テレビやゲームは頭をわるくするといわれてきたが、必ずしもそうではない。テレビ番組やゲームは年々複雑さを増してきていて、それを見る(やる)だけでも大衆は頭がよくなってきている。もちろんそうでないゲームやテレビもあるが、ゲームやテレビ全てが悪のようないわれかたをするほどではないのでは?
大衆が頭がよくなっている証拠としてあげてきているもの、ゲームで一番売れているのはシムシティなどストーリーがきまっていない高度な思考を必要とするシュミレーションゲームだ。テレビや映画も複雑な構造をもつものが好まれている。IQテストの結果は世代間でみると上がってきている。昔の秀才も今の基準では劣等生になってしまう。
著者は外遊びや読書の効用を否定しないし、それを大切だと思っているが、一概にテレビやゲームを悪者扱いすべきではないといっている。


ダメなものは、タメになる テレビやゲームは頭を良くしている

  • 作者: スティーブン・ジョンソン
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2006/10/04
  • メディア: 単行本