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ゼロの焦点 [小説]

昭和33年、新婚の妻禎子は結婚して1週間で夫が失踪するという事態に遭遇する。
夫の鵜原憲一は広告代理店の取次業をしており、北陸地方の主任で金沢に20日、東京に10日という生活をおくっていたが、東京に戻り禎子と暮らすことになり、最後の引き継ぎのため、金沢に行ったのだが、予定の日になっても戻らなかった。
会社の金をつかったとかのトラブルもなく、だれにも事情がわからなかった。
禎子は金沢に向かい、夫の後任の本多とともに金沢での夫の足取りを追う。
やがて金沢での夫の住所が不明であることがわかり、そこから夫の秘密をしることになる。
事件を追う過程で夫の兄と本多が犯人に殺され、犯人とかんけいありそうな人物も殺害される。
禎子は犯人と思われる人を特定しそこに向かおうとする。

推理小説なので、あらすじはこのくらいで

懐かしかったもの
急行の夜行列車 ウィスキー片手にそれに乗り込むサラリーマン。
携帯のない時代の電話のかけかた
信州・木曽への新婚旅行の様子。

それにしても男の人なのに女性の心理描写うまいね。


ゼロの焦点 カッパ・ノベルス創刊50周年特別版

ゼロの焦点 カッパ・ノベルス創刊50周年特別版

  • 作者: 松本 清張
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/10/17
  • メディア: 新書



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