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いじわるな遺伝子―SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ [思考]

動物や昆虫の観察、また未開の地に暮らす人々などの観察から、われわれの遺伝子がどのようにわれわれを支配するかを考察したもの。

SEX
私たちの遺伝子は、自分のコピーをつくることを最優先する。また、そのための相手はよりよい遺伝子が望ましい。その結果人間は左右シンメトリーの異性に引かれることになる。
女性が浮気をしたくなるのは排卵日の前後4日。ここでも遺伝子はより好ましい相手(浮気相手)の遺伝子を得ようとするらい。
また、女性は子どもを育てるので、相手の力(権力・財力)にも敏感になる。

食べ物
人類は長い間飢えてきた、そのため、食べ物があふれかえる今でさえ、食べ物をみればたべずにはいられない。冷蔵庫もお金もない時代、もっとも良い貯蓄は脂肪にたくわえることだった。われわれの先祖はたくさん志望をたくわえるのが上手な人々だったはず。だから、この遺伝子=本能にさからうのはとても難しい。
しかし、人間には意志というものがある。本能が騒ぎ始めたらもう遅いが、騒ぎ始める前(空腹でないとき)なら比較的本能を出し抜きやすい。おなかいっぱいにして、買い物にいくとか、パーティーの前にカロリーの低いもので底上げするとか。とにかく戦わないで出し抜いたり、だましたりすること

お金
お金が使われるようになったのは比較的新しいことで、いまだにお金のない社会でいきているひともいる。
お金の特徴は保存できることなのだが、人類は長い間保存できるものはなかった。だから一番よいのは脂肪やものに換えておくとこだった。いまでもこれをやってしまうので、お金がたまらないのだ。
ここでも本能に逆らってはいけない。われわれはお金をみれば使ってしまう。一番いいのはお金を自分から隠してしまうことだ(給料天引きにして、下ろすのがすごく難しい口座にいれるとか)

薬・アルコール・タバコ・カフェイン
脳には神経伝達物質があり、その物質が特定のレセプターにはまると反応がおきるようになっている
カフェインは「疲れた」を伝える物質のふりをして、レセプターに収まり「疲れた」とかんじさせないようにするといった具合。
神経伝達物質のうち、快楽を伝えるドーパミンやセントロニンは、放出されても、すぐ吸収されてしまうという特徴があるのだが、薬はこの物質のマネをして、レセプタにおさまって、快楽を引き伸ばす。
仕組み自体は自然のものなのだが、怖いのは耐性ができてだんだん薬がきかなくなること。
脳が快楽をもとめるのも本能で、これも戦うのは困難だ。できれば一生薬の快楽はしらないほうがよい




いじわるな遺伝子―SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ

いじわるな遺伝子―SEX、お金、食べ物の誘惑に勝てないわけ

  • 作者: テリー バーナム
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本



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