップ、集中の儀式やその日の学校の復習など
60-90分勉強
15分は明日の予定を立てる。明日もがんばろうと前むきな気持ちになる。
集中力から考えるとあまり長時間勉強しても時間の無駄。
それでも集中できない時に行う、タッピング(ふとももに手をのせて深呼吸しながらリズミカルにたたく)などを行う。
また集中にはリズムがあるので、いつどんなときに子供が集中しているか観察してリズムにあわせること。
やる気をだすには
実力より少し上をねらうこと。
人間はもともと3日坊主。三日も続いたら褒めてあげよう。あまり面白そうじゃないけど、やってみたら案外おもしろかった体験はこどもに貴重。
苦手教科克服は、教科を細かく見て好きなところを探すこと。そしてスキスキ回路をまわしていくことで苦手を克服する。
記憶
音と視覚で覚える。その方がワーキングメモリに負荷がかかって覚えやすい。
エピソード記憶や自分が主人公の記憶も同じ。ワーキングメモリへの負荷があるほうが覚えやすい。
記憶ブランチ
ブランチは3が覚えやすい、バラバラでは覚えられないことも構造をもつといっぱい記憶できるのが人間。
例えば
大化の改新(年号、人物、内容) 人物(中大兄皇子、中臣鎌足、蘇我氏)
記憶は薄れていくもの。
子どもの忘れパターンチェック方法
Aそもそも「入れる」ことが苦手、中間記憶が消えかけている9時間半後に繰り返すとよい
B覚えたことを保持するのが苦手、記憶がうすれる、3日後、1か月後を目安になるべく簡単に復習する
C覚えたことを引き出すのが苦手、予習は必ず前日に。こまめに思い出す、授業で先生のいうことに「うんうん」とうなずくなど
基本は繰り返し。隙間じかんをみつけて繰り返す習慣をつける。
脳は感動なしの記憶が苦手。
視覚や音声で感動できる記憶をつくる。美しいノートでわかりやすくまとめようとする。これらは記憶の定着に役立つ。
そしてよく寝ること。
こどもによいゴールを与える
親は子供にゴールネゴシエーションをしよう。そのとき、具体的に肯定的にゴールを子どもに考えさせること。押し付けないこと。そのゴールを達成したらどんないいことがあるか(遠いゴール)を意識させることが大切。
そうすることで、習慣化せず、もっと上のレベルをめざせる。
なによりも、親が勉強を楽しいと思うことが一番大切。
もっと勉強しておけばでなく、もっと勉強を楽しんでおけばよかったとガチで思ってくださいとのことです。
パチンコ大好きな人がパチンコしているときとか、ファッション大好きなおねーさんが買い物してるときとか。
子どもはたまたま目の前にいる人、通りすがりの人と思おう。そうだったらその人に「勉強しなさい」といわれてやる気になるわけはない。まして、生物は親元を離れるために大きくなったら親がきらいになるもの。嫌いな相手に「勉強しろ」なんて言われてやる気がでるわけない。子どもがこちらの話を聞きたいと思うまで、褒めて待つが基本。
子どものやる気を人格から切り離そう。そのため脳の仕組みをしりましょう。
快感を生み出す脳内物質はドーパミンとセロトニン。
パチンコが好きな人が、「パチンコに行こう」と思うとドーパミンがでる。わくわくドキドキして、そのためになら仕事がんばったりできる。そしてパチンコ店に入るとセロトニンがでる。安心して居心地がよくなり、何時間でもあたりをまって座っていることができる。
というわけで、この脳の仕組みを勉強にあてはめればよい。
子どもをよく観察して、勉強らしきことをしているときでドーパミンがでていると思われる時と
勉強らしきことをしているときでセロトニンがでていると思われる時を思い出してみよう。
基本的には褒めると快感がでるわけなので、勉強らしきものをしたとき、褒めるのが基本になる。
比べるのは昔の子供なので、少しでも勉強らしいことができたら褒める。
そして脳というのは保続性があるので、テレビやケータイの後、すぐには切り替わらない。このために勉強にはまる儀式を作っておく。聖域を作っておくというのが有効。
子供が勉強を始めたら親もテレビを消して本をよんだり学習したりするのが有効。ミラーニューロンの効果。
男の子
お母さんの顔色は読めなくても、集中する力は強い男の子。動くものに気を取られやすい傾向があるので、環境はあくまで学習するだけのシンプルなものにする。好きな教科から攻略して、褒めて苦手科目もやらせる。
女の子
共感脳で、ながら勉強もできるが、最近の研究ではあまり成果が上がっていないこともあるとわかっている。ご注意を。
子どもの脳の癖をチェック
気質・・・生まれながらのもの
性格・・・後天的なもの
現代の自由な社会では気質ベースで考えたほうがいい。
A・・チャレンジ精神旺盛で飽きっぽい「新奇探索タイプ」
スタートダッシュが肝心。そしてゴールを設定してあげること
B・・心配性の「損害回避」タイプ
習慣的な勉強を繰り返すのが得意、急な予定があっても対応できるようスケジュールに余裕をもたせるようにする。あわてたときには少し休養したほうが効果的
C・・負けず嫌いの完璧主義「固執傾向タイプ」
理想の自分とのギャップが大きく自己評価が低い。今日勉強できたところに丸をするなど、一つ一つ確実に勉強するのを好む
ワーキングメモリ
言葉を覚える、計算をする、言葉を思い出す。
こんなことができるのはワーキングメモリのおかげで、勉強もコミュニケーションもこれを使っている。
学校は最高のワーキングメモリ養成所。子供が楽しくいけるようにサポートしよう。子どもにニコニコして質問しよう。
そうすることで子供の人とニコニコ話せるようになる。
知・情・意がそろって本物の学力になる。
脳のなかで集中力の維持にかかわるのは前頭葉。
ここは中学から高校にかけて再発達する。
有効なのは起きて15分の行動。朝日を浴びて軽く体を動かし、顔をあらったら鏡を使って笑顔をつくり顔の筋トレをする。そうしてホルモンの分泌をよくする。
集中力をたかめる食事は「まごわやさしい」・・・豆、ごま、わかめ(海藻)、野菜、魚、しいたけ(きのこ)、イモ
眼球運動も集中力を高めるのにいい。
あるいは集中の儀式をつくる、集中できる暗示語をつくる
家なら場所を聖域にするなど
15分勉強法
集中力が持続するのは10-15分といわれている。これを利用
最初15分はウォームアップ、集中の儀式やその日の学校の復習など
60-90分勉強
15分は明日の予定を立てる。明日もがんばろうと前むきな気持ちになる。
集中力から考えるとあまり長時間勉強しても時間の無駄。
それでも集中できない時に行う、タッピング(ふとももに手をのせて深呼吸しながらリズミカルにたたく)などを行う。
また集中にはリズムがあるので、いつどんなときに子供が集中しているか観察してリズムにあわせること。
やる気をだすには
実力より少し上をねらうこと。
人間はもともと3日坊主。三日も続いたら褒めてあげよう。あまり面白そうじゃないけど、やってみたら案外おもしろかった体験はこどもに貴重。
苦手教科克服は、教科を細かく見て好きなところを探すこと。そしてスキスキ回路をまわしていくことで苦手を克服する。
記憶
音と視覚で覚える。その方がワーキングメモリに負荷がかかって覚えやすい。
エピソード記憶や自分が主人公の記憶も同じ。ワーキングメモリへの負荷があるほうが覚えやすい。
記憶ブランチ
ブランチは3が覚えやすい、バラバラでは覚えられないことも構造をもつといっぱい記憶できるのが人間。
例えば
大化の改新(年号、人物、内容) 人物(中大兄皇子、中臣鎌足、蘇我氏)
記憶は薄れていくもの。
子どもの忘れパターンチェック方法
Aそもそも「入れる」ことが苦手、中間記憶が消えかけている9時間半後に繰り返すとよい
B覚えたことを保持するのが苦手、記憶がうすれる、3日後、1か月後を目安になるべく簡単に復習する
C覚えたことを引き出すのが苦手、予習は必ず前日に。こまめに思い出す、授業で先生のいうことに「うんうん」とうなずくなど
基本は繰り返し。隙間じかんをみつけて繰り返す習慣をつける。
脳は感動なしの記憶が苦手。
視覚や音声で感動できる記憶をつくる。美しいノートでわかりやすくまとめようとする。これらは記憶の定着に役立つ。
そしてよく寝ること。
こどもによいゴールを与える
親は子供にゴールネゴシエーションをしよう。そのとき、具体的に肯定的にゴールを子どもに考えさせること。押し付けないこと。そのゴールを達成したらどんないいことがあるか(遠いゴール)を意識させることが大切。
そうすることで、習慣化せず、もっと上のレベルをめざせる。
なによりも、親が勉強を楽しいと思うことが一番大切。
もっと勉強しておけばでなく、もっと勉強を楽しんでおけばよかったとガチで思ってくださいとのことです。
子供が勉強にハマる脳の作り方~「脳科学」と「臨床心理学」が合体!「天才脳」ができる46のレッスン~
- 作者: 篠原菊紀
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
2011-08-12 16:19
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