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100年に一度の金融危機から資産を守る方法~「レバレッジ」経済を生んだ金融商品を設計した元外資系金融マンが書いた!世界経済新時代の資産運用 [資産]

著者は投資銀行でレバレッジを利用した金融商品を開発した人物らしい。
著者の解釈での2008年末現在の世界の経済状態

レーガン時代にアメリカの産業の時代をとりもどそうとした強硬政策は失敗し、アメリカでは製造業に代わって金融業が主役になった。

アメリカは世界中の商品を買って、貿易赤字を膨らませ、世界中にドルをばら撒き、そのばら撒いたドルをアメリカに投資という形で還流させている。それはまるで、アメリカがカジノの胴元になり世界中のお客さんを呼び込んでギャンブルさせるような「カジノ経済」ともいうべきものだ。アメリカはこの「カジノ経済」を続けるための政策をとろうとしているのだ。

金融業のマジックはレバレッジとオプション。レバレッジは実体の何倍もの取引をすることで利益を増やすものであり、オプションはこの先あがるかさがるかを当てるもの。

グリーンスパン議長は自分達がどんな経済をつくっているかよくわかっていた。
彼の発言には注意すべき。大底を判断する材料になる

LTCM破綻、ITバブル、住宅バブル、商品バブル
アメリカは必ず次なるバブルを用意する。それは環境かもしれない。
住宅バブルの底打ちは政府による金融機関への資本の強制注入がひとつの目安になるはず。

フランスのサルコジ大統領は富裕層に支持されている人物で、アメリカのカジノ経済を支え、富裕層の財産をふやそうとして動いているのだとみていた。

ここまで世界中にばら撒かれたドルとアメリカ国債を考えると今後ドルが下落して得をする国はない。しばらくはドル支配、アメリカの経済支配が続くだろう。

よしあしではなく、現状を把握し流れにのり、損をしないように利益を増やすように立ち回るのが大切。

このような情勢から経済はおもったより早く2009年にはたちあがると思われる。このようなときにこそ株式の投資で儲けるべき、セクタ別の買い方指南がのっていた。





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