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男と女の家 [雑学]

設計士として著者は個人の住宅を設計してきた。その経験から、今の日本の家に思うことを述べた本。

設計するとき、トイレや風呂の水音や夫婦の寝室の音が他の部屋にいかないことなど、いろんなことを配慮するが、直接的に質問しにくい項目でもある。
著者が設計で感じているところでは、8割の夫婦は別室で寝ているそうである。

戦後の復興期、日本は良い家を供給するよりも経済の建て直しを優先した。それが今の校外のベットタウンと会社の構図の元だし、長距離通勤は家から男を奪い、家は女化し、男は会社に住んで、家に通うような状態になった。日本人の考え方も、まず会社ありきで、会社が家族のように面倒をみてくれるという考えだった。

女を助けるための家電たちの登場も、男が家にもどることはなく、ただ女のテレビ視聴時間をふやしただけだった。

女たちよ、男は今の家に居場所がないのだ。椅子ひとつでいいから男のための場所を用意してくれ。居場所を作ってやってくれ。男達よ家に帰れ。



男と女の家 (新潮選書)

男と女の家 (新潮選書)

  • 作者: 宮脇 檀
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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