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頭がいい親の13歳からの子育て [子育て]

著者は双子の姉妹で、小児科医で「子どものための心と体の予防医学センター」所長の姉、結婚後セラピストとカウンセラーをして家庭教育を研究していた妹の組み合わせ。豊富な発達過程に関する知識をもとに経験や臨床に基づいて具体例を解説していた。
人間は生まれおちる第一の誕生の次に、自己同一性を確立する第二の誕生を迎える。
第二の誕生はそれまでの子育てが総括され、親子関係を見つめ直しリセットできる大切な時期
子どもが問題行動をおこしたときは、チャンスととらえ、しっかり受け止めてほしい。
そのための役にたつ知識を伝えたいとしていた。

子どもの成長過程の解説
第一の誕生・・・人間は未熟な状態で生まれてくる。3歳までは親(特に母親)の両手の間が人口子宮
3歳までのこの時期は母親は十分な愛情を与え、子どもとの間に十分な信頼関係を築くことが大切
5歳くらいまでは自主性が育つ時期、頭ごなしにしかったりせず、穏やかなことばでルールを教えることが大切
10歳くらいまでには自尊心が育つ時期、子どもが劣等感や不全感を持たないよう、条件つきでない愛を与える

第二の誕生・・・自己同一性を確立し、一人の人間として他者との関係を築けるようになる時期、最終的には自己をコントロールして、世話される側から世話できる側に成長する時期
12歳くらいまでは思春期の前段階、この時期親にあまえてくることも多い。大きくなったのにといわず、十分にうけとめてあげて
中学時代は親からはなれ友だち中心になる時期、心理的には離れたいが葛藤がある時期
高校時代は自己の内面を追求する時期、子どもは親を一人の人間としてみる
大学時代は自己のアイディンティティーを確立する時期、親は子供を一人の人間として認めるべき
社会人になってからは、親との関係は友人やパートナーなど多層的になっていく

子どもがいてくれるだけでうれしいという愛情をもち、与えること。
子どもは親が幸せでること、輝いていることも望んでいる。親自身の葛藤や悩みにも向き合い。笑っていられるよう努力すること。特に夫婦関係は思春期の子供にとって大切。おたがいの悪口や離婚はこの時期は特に避けるべき
親は言葉に注意するべき、自分の言葉を点検し、子どもを否定していないか、過度の期待や劣等感を与えていないか考えるべき。結果ではなく過程をみるべき。
注意すべき「禁止令」、このように感じられる可能性があるということ。
感じるな・・・そんなことどうだっていいじゃない
考えるな・・・親のいうとおりにしなさい
行動するな・・・危ない、触っちゃだめ
成長するな・・・小さい頃はかわいかったのに
成功するな・・・何をやらせてもだめね
重要であるな・・・子どもは口をだしてはいけません
健康であるな・・・身体が弱いんだから無理しちゃだめよ
信じるな・・・正直にいいなさい、留守だといいなさい
お前自身であるな・・・違う子がよかった
存在するな・・・生むんじゃなかった
親しくするな・・・邪魔だからあっちにいってなさい
楽しむな・・・遊んでないで勉強しなさい

社会としては、親自身をサポートする仕組みをつくり、社会全体で子どもを守る、ルールを教えていくことが大切。


頭がいい親の13歳からの子育て

頭がいい親の13歳からの子育て

  • 作者: 木村 慶子
  • 出版社/メーカー: コスモトゥーワン
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本



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