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ひと目でわかる!図解「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり [家事]

著者は広島県の農家に生まれ、現在は都会近くの住宅地に住んでいる。
畑のふかふかの土を家庭でもつくりたいと、生ごみで堆肥をつくりはじめ、試行錯誤の末、土嚢を使ったたい肥作りを完成させ、「カドタ式」と名付けて広めている。特別な材料もいらず、だれでも気負いなく始められる。また続けるのが大事なので、何が何でも生ごみを出さないと思わない方がいいと書いてあった。

必要なもの
土嚢袋・・・48㎝×62cmがサイズ的に使い勝手がよい。繰り返し使用可能。
スコップ・・・生ごみ堆肥を土に埋めるときに使う。
移植ごて・・・園芸用の小ぶりなもの
コンテナ・・・材料をまぜあわせるのに使う
ジョウロ・・・土嚢袋に水を灌ぐなどで使う
ボウル・・・生ごみなどを土嚢袋に入れる際に使う
米ぬかと土・・・土の中には微生物がたくさん。庭の土を使うことで住んでいる地域に多い微生物でつくれる。
計量カップまたはペットボトル・・・水の量を測るときに使う


作り方
第1ステップ 堆肥のタネをつくる
最も大切なので目分量は絶対にいけない。
材料(米ぬか0.5リットル、土1リットル、堆肥材料3リットル、水0.5リットル)をよくまぜあわせる。これで土嚢2袋分のタネをつくることができる。
袋の口は結ばないで捻り、ねじったところが緩まないように煉瓦の上にのせる。こうすると煉瓦の下にも空気が通り発行が促進される。
作業後2-3日で発酵熱が40度以上にあがり、さらに1-2日後熱が下がり始めたらタネのできあがり、発酵熱がおきなくても4-5日で完成していることが多い。2つにわけてタネの完成。
基本のタネづくりで、気温18度程度のときの方法。
夏は土と米ぬけだけで作る。分量は土4リットル、米ぬか1リットル、水は入れないで混ぜ合わせれば「タネ」の出来上がり。
間の時期は、それぞれの方法に近づけていく。

第2ステップ 堆肥材料を入れる
生ごみは2つの袋に交互にいれていく。
なるべく細かく切って水を切った生ごみを、タネの表面にくぼみを作っていれる。
軽く一握りほどの分量の米ぬかを表面全体にまぶす。
気温20度以上なら・・・口元をしばり中身がこぼれないようにして、袋をゆすりながら地面にたたきつけ撹拌。
気温20度未満なら周囲の「タネ」を下から上に掘り起こして覆う
袋の口をひねって煉瓦の上におく。

第3ステップ 完熟させる
袋の半分くらいの分量になったら完熟ステップに移行
1土に埋めるやり方
直径30cm深さ30cmの穴を掘る。
土嚢袋の中身を全部穴に入れる
埋め戻す
中央部を少し高めに盛り上げて、使った土嚢袋で表面を覆う

2袋の中で完熟させるやり方
土を4リットルいれる
口を握って中身がこぼれないようして、底を支えて土嚢袋をゆすり土と生ごみ堆肥がまざるようにする。
煉瓦を二つ並べた上において、時々を水をいれて湿らせる。

草花ならば土に埋めたところにすぐに種をまいたり苗を植え付けたりすることも可能。
野菜は根菜類以外なら可能。


秋の落ち葉を土嚢にためて落ち葉たい肥作り
材料 落ち葉13リットル、米ぬか1.5リットル、土2リットル、水1.5リットル
材料をよく混ぜ合わせ、しっとりする程度に水を加えて袋にいれておく。
平行においた2個の煉瓦の上におく。
数日で発酵熱がでて、熱が下がり始めたら完成。
春に土とまぜながら埋める。
残りを堆肥のタネにすることもできる。


生ごみ堆肥はプランターにも土と混ぜて使える。

コンテナで完熟させる方法。
なるべく大き目なコンテナ直径30cm以上を使う。
鉢底穴を網などでふさぐ
約5㎝の土をいれ、生ごみ堆肥をいれて、上を5-10㎝の土で覆う。

落ち葉たい肥の簡単バージョン
落ち葉をたくさん集め
幅30cm、深さ30cmほどの溝を掘る
溝の中に落ち葉を敷いて、米ぬかをうっすらとふりかける
掘り起こした土を埋め戻す。

市販の腐葉土を使って簡単に早くタネを作る方法
材料 市販の腐葉土2リットル、米ぬか0.5リットル、水0.5リットル。
良く混ぜ合わせしっとりする程度に水を加えたら土嚢袋にいれて完成。
著者自身は発酵促進剤がつかわれているかもしれないので使わないそうです。

猫のいたずらから守るために段ボールでガードしたり、埋めた堆肥の上を土嚢袋で覆う。
虫を防ぐには、気温が高いとき水を控えめに、水切りをしっかりすること。土嚢袋のなかに塊をつくらないこと。一日1回は袋をゆすったり、地面にトントンたたきつけて撹拌する。木酢液や竹酢液を薄めて土嚢袋の周囲にスプレーするとハエがたからない。ミントなどのハーブを刻んでいれるのも効果的。

どうしても発酵熱が上がらない時には、段ボールの中にペットボトルを平行に並べた中に土嚢をいれる方法がある。

後半は体験者の話がのっていた。
生ごみを出さないことがモチベーションになる。
やりすぎないなどの意見がのっていた。

Q&A
生ごみならなんでもいれられるか→肉や魚は熱湯をかけるとよい。卵の殻は細かくするほうがいい
土嚢袋はどんなのがいいか・・・薄くて柔らかいものが使いやすい。普通は一番安い。
米ぬかは必須
落ち葉は乾かさないでいいが、材料は新鮮なもののほうがいい
種のついた雑草もつかっていい
土嚢袋がいっぱいになっても発酵はすすむが、持ち運んだり撹拌ができなくなる
発酵のにおいは、うまくいけば気にならないていどだが、悪臭がするときには、土をまぜたり撹拌をしたりする。最終的には土に埋めればいい。
白いカビのようなものは発行が進んでいる証拠
米ぬかはいれすぎると発酵しない。分量をまもって。
放置したタネもそのまま使えます。
土嚢袋は雨のあたらない軒下などに置く。室内でやるひともいるそうな。
完熟の終わる目安は小さな野菜くずがなくなっていること。
宿根草には、生ごみ堆肥をいれて土をいれて植える。
球根なら植えるまえに堆肥を埋め込む
庭木は勝周りに円を描いて埋める。
家庭菜園にも使えるが、堆肥の塊があると根菜が二股になることがある。


ひと目でわかる!図解「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり

ひと目でわかる!図解「生ゴミ堆肥」ですてきに土づくり

  • 作者: 門田 幸代
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本



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