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自分を好きになれないキミへ [思考]

セラピストの著者が書いた、孤独で寂しくて苦しいとき、「いつもキミのそばにいる本」

第1章 心の荷物を下ろそう、半分だけ下ろそう
 なんでも心の持ちようという考えは間違いだと思う。現実は現実としてある。
 でも、現実のとらえ方は人それぞれ、だから半分は自分の心が握っている。
 ケンカも恋もひとりじゃできない。半分は相手が、半分はキミが現実を握っている。
 だから、全部人のせいにするのではなく、全部自分のせいにするのではなく、半分だけでいいって考えてみよう。

第2章 1秒前の自分を超えていこう
 「自分のことが嫌い」といったときの自分は過去の自分。
 過去の自分が嫌いなら、それは過去の自分を超えようとしているということ。自分のダメさに気が付いている。
 自分を愛してあげましょうは、キケン。ダメな自分をダメだと思う自分まで殺してしまうことがある。
 過去の自分を乗り越えていける自分を信じてあげようという意味に解釈してほしい。
 自分を、ダメだと思うのは、自分がもっとできるとキミが知っている、信じているということ。
 誰かを信じるのに根拠はいりません。担保も保証もいらない。信じることそれ自体に価値がある。契約や取引ではない。
 ボクたちは1秒ごとに新しい自分。1秒ごとに成長のチャンスがあるのです。一日には86400秒の成長のチャンスがある。

第3章 人といても孤独なとき
 人と一緒にいても心が通じていなければ、アニメで違うセル画の上にいるようなものです。背景(場所)がいっしょなだけ。
 身体の居場所と心の居場所は同じではありません。
 相手の心に何かを伝えたかったら、何よりもまず、相手の心とキミの心が同じセル画の上になければならない。セラピストはラポールを築くといいます。
 この状態は心と心が感じあう状態。こうなるには、「相手の心」に心を澄ましてみること。相手をわかってあげたいと思えたときにキミは気が付かないうちにスッと相手のセルに移動している。
 物理的な交流は盛んなのに、心の触れ合いが失われているのは、みんな「私のことをわかってほしい」と思っているから。相手のことを本当にわかってあげたいと思う人が本当に少ないから。
 どんなに勇気をだしてパーティに参加しても、「わかったあげたい」という気持ちがなければ、キミはどこまでも孤独です。

第4章 逃げ方を学ぼう
 靴に足をあわせるなんてバカげていると思う。でも心でおなじことをしていても気が付かない。
 この原因は「雰囲気だけのポジティブ思考」だと思う。
 大切なのはがんばることではなく「何のためにがんばるのか」
 頑張り方は子どものころから教わるけど、逃げ方は教わらない。「正しい逃げ方」を教えたい。
 キミは自分の環境を自分で作り上げていく責任がある。環境が悪いなら積極的に働きかけて環境を少しずつでもよくしていく努力をしなければならない。
 わがままや、怠けて逃げるのはいけないが、自分の環境を作るために逃げるのは正しい。
 逃げるときは、「何に向かって逃げるのか」が大事。
 そう考えると前向きに考えることができる。
 環境を作り上げるには我慢が必要だが、我慢のための我慢では意味がない。むしろ怠慢。
 やりがいを感じられる仕事をするために、環境を人任せにしてはいけない。自分で環境を作りましょう。
 好きなことをやって生活が成り立たないのに、なぜ嫌いなことをやって生活がなりたつと思うのか?

第5章 誹謗中傷に負けないために
 人を褒めるのは難しい。ほめたつもりに相手を不快にしてしまうこともある。
 相手のツボをおさえてほめるには、相手に気持ちを向けて興味をもつこと。観察すること。
 けなす言葉はとても簡単。想像力もクリエイティブな感性もいらない。どこかで使われた言葉ばかり。
 そんな言葉で傷つくのは、その言葉に込められた悪意を感じ取るから。
 心無い悪意から自分の心をまもらないといけない。
 けなす言葉には創造性がないので、放っておくと相手のほうが息があがってきてします。ネテがつきてしまうから。
 誹謗中傷をする人の心理は、人を褒めるだけのクリエイティビティがないので、せめて相手を不快にさせて自分の存在を主張したいというもの。やっている間は自分を創造的な人間だと思い込むこともできる。
 だから、自分に対する誹謗中傷には決して目や耳を貸さず、人を褒めるということに心のエネルギーをそそぐ。
 向けられた悪意を自分のなかで善意にかえてしまう。そういう人が増えると世の中はよくなる。

第6章 何をやってもダメな自分に
 心をむけていないと、本当は何も見えない。時間を知るために見た時計のメーカー名なんてよまないでしょう?
 私たちは、「足りないもの」に目をむけがちです。
 でも、いままでたくさんの「足りないもの」を手に入れてきたから、ここにこうしているのです。
 手に入れたものに心をむけじっくり味わってみよう。
 著者は「あこがれ手帳」をつけている。年の初めに「こんな人になれたらいいな」をかいたもの。
 それをふりかえると、自分が過去のじぶんのあこがれの人だとわかるそう。
 みな、小さなあこがれを形にして、それがつみあがって今になっているのを忘れないで。

第7章 感情の起伏が激しい自分をどうしよう?
 人間は理屈より感情によって強く左右される。
 気づかないうちに潜在意識に忍び込んでくる印象に左右される。
 それは「背景」。
 掃除をすると運気があがるといわれるが、それは背景がかわり潜在意識にはたらきかけるから。
 意識していないほうが、潜在意識には強い影響を与える。散らかった背景は、心や感情も散らかったものにしてしまうかも。
 背景がいかに自分の心に影響を与えているか理解して、そこに責任をもとう。
 いったん湧きあがった感情はコントロールできない。無理に鎮めようとしても水面の波のようにかえって乱れるもの。
 感情は潜在意識に入り込んだ印象からうまれるので、「背景」を心地よいものにすることが大事。
 ちょっと片づけただけでも、潜在意識への効果はある。感情がみだれるなら、なにか身の回りのものをひとつだけ整理してみよう。

第8章 ちょうどいい「空気」の読み方
 空気というのは、その場にいる人たちの息づかい。マニュアルのようなものはなく、リアルタイムで読み取るしかない。
 雑に言えば、その場のみんなの「表情を読む」ということ。
 空気を読むとは、表情を読む能力といえるとおもう。
 相手をよくみていないと表情はよめず、気持ちはわからない。逆にあまり気にしすぎてしまうと、自分の気持ちを表現するのに臆病になってしまう。
 「空気を読み過ぎて苦しんでしまうタイプ」「空気が読めないで失敗してしまうタイプ」自分ではどちらだと思う?
 筆者の経験では自己評価は逆になる。読み過ぎるという人は実はあまり読めていない。読めないという人は読み過ぎる。
 そもそも自己評価が的確なら、そのこと自体が「的確に空気を読めている」ことになる。
 自己評価は内側からのもの、外側からの評価を基準に考えたほうが妥当。だからキミは正反対の努力をしてきたことになる。
 対策は、読み過ぎと思っている人はもっと細かく読むように、読めないと思う人は思い切って自分の思うままにふるまえばよい。
 それだけで対人関係がうまくいく。
 でも、友達にも「空気が読めない」といわれるという人もいるかもしれない。でも、本当に空気が読めないなら、友達に指摘されても、私は空気を読んでいると主張するはずでは?
 キミがみんなから空気が読めない人に見えるのは、読み過ぎて言動がぎこちなくなっているから。だから努力するほど空気が読めないように見えてしまう。
 だから、自分は空気が読めないと思っている人で、あえて自分の好きなようにふるまってみてください。

第9章 みんなと比べてダメな自分に落ち込んでしまうとき
 自信を無くしたり、自分はダメだという思いに苦しんでいるときは、「周りの人と自分を比べている」
 人と比べることは必要なこと。比較して初めて自分がみえる。自分を成長させるために必要な課題も分かる。
 でも、それで腐ってちゃダメです。足りないところを学ぶのはいいけれど、自分の気分を左右されては「いけない」
 自分よりできる人と比べてガッカリする心の在り方は、自分よりもデキない人を馬鹿にして見下す心の在り方と同じこと。
 どちらも本質的には人と比べることで自分の気分を決めている。
 人と比べて落ち込んでしまう心の在り方の中には、劣っている人を見下げて嘲笑する卑しい心の「種」が潜んでいることに気がついてほしい。
 周りの人によってキミの価値が決まってしまうのであれば、レベルの低い人の中に引越せばそれで済む。
 でもそれでは自分を好きになれないでしょう。キミが成長しなければ何の意味もないから。
 周りの人が優秀であろうがなかろうが、キミの価値にはまったく関係ない。
 自分より優れていると思える人がいたら、落ち込むより「教えてもらおう」と思えばいい。
 アドバイスを求めなくても相手を観察してヒントを盗めばいい。「どんなふうに人を褒めているか」「ミスをしたり叱られたときどういう態度をとっているか」「どんなふうに人の話をきいているか」「服は」「読んでいる本は」
 そいういった宝物を探しましょう。周りの人が自分よりできる人なら、周りは宝の山です。
 そして努力して優秀になった人は、最初から優秀な人と違って、ダメな自分を成長させた方法を知っているから、同じように人に的確で具体的アドバイスができるのです。

第10章 失恋の痛みはまだ消えないけれど
 体に治癒力があるように、心にも自然とバランスをとる働きがある。
 体と心の治癒力の差は、体は自分一人の中で完結するが、心は自分一人の心では完結できないこと。必要なのは他人の心。
 人間の心は、人間関係の中でバランスをとりもどしていく。
 キミの心がバランスをとりもどすためには、他人の心が必要なのです。
 相手がセラピストでなくても、どんな人間関係もセラピーです。
 必ずしもポジティブな影響だけでなく、ケンカなども心の交流です。人間関係の不愉快で苦渋に満ちた関係の中にも前向きな意味がある。
 人間関係で最も濃厚がなものが恋愛。心の自己治癒のために、キミの心は恋を求める。心が平穏で満足しているときには、あまり恋をしたりしない。
 「失恋」の苦しみは、キミの心を立て直してくれる究極の荒療治。
 だから、恋が成就しなくても、意味がないわけではない。キミが誰かを深く愛したという事実に何の意味もないなどということがあるはずがない。
 価値がないから失恋したなんて、とんでもない間違い。価値があるから心の自己治癒力が働いてくれた。 
 失恋でボロボロになったなら、キミの心は新陳代謝のためにぼろぼろになる必要があったのかもしれない。
 それは潜在意識がキミのためにやってくれていることです。
 失恋は苦しい。それでいいのです。 

第11章 「私には夢がない」と思っているキミへ
 夢についての2つのタイプ。
 ・ある程度明確な夢があって、それに向かって人生を築いていくタイプ・・・まだ実現されていない夢が意識の焦点
 ・人生を築きながら、自分の夢を創っていくタイプ・・・まだ完成されていない自分が意識の焦点
 後者のタイプは「私はなんてダメな人間なんだろう」という思いにさいなまれてしまう。
 後者のタイプは「ダメな自分」を一歩ずつ克服していくことによって、夢を創っていく。だから苦しみには前向きな意味がある。
 キミの夢は与えらえるものでなく、自分でつかみとる夢。人生の後半になってようやく夢の輪郭があらわれてくる大器晩成な人たちなのです。
 キミはダメな自分を乗り越えることでひとつずつ何かを学んでいる。欠点をうめあわせているのでなく、何かを新たに獲得している。そうやって獲得したもののひとつひとつがキミの夢のジグソーパズルのピース。あらかじめ存在しているジグソーパズルでなく、変化していくジグソーパズルです。
 ダメな自分に見切りをつけさえしなければ、いつかは必ずキミの夢が姿を現してくる。体験からいえるし、セラピーを通じてクライアントから教えてもらったことです。
 ダメな自分ととっくみあいながら夢を創造していく人生。キミの人生そのものが夢であり芸出作品です。

第12章 憎しみでボロボロになったとき
 人は感情というものをあまりに単純化して考えがち。
 感情は、たった一つで成り立つことは少なく、いろんなものが複雑に絡み合っているときが多い。
 レジで順番を後回しにされたときの怒りには、無視されるほど存在感のない自分への怒りがありませんか?
 人間は自分の存在を人に気づいてもらえないと不安になり怖くなる。
 恐怖はしばしば怒りとして表現される。自分自身への不安が自分自身への怒りに姿を変える。
 その怒りは無視した店員への妥当な怒りとまじりあい、店員に怒っていると思い込んでしまう。
 だれかに怒りを感じているとき、多くの場合、キミ自身に対しての怒りも混ざっているもの。
 「キレる」感情の背後にも自分への怒りが隠されているからに違いないと著者は思っているという。
 他人を憎むとき、自分を憎む気持ちが隠れている、だから、相手より自分自身をぼろぼろにしてしまう。
 他人は許さなくていいけど、自分自身のことは許してあげよう。


自分が好きになれないと、なにもすきになれない。
自分がちょっとずつでも好きになると、自分のやることもすべて素敵に思えるようになってくる。
人はだれでも変わることができる。でも、そのためにはまず、変われる自分を信じてくれる人が必要。
著者は、キミのことを信じているといっていました。


自分を好きになれないキミへ

自分を好きになれないキミへ

  • 作者: 石井 裕之
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2009/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:石井 裕之
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-1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」~ [思考]

著者にマイケル・ボルダック氏は7歳のとき目の前で父親が母親を殺害。
それがもとで重度の吃音になった。
継父母ともうまくいかず、高校を中退してゴルフ場の芝刈りをしていた。
政府のプログラムで職が無い人に与えらえられた仕事だという。
友人の誘いででかけたジグ・ジグラーの自己啓発セミナーがきっかけとなり、
世界No1コーチと呼ばれるアンソニー・ロビンズ氏と出会い、そこで働くようになる。
トップセールスマン、副社長になったあと、独立しプロコーチ、コンサルタント会社経営者となる。

現在タイに住んで多くの日本人クライアントがいて、成果を出していることから、日本人のことをよく理解しているともあった。

成功の80%心理面である。
多くの人は「やり方」は知っているが「行動」できない。
「行動」を起こすのは「心理学」である。
「知識」は単なる「潜在的パワー」パワーを生み出すのは「行動」のみ。
人生はあなたがいつも考えていることの直接的反映。
自分は成功すると信じていれば、今は成功していなくても成功に近づく行動をとる。

人生を変えるのは信念。
信念は正しいかどうかは関係ない
自分のゴールを設定し、達成する能力は、学んで身につけることができるスキル。

世の中は原因と結果の法則に支配されている。それは哲学でなく科学。
「達成の科学」では「こういう行動をすると、こういう結果がうまれる」という原因と結果の法則が確立されている。

人が行動する根本原因は「痛みから遠ざかり、快楽を求める」
痛みがなければ、私たちは人生を変えようとはなかなか思いつかない。
しかし、痛みを伴うのは最初のスタートだけ、持ったままゴールに向かうと途中で行動しなくなる。
痛みでスタートしたら次は快楽の感情を使う。
つまり、痛みと快楽の感情を自由自在にコントロールして、あなたの行動をうみだす。
あなたが本当に欲しいものは「感情」

お金が欲しいと思っても、それはお金をもつことで得られる感情がほしいということ。
人間の究極的目的である6つの感情的ニーズ
1 確実感・・・安心していたい、恐怖を避ける
2 不確実感・・・変化や多様性のニーズ。人生がうまくいっているときに感じる退屈感。安全・安心から情熱は生まれない。
3 重要感・・・人から尊敬され、感謝されたい。
4 つながりと愛・・・社会的に何かに属したい。愛の段階は自己愛→交換→見返りを期待しない愛
5 成長・・・将来もこれよりよくなると思っていたい。ひとは成長するか衰退するかどちらかで中間はない。
6 貢献・・・人に貢献する、与える、自分が価値あると信じるものの役にたつ。自分の存在意義が外部にも存在すると感じられる。
これらが。「人々を行動に駆り立てる」


学習の段階
1 知識レベル
2 感情レベル・・・知識と感情が一緒になると行動が変わる。
3 無意識レベル・・・・行動の95%を占める。本書のスキルを無意識レベルで使えるようになるのが目標。

人生をマスターする5つの分野
1 感情
2 健康
3 人間関係
4 お金
5 時間
1つでも欠けていると成功や幸せは手に入らない。
そして「感情」をマスターしないと2以降は手に入らない。
最初に感情をマスターすることおで人生の他の分野もバランスよくマスターすることができる。

痛みと快楽をコントロールできなければ、痛みと快楽でコントロールされる。

大きなビジョンをもったほうがモチベーションが上がる。
目標プログラムが、やるべきことを書きだす、期限を書きだすで終わってしまうのは、感情がないから。
人は自分自身より他人のためのほうがより高いモチベーションを持てる。
著者は息子さんのために、達成したいゴールを設定しているそうだ。

ゴールはあなたが本当に欲しいと思える感情や価値観と矛盾しない必要がある。
大きなビジョンをつくるのをおそれてはいけない。
目標を達成する人は、目標をつくった時、方法なんてしなない。でも、どうしてもそれを達成しなくてはならない感情的な理由がある。
だから、あなたも目標をたてるときには感情的な理由をつくろう。
イメージで達成したときの感情を味わってみよう、それがあなたが目標を達成したい本当の理由。
そしてそのビジョンを1年後、3-6か月後に落とし込んでいく。
遠い目標はなにをしてらいいのかわからないが、1年以内にブレークダウンすると、行動がみえてくる。
本を読みながら「大きなビジョン」「究極のビジョン」を定期的にイメージしてみよう。

あなたにほんとうに必要なものを見つけために現在の人生を評価する。
評価には人生の輪をつかう。
円の形で真ん中が0点、8項目にわかれていて、3段階で評価する。
分野は感情(コントロールできているか)、肉体、人間関係、財政、キャリアとビジネス、時間と自由、環境(住みたい場所に住んでいるか)、精神性(価値観にそっていきているか)
点数が低かったエリアを改善することで、人生の痛みが減って、よく回り始める。
低いエリアがどうなったら理想的か考える。具体的に書いてみる。
大きなゴールを設定するチャンス。

「痛みをともなわせて、今すぐすべきことを、やらなければいけないことに変えていく方法」
なかなか行動できなくて、イライラする。
行動しないためもっているストーリーはウソであることが多い。
先延ばしを直すにはダウンサイジングの力を使う「1分だけやろう」と思って始めればやりやすい。
計画を実行できないのはプロセス全体にフォーカスしてしまうから、1分だけと思えば感じ方が変わる。
行動は感情しだい。

やるべきことがわかっているのに行動をおこさないのは、今の状態が心地よいから。
心地よい状態というのは、成長することと反対。
成長は居心地の悪さから来るもの。
成長は、居心地の悪さを、どれだけ居心地良くするかである。

モチベーションが続かないのは、
痛みを感じて行動し、痛みが消えるとやる気がなくなるから、ダイエットのリバウンドなどがそう。
成功している人は、
痛みによってやる気を起こし、行動を継続するために、快楽の感情をいつもイメージしている。
人生の変化は一瞬で起きる。
ただし、変化する前の準備に時間がかかる。
本当の決断は、自分が決めたゴール以外のあらゆる可能性を受け入れないこと。
真の決断は退路をたつことである。
真の決断をしたとき、あなたはもう成功者である。


多くの人が目標を達成できない理由は、目標に集中することができないから。
アンソニー・ロビンズ氏は「あなたは、自分がフォーカスしたものを得る」といっている。
フォーカスを妨げるのは恐怖、手軽な満足、他人
フォーカスは価値観の方向に必ず向かう。価値観がフォーカスをコントロールしている。
指向のフォーカスをコントロールできれば自由に感情をコントロールできるようになる。
フォーカスをコントロールするのは質問。
質問をコントロールすることでフォーカスをコントロールできる。
質問はあなたが物事をどう解釈するかによってつくられていく。
「私のなにがいたらないのだろう?」→悪いところにフォーカス
「どうしたら私の人生をもっとよくできるだろうか?」→行動にフォーカス
謝った質問は私たちの力を奪い、自分で自分の可能性の限界をつくってしまう。
人生の質は、私たちが自分自身にしている質問の質できまる。
人生には良いことも悪いことも起きる。感情的には悪い方に行くことある。
しかし意味付けは好きなようにできる。
すべの痛みの感情はネガティブな意味付けからきている。
これさえわかっていれば、人生をマスターしたも同然。
すべての人生の経験をポジティブに意味付けできれば、好きな感情を得られるし、人生で成功できる。
悪い経験、嫌なことなんてない。
「この出来事の良い点はなんだろう?」
「この経験をどうやって生かせるだろう?」
良いし質問は良いフォーカスを生む。何があってもよい解釈をする。
出来事そのものに意味はない、あなたが意味をつける。
自分自身が作る意味以外に、意味というのは存在しない。
出来事はコントロールできないが、意味付けはコントロールできる。

最高の質問は「この出来事から得られるギフトはなんだろうか?」
どんな出来事がおきても恐れないでほしい、何を学ぶべきか質問しよう。良いことを得よう。
ネガティブな感情をもったときは、あなたにチラを与える質問に変えよう。


成功するためには
・正しい信念をもつこと
・正しい方法で行動すること
成功の80%は心理面で決まる。多くの人が成功しないのは間違った信念を持っているから。
信念とは事実ではなく、単なる思い込み。
リミティング・ビリーフ=自分自身を制限してしまっている信念。
人生で感じる痛みのほとんどが、これが原因。
成功したいのにしていなかったら、信念を変える必要がある。
信念は正しいか正しく内かは問題ではない。100%確信すればそれが信念。
無意識下のリミティング・ビリーフを引き出すには、
「私は期限までにゴールを達成することができない、なぜならば・・・」の後ろの文章を完成させるとわかる。
潜在意識は強い力で影響を与え、あなたを動かす。
「自分が怠け者である」と口に出すと、潜在意識は望みをかなえようとする。
潜在意識はあなたの信念を判断しないで実行する。

リミティング・ビリーフをはずすには、声のトーンを弱めてそれをいう。
例えば、「私は仕事が苦手だ」というリミティング・ビリーフをもっていたら。
コミカルな漫画のキャラクターの声で「私は仕事が苦手だにゃー、にゃにゃにゃー」なんてやる。
信念に対する確信が亡くなるまでバカになったふりをする。

今度は正しい信念を確信にするために、思い切り体を動かしながらこういう、
「私は見ている!聞いている!感じている! そして知っている、私が仕事の天才であることを!イエス!」

インカンテーション
自分自身にポジティブな言葉をなげかけると「いやいや、そんなわけないだろう」というささやきが聞こえる。
確信をもって叫び、体を使うことで、その声を頭の中からはじき出す。
戦うのではない、受け入れる。自分の潜在意識により激しく、大きな声で、ダイナミックに身体を動かして信じる。
無意識のリミティング・ビリーフを取り除いて「できる!」と感じた時人は行動する。
確信を得た時人は行動するのだ。
本当に100%の決断をすれば、たとえ今まだ道が存在しなかったとしてもゴールに到達する道を見つけることができる。
恐れていたり、怠惰でいるならば、見つけることはできない。
決断しなくては成功はありえない。
過去に何度失敗していたとしても、過去と将来は別のもの。関係ない。

あなたが決断できるかどうかは、ゴールがあなたの価値観と結びついているかどうかによる。
人生の目的を書いたミッションをもっているひとはいても、覚えているひとは少ない。
目的が人生に変化をもたらす唯一の方法は、それを覚えていられるかである。
目的を覚えていれば、何かを選択するときに、一番よい決断を効果的にできる。
価値観は感情。
成功するためには、確固たる決断が必要で、新しい感情が必要。
「自分のゴールを達成するためには、どんな価値観や感情を持たなければならないだろうか?」
自分の価値観を再構築して、自分の欲しいものは何でも手に入る状態にあるようにしないといけない。
価値観は、いつか達成できた時に感じる感情ではなく、毎日日常の中で感じる感情である。
あなたは好きなように感じることができる。
「今、あなたが感じている現在の価値観や感情を明確にして、さらに成功するために、自分の目標を達成させるために、どういう価値観を持たなければいけないか?」
書きだしてみよう。
変化は起きなくてはならない、起きたほうがよいではない。
変われる人と変われない人の違いは、変わらなかった時の将来の痛みと、変われた時の将来の喜びを、今しっかり感じることができるかどうかである。

価値観に一致する明確なゴールが力強いゴール。
「やめる人は決して勝てない。勝者は決してやめない」
何が欲しいのか知るだけでは不十分。ほしいものを手に入れるための感情的な理由が必要。
成功の80%が、なぜ私はこれを得たいのかという問いかけ。

「すべき」ではなく「しなければならない」なら必ず達成dけいる。
決断することですでに成功しているのだ。
もし、成功したいのなら、その分野で一番成功している人を見つけること。そして模範にすること。


最高の状態で毎日を送れば、最高の結果が得られる。
最高の状態をピークステートという。
毎朝ピークステートをつくるプロセスを行う。
1 パワーアップくクエスション・・・人生の素晴らしい面や感謝することにフォーカスして素晴らしい感情を得る。
   「人生において、何をもっとも楽しんでいるか?」
   「人生において、何にもっとも感謝しているか」
   「自分は誰を愛しているか、誰が自分を愛してくれているか?」など
2 成功のイメージング
   3-6か月以内に達成したいゴールを思い浮かべる。
   成功したときにどんなふうに感じるか想像する。その感情を「今」味わう。
   著者は3個のゴールを次々あじわうというのをやっているそうだ。
3 インカンテーション
   「必要なものは、今すべて私の中にある」と確信の感情をこめて、体を使い、一貫性をもって行う。
これをすると、あなたの行動や振る舞いは変わる。
なぜならよい状態になっているから。

最もパワフルなインカンテーション
 「○○のために、私はどんなことでもする!」
 ○○部分は、自分が従わざる得ないような感情的な理由をいれる。
 たとえば「月収○○円を得て最高の自信を得る為に、私はどんなことでもする!」など。

心は自分で訓練できる。自分の脳を訓練する。
インカンテーションは少なくとも1日20分。できれば2時間やるといい。
頭で考えているだけではだめ、人生の喜びに自分自身を結びつける。
著者は、このプロセスを行うことが、人生において最も重要な習慣であるといっている。

自分をなかなか良い状態にもっていけないとき
呼吸法1
鼻から4回吸って、それから口から4回吐く、これを5分。
これにインカンテーションを加え「毎日毎日、もっと良い気持ちになれる」とする。

呼吸法2
1 息を吸う(1拍)
2 4拍息を止める
3 息を吐く(2拍)
5秒で吸ったら、20秒止め、10秒で吐く。

自分の状態はコントロールできる。ネガティブな状態で生きる必要はない。

具体的な毎日の計画をたてる
質問、「私がほしい結果は何か」「今日私が絶対に達成しなければならない結果は何か?」
こうして今日達成したいことをすべて頭から出す。
質問「今日のゴールは何か?」
やるべきことや行動リストではなく、得なければいけない結果にフォーカスする。
すると確実に自分の欲しいものに集中できる。
欲しいものがわかると、脳が違う働きをして効率的、知的に働くから。
質問「なぜそれをしなくてはならないか?その行動をとることによってどんな成果があるのか、自分はどう感じるだろうか?」
著者は日に3つの大きな成果をだせるそうだ。心理状態がいいからだって。
コツは目を閉じて、結果が出たときのことを思い浮かべ「これを達成した今、どう感じるか?」と質問するそうだ。
成功を得る前から、その日に得るであろう成功を味わうことで、モチベーションを保てる。

「成功する人々は、すべてのことをやるわけではない」
全部できるなんて幻想。
優先順序をつけて重要なことからはじめよう、たいていは20%の行動で80%の成果が出る。
なんでもやっているより、ずっと成功する。
今日のゴールを決める。「やるべきだ」ではなく「どうしてもやる」レベル。
それに印をつけて、どうしても今日やらなくてはならないと自覚する。
最高の状態で、正しい価値観をもって毎日計画を立てれば成功した一日を送るための正しいルートに乗っている。
素晴らしい一日が素晴らしい1週間をつくり、積み重なって素晴らしい月をつくる。・・・
一日が終わったら「やった!計画を実行できたぞ!」といおう。
そのことに喜びを感じ、飛び上がって喜びましょう。
そうすることで脳が「毎日の計画=喜びを感じるもの」と結びつける。そして習慣となる。
ほうびを受け取るとその行動は習慣化する。
毎日の計画達成にごほうびを与えることはとても重要。
毎日の行動、計画が習慣化されればあなたの人生は確実に変わっていく。

ゴールに向かう道のりの途中でネガティブな感情がでて、行き詰ってしまったら、パターンを中断する
その方法は、自分に違う質問をする。呼吸を変える。
質問「これをやらなかった場合、どんな損失や痛みがあるのだろうか?」
「これをやらなかった場合、どんなリスクを取らなければならないのか?」
これはダメ「これをやったら、どんなコストがかかるだろうか?」
臆病な質問。批判は簡単なのだ。

本を買ってよんだのだから、あなたはすでに時間という投資でリスクをとっている。
是非、本の内容を行動にうつしてほしい。


-1063人の収入を60日で41%アップさせた-目標達成する技術 ~どんな目標も達成できる「成功の心理学」~

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  • 作者: マイケル・ボルダック
  • 出版社/メーカー: フォレスト出版
  • 発売日: 2008/12/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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君に成功を贈る [思考]

中村天風は明治9年生まれ、父親は東京の役人であったが、破天荒な行動から九州の学校へやられ、軍事探偵となって満州にいく。その後朝鮮総督府の役人をするが、結核を患い救いを求めてアメリカコロンビア大学で医学を学び、さらにヨーロッパに渡るが救いがえられず、日本への帰路エジプトで出会ったインドのヨガの聖者について8年をヒマラヤのふもとで過ごす。その後帰国して実業銀行頭取などをするが、大正8年突如すべての地位財産をなげうって辻説法をはじめ、身心統一法という方法で幸福になるという思想を説くようになった。

この本は天風氏が若者向けにやさしく語った、身心統一法の考え方をまとめたもの。

幸福な人生をつくる
人生で一番大切にすべきは人に好かれること。
出来がよすぎても人に好かれない人間は成功しない。
豊臣秀吉がいい例で、だれからも好かれる人が出世成功するのだ。
人に好かれる人間になるには、あまり好き嫌いのないようにすること。
自分自身があまりに好き嫌いがはなはだしいと、自分もまた、やはり他人から好き嫌いに扱われる。
だから他人を嫌いになるのはいけない。お互い人のなかで生きているのだから。
嫌いな人にはつとめて親切に、やさしくするように自分の心を仕向ける。そして見返りはもとめない。
どんな場合にも「真心の親切」=自分のことをするときと同じ気持ちで人のことをしてあげるで人に接する。
他人から受けた恩義は、どんなささいなことでも、大きな感謝でうけいれる。
人間が働くのは人間の生まれついた役目で、恩恵で慈悲である。
生きているだけで他の命を奪っている人間は、生きているだけで十分感謝していい。
何をする場合でも、現在恵まれていることに感謝しよう。
病も悪い運命も、幸福か不幸か決めるのは心の置き所。
つつましやかに感謝の念を持って生きるようになれば、人生のスケールが大きくなる。
人生は二度とない。だから価値ある人生を活きないといけない。そのためには心の在り方をかえなくてはならない。
切磋琢磨することで自分を磨いていくことでしか、自分というものは本当にはえらくならない。
境遇や環境で幸福にはなれない。


強い命をつくる
偶然の機会で聞かされたことが、自分の一生の大きな守りになることがある。
だから、真理をつかむ心構えで聞く。
昭和20年から前の人は精神を大事にしたが、それ以降は物質を大切にする傾向がある。
命を考えるとき肉体を考える人が多い。
しかし、心が完全でないと命そのものが不完全となる。
心と肉体の間には両者を結合しているサーキット=神経系統があり、それで生きていられるのだ。
肉体だけを大事にしても、価値高い人生は送れない。
天風氏の体験として若いころ強い心であったから軍事探偵などという激しい仕事も勤まったが、一度病をうけ「しぬかもしれない」といわれただけで、心がくだけ、格段によわくなってしまった。だから命というものは心の強さに支えられているのだ。
天風氏は病を恨み、悪いことをしていないのにと思いあずらったが、結局病や不運は自分の犯した罪の結果生じたもので、心のありようが間違っていることをしらせてくれるものであると悟ったという。
病も肉体が患っているのではなく、心の態度が積極的でないから生じたものである。
心を尊く、強く、正しく清らかにもっている=生まれた時の心に保つことが重要。
そうしないと心が弱くなり、神経も弱くなり、命が役にたたなくなる。
具合が悪いときに具合が悪いと言っても治らない。
言葉も消極的なものは使わないように気を付けること「こまった」「悲しい」などが消極的言葉。
どうせなら、痛いけど元気出すとか、具合が悪いけどありがたい、うれしいっていってごらん。
人の言葉でも消極的なものは排斥しなさい。
人に接するときは明るく、朗らかに活き活きと勇ましい態度にしなさい。
やってみればわかるが、すぐにはうまくいかない。でも努力をやめてはいけない。
積極的な心をつくる一番いい方法は、寝床に入ったらなにも考えないこと、悪いことを考えてしまうようなら、考えれば考えるほど嬉しくなること、思えば思うほど楽しくなることだけを、心にありありと描いて寝るとよい。
夜の寝際だけはきれいな心で寝るようにしよう。


価値高く生きる
非常にえらくなる人というのは、同じ話を聴いても、その聞き方、受け取り方が真剣である。
重要なことをきくときには、恋人のいうことを聴くような気持ちで聞くようにしてごらん。
きれいなものを、きれいだなと思うのはあなたの心。だからまず一番に考えるべきは心。
若いうちは肉体を考えるほどには心のことは考えない。
天風氏自身、軍事探偵として暴れまわっていたころ、生死の境にいた心持と、病を得て死ぬかもしれないといわれたときの心持を比べ、心が積極的でないと、どんなに勉強し、金を設けても本当の幸福は来ないと悟ったという。
自分の人生をつくるのにおそいということはない。明日死ぬとしても今日から幸福になって遅くない。
価値高い人生を活きようとするなら、どんな場合にも、なにをおいても、自分の心をへこたれさせてはならない。
積極的な心=尊く、強く、正しく、清くが、神経系統を強くして、人間の生きる力すべてを豊富にする。そして健康と運命をひきよせる。
生きる力=体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力
生きる力が有り余るほど働いた結果、成功するのである。
学問や、経験、お金があるから幸福にいきられるわけではない。
だから6つの生きる力を鍛える→心を鍛えることが必要。
天は自ら助くる者を助く。みずからの人生を価値高く生かすのは、だれがなんといおうとも自分自身。
幸福や幸運は自分が呼び寄せないと来ない。自分以外のもののせいにするのはその考えがつまらない。幸福や健康や成功はあなた自身のなかにあり、呼び寄せなければ来ない。
呼び寄せるのは積極的な心だけである。


思い通りの人生に生きる
どんないい方法を聴いても、その理解が実行されないと、実現しない。
誰に言われなくても、日々毎日実際に努力している人は結果をだしている。
今生かぎりの人生を「すぐれた人間になりたい、思い通りの人生に生きたい」と願わな人はいない。
この欲望を実現するにはプロセスがある。
この世のすべては天地自然以外のものすべてが、人間の思考によって生み出されている。
あなた方の思い方や考え方が現在あるがごときあなた方にしている。
だからなりたい状態があったら、もうそうなっている状態をありありと思い描く。
理想的な思い通りの人生を築こうと思ったら、悲観や煩悶、取り越し苦労などの消極的な考え方にはよくよく注意しないといけない。世の中は消極的暗示と迷信があふれている。縁起を担ぐなんて非科学的でばかばかしいこと。
昔なら、神や仏がいると思うのも無理はない、確かに晴れた星空を見上げたら何とも言えない神秘感をうける。
しかし1900年にドイツのプランク博士が「プランク定数H」が万物の根源であり、すべては素粒子からなっていると喝破してから迷妄は解決した。だから神や仏がいるというなら、素粒子をつくったのがそうだということになる。そういった宇宙エネルギーに感謝し感激するのは良いが、それを人格的なものに考えて「恵まれよう、救われよう」という考えは排斥すべき。
「天はみずから助けるものを助く」、人には生まれた時から他の生物にない心理的能力があり、それを使おうとしないで神や仏にすがるのは卑怯である。
自分自身の生命、人生は自分が守る。そしてその力は心の態度が積極的なときに発揮される。
だから不幸や病に心を虜にさせない。
運命も心が勝れば、心の支配下にはいる。
心配なことがあるからと心配しても結果は悪くなりこそすれ、よくはならない。
怒ることがあるから怒る、悲しむことがあるから悲しむでは人生には幸福などこない。そうすると我々の生命を生かしてくれている力がずーっとボルテージを下げてしまうから。
生きているのは自分の力ではない。自分の力で生きているならしなないはずだから。いきているのは宇宙エネルギーのおかげ。だからそれをうけいれるボルテージが下がると幸福になれないのだ。
宇宙エネルギーが含まれるもの
空気、水、太陽光線、泥、食べ物
これを体の中で生命の活力に転換させてくれるのが神経系統。
あるがままに生きていれば神経系統は宇宙エネルギーを無条件で受け入れて、生命を保つ微妙な働きをしてくれる。
しかし、怒ったり、悲しんだり消極的心の態度をとると、この流れを妨害してしまうのだ。
ショックや衝動をいちいち心だけでうけていると心がいたぶられてしまうので、腹でうけるようにする。
刺激があったら、腹に力をいれて肛門をしめ、肩を落とす。この三位一体で心を守る。
心の態度をどんな場合でもと尊く、強く、清く正しく、自分自身が守っていくことで優れた人間になれる。
人生は進歩と向上があってこそ、生きがいを感じ、努力し、勉強するのだ。


敵をも味方にする
武蔵が強いとわかったのは小次郎に勝ったから。
敵は愛すべきもの、敵があってはじめて自分の価値が定まる。
新鮮組の近藤勇と桂小五郎の果たし合いの話の講談をしながら
100年で価値観なんてずいぶん変わるもの。
心の態度が積極的であれば敵をも味方にできること。
にくい人があるわけでない、あなたが憎らしいことを考えているだけ。
を解説。


笑いの人生に生きる
笑うとへそが動く、すると腹筋がうごき、腹式呼吸のような効果をうんで神経系統の興奮をしずめる。
笑いは神経系統の消極的興奮を鎮める為に与えられている。
日本人は笑うのが下手だが、笑いの力を知って活用しよう。
不自然な馬鹿笑いではなく、ニコニコ笑顔でいるように心がければいい。
不運や病も逃げていく。
人間は争ったり怒ったりするためにうまれてきたのではない。一度きりの人生ニコニコしている時間が長い方がいいにきまっている。


人生、極楽の秘訣
人生は二度とはない。
命より大切なものはない。
命があるのだから現在に感謝である。
自分の人生を感謝になるよう心をかえれば、人生は極楽になる。
手に入らないものより、手に入るものを考え、感謝する。
現在にかんしゃできなければ、悪くなったときはもっと悪くなる。
現在に感謝すれば一秒一秒が楽しくいきられる。
来年まで待つ必要はない。いますぐ毎日楽しくいきよう。


天風成功金言・至言100選がのっていた。


君に成功を贈る

君に成功を贈る

  • 作者: 中村 天風
  • 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本



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