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食卓の向こう側〈5〉脳、そして心 (西日本新聞ブックレット) [子育て]

母乳やへその緒、南極のペンギンからもダイオキシンが検出される時代。一度放出された化学物質はなかなか浄化されない。急性の毒はなくても、世代をこえて蓄積される毒がこの先われわれの未来に影をおとすだろう。
悲観してもしかたがない。現状を認識し、予防できるものは予防し、好ましいものとそうでないものを見分けるための目をもたなければならない。汚染は世界全体で共有するのだから、我が家だけを守ることはできないが、家の庭に木を植えればほんの少しでも緑化がすすむように、各人が半歩先の行動をとることで世界を変えよう。

胎児性水俣病 母親が水銀を摂取した場合、母親より胎児のほうが汚染をうけ重篤な障害をもってうまれることがある。内分泌かく乱物質は消化吸収機能が発達した大人ならそれほど影響をうけなくても、胎児や子どもが体が未発達であるため影響は大きい。
流動食の老人に噛むちからをよみがえらせることで、治療効果をあげている歯科医
あさま山荘事件や問題行動のある少年たちには簡易食品が多く野菜がたりない。ミネラル不足からくるイライラが行動に影響しているのかもしれない
本来食事は楽しく喜びにみちたものだが、そうなっていない。授乳中にテレビを見る母親が増えている。食事と喜びを結びつける最初の体験が失われているのかもしれない。
過食・拒食・・・食欲と愛情は脳の近いところにあるので、恋愛関係がうまくいかない不安をごまかすために食べることがある、女性に多い
味覚も学習で作られるが、子どものうちに食卓で学習していないため、育っていない子が増えている
問題行動のある少年を集めて行われたキャンプでは、スポーツよりも食事作りのほうが打ち解ける効果があった。



食卓の向こう側〈5〉脳、そして心 (西日本新聞ブックレット)

食卓の向こう側〈5〉脳、そして心 (西日本新聞ブックレット)

  • 作者: 西日本新聞社「食 くらし」取材班
  • 出版社/メーカー: 西日本新聞社
  • 発売日: 2005/07
  • メディア: 単行本



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