物理学者である著者が、理科系の若者むけに書いた、論文・レポート・説明書・手紙・学術講演のための作文・発表技術。

文学などと違って、理科系の作文では、結論が大切。
書くべきことは最初に決まっているので、それをいかに短く伝えられるかが勝負。
日本語にはあいまいな表現。文のおわりまで結論が保留される表現が多い。また断定をさけ、「・・・でないか」などという記述もあるが、英語にはこのような表現はない。断定した表現をすることも大切。

作文手順
①文書の役割を確認
②主題の選定
③目標を規定する
④材料をあつめる
⑤起承転結または序論・本論・結びで文章をくみたてる
⑥概観から細部へ記述する

単位や記号についての詳細な解説がついていた。