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子どものことを子どもにきく―八年間の親子インタビューから (今ここに生きる子ども) [子育て]

著者は保育士をやったあと、おもちゃ作家になった方で、埼玉のなぞなぞ工房のオーナー
友人のやっている「子どもとゆく」という雑誌に書いたコラムをまとめたもの。

内容は自分の息子を喫茶店やファミレスにつれいって、インタビューしたものを編集したもの。
1989年3歳から1995年10歳まで8年間の記録

まとめるには、あとで読み返して本人が傷つかないこと、こどもならではの「おもしろいこと」に編重しないことを心掛けたそうで、あと本人へのメッセージとして、ここに書いてあることにとらわれず先にすすんでほしいとかいてあった。
一応テーマがあって

3歳・・・神 大人にない視点、これから失ってしまう感覚の記録
4歳・・・仕事 自分の知っていることを総動員して空白を埋めようとする作業。大人と同じ思考方法への移行
5歳・・・迷子になったこと 子どもの方がクールで自立への歩みをしている
6歳・・・保育園
息子さんは「さくら・さくらんぼ保育園」という斎藤公子さんという方が独自の保育観でつくった園の系列保育園だったそうで、毎日散歩と「リズム」という独特の体操をする特徴ある園だったらしい。年長の担任はその思想を強くだしてくるタイプだったらしく、その思い出もちょっと批判的に語られている
7歳・・・お金 親の主催するフォーラムでお店をやってお金を稼いだらしく、その話。お金とのかかわりを淡々と語っている。まだあまり感情と結びついていない感じ
8歳・・・スポーツ Jリーグができて、学校でみんなサッカーをやっている。それまでテレビゲームばっかりやっていた子も外にいくようになったのはすごいこと。どんな教育論よりカズやラモスの方が説得力がある
9歳・・・教科書 教科書っておもしろくない。月刊誌にしたらどうかな?と語っていた
10歳・・・来た道を振り返る 印象的だったのは年長の担任の名前が本人に思い出せず、雑誌をめくっていたこと、ところが雑誌には仮名でのっていたのだが、本人はそれが本当の名前と認識してしまった。あとから記憶がかきかわったりするんだなあ。

こどもインタビューを記録するのはとても面白いし、お勧めと書いてあった。




子どものことを子どもにきく―八年間の親子インタビューから (今ここに生きる子ども)

子どものことを子どもにきく―八年間の親子インタビューから (今ここに生きる子ども)

  • 作者: 杉山 亮
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本



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