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本のベストセラー

塾だけでは実力がつかない向山式中学生の家庭学習法―英語・数学・国語・社会・理科 [子育て]

親向けに書かれた中学生の家庭学習のやり方の本。

向山氏の中学での学習のつまずきと、克服法紹介
勉強のやり方がまったくわかっていなかったので、最初の中間試験は大失敗だったが、その後受験雑誌などで勉強法を覚えて巻き返したこと。トップを争っていたらしい。
受験勉強は、トップを争っていた友人と各教科1冊の問題集を二人で解いたそう。これを一通りやって、できなかったものだけを繰り返す方法で、完璧に仕上げ、自信にしたという。毎日7-10時まで一緒に問題集をやって、10-11時まで碁をうってかえったという。

勉強の方法として大切なのは
・机の前に座る習慣
・できる科目はどんどんすすめ、できない科目は、わかるところまでもどれ
・勉強のやり方を身につける(勉強のシステム、問題集をやるとか、音読をするとか)

読書が大切である。
知的な授業を受けられたらそれは幸せなことである。
学歴はオールマイティではない。高校時代にトップを争った同級生と向山氏の人生を比較していっていた。

「中一の壁」は向山氏の直感がいわしめた言葉だが、シュタイナーもあるといっている。
中学生だからと急に手を離さないで、勉強の仕方がわかるまで面倒をみる必要がある。
「予習、復習をやる」ではなく、もっと具体的に指導がひつよう。
思春期の子どもは敏感なのが普通、環境の変化に対応するのが大変であることを理解しよう。
向山氏が考える思春期を乗り越える為に必要なもの
・理想と目標
・人生の先達・導き手
・心の友
・心の港


教科別具体的勉強の仕方

英語
入学前に英語学習の経験があるかどうかは、あまりその後に関係ない。ゼロでもきちんとやれば伸びるし、わかっている子には最初は簡単なので、油断して遅れたりする
事前学習をするとしたら
1アルファベットをかけるようにする
2「基礎英語」をきく。気楽な気持ちで、無理せず、苦手意識を持たない程度に
3ローマ字の復習

英語が嫌いになる時期は2年の1学期が多い。むずかしくなるから。
もし英語が苦手になってしまったら、「担当の先生の所に本人を相談にいかせる」

効果があるのは大きな声でたくさん音読すること(教科書)
ちょっとした翻訳をすること
興味のある対象について常に作文をかくことと、それを先生の指導で訂正すること。

伸びる家庭学習法
1年では復習を、2・3年では予習をふやしていく。
予習では、一通り読んで、わからないことをはっきりさせる
復習では、音読、英文を覚える、問題を解く(学校で使っているプリントやワークブック)

ノートは中1は4本線の英習字用ノート
ノートはあとで活用できるように、見出し、レイアウトを工夫するなど、
授業のたびに見開き2ページをつかい、予習・授業、授業・復習、ポイントまとめと作文などで使う
ミスは赤ペンでなおそう。
実例もあった。

教科書は暗記するくらい読み込んで、赤ペンで塗りつぶし、シートをかぶせて暗記する方法を紹介
教科書ガイドを和文英訳の練習に使う
教科書テープを音読の練習に使う方法

辞書はなくてもいいが、選ぶとしたらどのようなところを注意すればいいか細かくかいてあった
comeは「来る」だけでなく相手の方へ行く意味もあることが書かれているかなど

参考書や問題集は学校のワークがあれば十分
ラジオ講座で総合力をつけるとよい。

定期テスト対策
教科書重視(暗誦)、プリント、ワークをやる
過去問を手に入れる
単語の覚え方
1日本語をみて該当する単語を言える・・・日本語→英語の練習をカードなどでする
2正しいスペリングでかける・・・実際に書いて練習する(指書き)、発音とむすびつけてスペリングを覚える

受験対策
1 3年間の文法事項の見直し・・参考書兼問題集を1冊完璧に
2 単語 連語の貯金を増やす・・・1000語でてくるが、必修の490を必ず
3 長文読解・・・高校入試問題を解く、英語の本を読む

英語のうたで英語が好きになる子も多い
テレビで英語、セサミストリートや映画・ドラマ・ニュースの2か国語放送。おすすめは「大草原の小さな家」


数学
小学校で身につけていてほしい学習
1 加減乗除、()の混ざった計算
2 小数の加法減法
3 小数の乗法除法
4 異分母の分数の加法減法
5 異分母の分数の乗法除法
家庭でつまずきをしらべたいときは、これらの問題を自分で作らせて解かせてみるといい。10分以内に10問解ければ速度も十分。

数学は復習型科目の代表格
毎日30分家で問題を解く。問題を解くのは推理小説に似ている。
一度にたくさんやるより、毎日30分の方が実力がつく

ノートの使い方ポイント10個
1 授業ノートと練習問題ノートを区別している
2 日付、ページ、問題番号などが書いている
3 毎日、短時間でもノートに問題を解いている
4 一也文字はHBの鉛筆で大きめに書いている
5 6とb、xとXなどdがわかるように書いている
6 計算問題では、途中の計算過程をあとで読み返してもよくわかるように省略せずに書いてある
7 自分で回答をみて答え合わせしている
8 まちがえたところは消しゴムで消さずに、赤ペンで訂正している
9 作図が必要なときには、定規やコンパスを使っている。
10 間違えた問題は、あとでもう一度挑戦している。

計算練習をするときには、=で開業したほうがみやすい。行数はかかるが間違えにくい

中1のポイント
正負の数は中学高校数学の根底、加法減法の数直線と、負の数をかけると正の数になるなど
文字式の約束をマスターしているか、2a+bは2abではないなど

中2のポイント
連立方程式でつまずいたら、文字式の加法減法から復習する
図形の相似がわからなくなったら、三角形・平行四辺形の性質の証明まで戻る

中3のポイント
因数分解は二次以上の方程式の基礎。面積で考えるとわかりやすい。

数学が苦手になったらもかるところまで戻って、基本問題だけ毎日3題ノートに解く、これを100日続ける。
数学が嫌いだが、歴史や読書は大好きなら数学史からはいってもいい。

数学の力を伸ばす3つのアイデア
・理詰めでものごとを考える、連立方程式の授業ではなぜ未知数を2つにするのか
・上達には法則がある、技の形を覚える段階=用語や定理の使い方、覚えた形を自分のものにする段階=ビデオをみてもテニスは上達しない、実際にやってみる、毎日30分。自分のものにした技を使いこなす段階=他の解き方を考える
・文章題にも基礎と応用がある

受験勉強を成功させる知恵
中1では計算力と学習スタイル
参考書は解説が丁寧なものを、あまりに薄くて解説が省略してあるとわからない、補助教材があればそれでいい。
問題集は繰り返し使い、完璧に仕上げる。

高校数学の準備
高校でもつかうもの
・正負の数
・式の計算
・方程式
・関数
・証明

必要なのは励まし続けること、生徒自身が気が付かない変化を見つけてあげることが勝負の分かれ目
成果は100日後に洗われる。

塾にいっていても、習ったからと授業をおろそかにするなら逆効果。
こまぎれ時間を活用しよう。


国語

国語の時間数は一番多いし全科目の基礎
古文や漢文もはじまり、文法もはいってきて広がるけど、逆に一つくらいは得意になって国語が好きになるチャンス。

国語が苦手な人ほど予習復習に音読を取り入れよう。
そして、苦手な人ほど予習型にしよう。そうしないと授業中漢字の確認で精いっぱいで内容が頭に入らない。
得意な人は早く読むようにチャレンジしよう。
ワンランク上の読み方
小説・・・とき、ところ、登場人物を考える、登場人物の心理を表す文章に印をつける
説明文や評論・・・結論が書かれている抽象的な段落を探す。抽象と具体をわける。
詩歌や短歌、俳句・・・倒置、比喩、体言止めなどの表現技法をさがし、効果を考えてみよう
古典や漢文・・・すらすらよめることが大切


辞書はたくさん引いて、引いた言葉に印をつけてどんどん汚していこう。
書き写す作業より時間と手間がかかり、意味をとるほうに集中できない。意味調べが面倒くさくなる。
それよりたくさん引く方が大切。

意味を示して元の言葉を問う。問題を作って語句をマスター
例 けむりなどがあたりにひろがること→5文字など

復習に役立つノートづくりを
日付を入れる
番所の写しにプラスアルファを、「先生の問い」「自分はどう考えたのか」「他の人はどう考えたか」「結論はどうなったか」
記号、考えに根拠となるきょうかしょの部分を記録、対立する考えは分けてかく。

漢字攻略法
何度もノートに書いて練習しているのに、効果がない。
テストするとだいたい形はあっているのだが、ちょっとした間違いで×になる人への覚え方のポイント
1 漢和辞典を活用して筆順をたしかめる
2 空書きして練習する(筆順と画数を確認)
3 小学校で習った966文字をマスター

進める順番
1 筆順を見ながら指書きする
2 なぞり書きをする
3 写しが気をする
4 テストで確認
5 間違えた問題だけ繰り返す


表現力をみにつけるには
何度も教科書を読んですぐれた文章を覚えよう
好きな文章を原稿用紙に書き写す
論理的文章の文章のかきかたは結論から
理科や社会の復習でつかってみよう。

差がつくのは古典
マンガを活用する
何度も読む

文法は用語を確実にする

読書量を増やす
ジャンルは問わない。親子で同じ本を読むのもよい

言葉遊びをする
辞書で簡単なことばを引いてどう説明されているか予想して確かめるゲームなど
「青」「右」などがおもしろい。
友達同士でクロスワードをしたり、何の意味もない議論をしたりするのもいい。

参考書は語彙をふやしたり、知識をふやしたり、まとめたりするのには役立つが、主題をよみとってり、説明文の要旨のまとめなどには役にたたないのでいらない。

受験対策には、過去問を。予想問題はいらない。
どんな問題構成かなどが役に立つ。
直前対策は基本的にできない、他の教科を頑張ったほうがいいが、あえてやるなら、小学校漢字、文法総合問題、著者の考えた理科社会の用語の漢字ドリル。

テストに強くなるマル秘テクニックは、問題から先に読む。
ひっかかりやすいパターンを覚える
・まちがっているものを選ぶとか3つ選べとか、文中からそのままかけ、とか文中から抜き出せとか


社会
社会は暗記科目ではない、好奇心を伸ばす教科である。
ニュース番組、新聞で公民分野
歴史番組、大河ドラマ、ゲーム、マンガで歴史
紀行番組で地理

学習のポイントは
教科書を通読して全体の流れをつかみ、
復習に力を注ぐ
覚えたことは問題集で確認。教科書→ノート整理(その日のうち)→問題集のサイクルをつくる

地理攻略のためには、地名、川、山脈、平野などを完璧に覚える。
略図をフリーハンドで描く

歴史のポイント
教科書の通読と、りゃく年表で流れをつかむ
時代ごとの特徴、政治の仕組み、生産の方法、文化をつかむ
教科書や資料集にでる自分の顔を名前を一致させる
原因と結果を考える。
横系に気をくばる。同時代の世界の動きをつかんでおく

公民のポイント
抽象的な言葉をどう具体的に理解するか
用語を自分の言葉でいいかえられるといい

社会が苦手な子供は
社会を好きになるために
地図帳をもって紀行番組をみる
歴史漫画を読む
データを読み取る力をみにつける、表題、出典、縦軸の意味、横軸の意味、全体的傾向、変化のおおきいところ

社会の力を伸ばすために
旅行のプランニングをさせる
歴史小説を読む
新聞の切り抜きをする、新書に挑戦する

受験勉強を成功させるために教科書を2冊使って、一方を重要事項をぬりつぶし、問題用に使う方法をすすめていた。
問題集も同じように使う
試験を受けたらその日のうちに間違ったところの正解を覚えよう。
苦手な人は、地理か歴史から、地理なら地域ごと、歴史なら江戸時代以降がでやすい、時代を区切って攻略


理科
小学校は観察が主体だが、「なぜ」を追求するのが中学の理科。
そのため、著者は実験を主体にし、ノートはあまりとらなくてよいようにプリントをくばっているという。
科学番組をパソコンやビデオはいつでもみれるようにしてあり、放課後実験ができるようにしているという。

物理化学の第1分野、生物・地学の第2分野がある
つまずきやすいのは計算問題の第1分野、割り算や小数が苦手だとつまずきやすい。
また単位がおろそかになっていると間違えやすい

予習より復習
帰ったらノートと教科書に目を通し、理解できているかチェック
・用語の理解
・器具の使い方
・公式や計算問題は類題を解く
ノートはその日のうちに整理しておく。
親は「今、どんなことを習っているか」を話題にしてあげよう

ノートは自分オリジナル参考書をつくるつもりで。
大学ノートよりルーズリーフが便利。
教科書も大いに書き込んでいこう。
実験レポートのかきかたの例がのっていた。

参考書は必要ない。授業がわからなかったら購入を検討。
問題集は学校で渡されるものを、なかったら薄くて仕上げられそうなものを、シリーズで購入するのはあまり勧められない。

理科の成績が伸びない生徒の特長
・実験や観察に積極的に参加していない
・きちょうめんでない、正確さにかける、プリントをなくすなど情報管理能力がない

テスト対策
基本問題を抑える、一夜漬けはしない
テスト用紙をみたら、名前をかいて、全体をみわたして優しそうなものからとく、丁寧に読んで早とちりに気をつける。やさしいからと油断しない落とし穴があるかも、大きな設問の中では小問がお互いのヒントになっていることが多い。時間があったら計算ミスや勘違いがないか確認を。

理科が得意で伸びる生徒
積極的に質問する、失敗した実験をやりなおしたがる
「なぜ」「どうして」を追求する。
失敗しても手をだす。
間違ってもいいから、自分で推理、考察し、発表できる(あるいはノートに書き込んでいる)
得意分野をもつといいので、地学や物理などどれかを得意にする
環境を整える
・植物図鑑や昆虫図鑑をそろえる
・星や宇宙の本を揃える
・双眼鏡などに投資したり、テレビの科学番組を録画する、科学館めぐりをする、友の会に入る

受験勉強を成功させるには
復習をつみかさね、基本をマスターできていれば集中攻撃で短期マスターできる科目。
3年になったら年間計画をたてて教材をきめて勉強をすすめる
過去5年間の入試問題はぜひやっておきたい
苦手な人は点をとりやすい、生物・地学などから手をつけて、得意分野をつくる。
むずかしい問題は気にしないで、やさしい問題を確実に解く。

学校から持ち帰った教科書やノートは復習しながら棚に戻し、
棚からもちだすときには予習(ちらっとみる)をしよう。


中学生の本音コラムがあった。


塾だけでは実力がつかない向山式中学生の家庭学習法―英語・数学・国語・社会・理科

塾だけでは実力がつかない向山式中学生の家庭学習法―英語・数学・国語・社会・理科

  • 作者: 向山 洋一
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1991/07
  • メディア: 単行本



タグ:向山 洋一
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