スケッチは3分

スケッチには、写真とは違う利点がある。
写真では写りにくいところや、影になってしまうところでも、スケッチなら書き手の意思でその部分を強調したり、書き込んだりすることが可能である。
だから、スケッチはモノをそのまま写し取ることではない。

この世界のものは全て面で構成されている、それを線で記号化するのがスケッチの本質。

スケッチの道具３点
コピー用紙・黒の水性ペン・黒色の色鉛筆
または
スケッチブック・万年筆・黒色の色鉛筆

楕円と直線を描く練習をしておくとよい。

あとは、面でできているのを意識しながら対象物を線にうつしとり、色鉛筆で影をつける。
必ずしも対象物に忠実ではなくてもよいから、強調したい部分、特徴的な部分を捉える。
細かい模様などは思い切った省略法を使う。

スケッチは3分 (光文社新書)

• 作者: 山田 雅夫
• 出版社/メーカー: 光文社
• 発売日: 2006/11/16
• メディア: 新書