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岩崎さんちの種子採り家庭菜園 [農業]

著者は長崎で25年前から少しづつ有機農業に切り替え、野菜の自家採種を続けている方。農民の手による自家採種と在来種・固定種を中心とした種子ネットワーク運動もしているそう。

いろんな野菜の種が写真で紹介されていて面白い。
自家採種は人参からはじめたそうで、いまではすっかり定着しているらしい。
自家採種は在来種がやりやすいが、売られていた種から育てた野菜で種取を繰り返し育てているものもあるそう。

固定種にするために、野菜を選び翌年まいてみてまた選ぶを繰り返すのだそうで、選び方もあまり偏るとよくないといっていた。
ある程度多様性があったほうが、うまくいくのだそうだ。
また、いろんなところからもらった在来種の種子が、自分の畑になじんでいったり、他に分けた種子がその土地で定着していったり
植物には、土地に合わせて進化する能力があるといっていた。
また、休眠する力、予知能力?だってあるのかもといっていた。

種子を固定化するとき交雑は問題になるとされるが、自家採種ならそれほど神経質にならなくてもよいのではといっていた。

遺伝子組み換えは恐ろしいといっていた。
いまこそ、生産者と消費者が手を結び、種を守る必要があるといっていた。

野菜別採種方法と栽培方法。在来種の入手方法がのっていた。



岩崎さんちの種子採り家庭菜園

岩崎さんちの種子採り家庭菜園

  • 作者: 岩崎 政利
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2004/01
  • メディア: 単行本



家族で楽しむ自給自足 [農業]

著者はスポーツ誌の編集者からフリーランスになり、茨城の築150年のかやぶき民家に家族4人で移住。執筆と無理のない自給生活を実践中とのこと。

自給自足といっても堅苦しくなにもかも自分でやろうと考えず、気楽にできるところからやっていこう。
街でなら近くに菜園をかりて出勤前に世話するとか
ベランダでミニトマト(それなり深さのあるはちがよい)やバケツ稲(3株でご飯茶碗1杯分できる)を育てる方法。
15センチくらいの浅いプランターにはパセリやルッコラ。
プランター向きの植物は ホウレンソウ、小松菜など、プランターに直播して軽く土をかぶせ、芽がでたら日なたに置く。間引きしながらおおきな株を育てる。間引いた葉もベビーリーフとして食べる。

郊外に住むなら農家の直売所を利用して親しくなったり、市民菜園や、グループで田んぼを楽しんでもよい。里山の手入れをするNPOなどもある。
小さな畑を借りたならの作付け例。連作障害をさけ、日当たりを考える。
ナス科、ウリ科、マメ科、根菜、アブラナ科、イネ科(トウモロコシや麦)これらを順繰りに回す。日当たりが好きなトマト、ナスなどやネギ、玉ねぎ、サトイモなどは日当たりのよいほうがいい。
コマツナ、チンゲンサイなどは半日蔭を利用する。

週末に田舎に出かけ、農家を手伝ったり、農地を借りて野菜をつくったり、田んぼを借りる方法もある。
著者の田舎生活の紹介。
庭の果樹や、畑、田んぼのほかに、山菜や小川のどじょう、からも収穫がある。家畜や鶏とヤギがいるそう。

夏野菜の育て方。カレーの野菜の育て方。(にんにくも!)
ラッキョウ付のやり方。
夏にまく冬野菜の育て方。キャベツ。白菜、大根は作りやすいのでおすすめだそうだ。
ハーブの育て方。

100坪の畑の例と、その12か月スケジュール、自家採種の方法、苗の作り方。

コメを作る方法
ベランダのバケツ稲と、田んぼでの方法
種を水に浮かせて選び、風呂につけて60度5分で殺菌、1-2週間水につけて発芽させ、苗代にまく。
田んぼの畔を人力で作る方法
代掻き(人力)の方法、田植え(人力)、稲刈り(人力)、はさがけ、脱穀(人力)、もみすりは機械だよりだそうだ
鎌の研ぎ方

麦つくりの方法、うどんの打ち方、パンの焼き方
そばの作り方、打ち方
大豆の作り方、脱穀(くるり棒)方法、味噌、納豆豆腐の作り方
植物から油をしぼる方法、ゴマ、オリーブ、エゴマ

果樹を植える。カキの例が紹介されていた。剪定ほうほうもちょっぴりのっていた。
育てやすい果樹として、クリ、ブルーベリー、キウイ、梅がのっていた。
果樹でジャムや酒、葉っぱでお茶、薬にする方法
サトウキビから砂糖をつくる方法
コメ飴、イモ飴の作り方。麦芽を利用するらしい
ミツバチの飼い方
動物の飼い方(ヤギと鶏 乳をしぼる。鶏をさばく、卵をとる) 田んぼで合鴨を飼う

雑木林を楽しむ
木の切り方、キノコ栽培、カブトムシの森をつくる方法
竹の使い方(タケノコ掘り、長い竹を切る加工する)

野山で野草をとる、秋に木の実、ヤマイモを掘る方法
野菜を保存する方法、戸外に埋める、納屋におさめる(玉ねぎはつるす)、干しイモにするなど

ドジョウの取り方と食べ方

海辺でとれるもの、燻製、干物、ところてんの作り方。

綿の育て方と加工方法

アケビやフジから籠を編む方法

油から石鹸を作る

竹とわらで小屋を建てる

火のおこしかた

たき火でオーブン料理をする。ダッチオーブンや、かまどタイプ。炭の焼き方(伏せ焼)

まきストーブとかまど、薪に適しているのは、ナラ・クヌギ、カシなど広葉樹、針葉樹は燃えるが長持ちしない

濾過器を作り水を得る方法。

省エネ住宅。黒く塗ったペットボトルで太陽熱温水器をつくる
太陽光発電。ソーラークッキング
水力(水車)の利用。自転車発電の方法
歩いたり、自転車で移動する。


家族で楽しむ自給自足

家族で楽しむ自給自足

  • 作者: 新田 穂高
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本



やさい暮らしを、はじめませんか。 [農業]

著者は元カメラマンで、取材を通して「農家」という生き方にひかれ、現在は農家を選んで野菜を買うセレクトショップのオーナーなのだそう。
農家の温かい気持ちの入った野菜。太陽と土に感謝して、自然な生態系のなかで作られた野菜がおいしいやさい。
農家というのは生き方と書いてあった。

そんな著者が知り合った農家7軒を写真入り(写真かなり大きい)で紹介。
七草農場・・・なんでもつくる百姓暮らしをめざしているそう
しげファーム・・・安全な野菜を高級品としてではなく普通に食べてもらいたい
自然農園レインボーファミリー・・・食べられる庭と自然卵の暮らし
えがおファーム・・・標高1200メートルの限界集落で、とうもろこしを育て国産飼料で鶏を飼う
もくもく耕社・・・雪国ならではの野菜の保存方法、加工品
はぐくみ自然農園・・・あいがも農法
みやもと山・・・1200年続く農家の味噌

四季折々の野菜の話
春・・・菜の花、そらまめ、玉ねぎ、キャベツ、レタス、さやえんどう。
夏・・・ピーマン、トマト、ナス、ズッキーニ、キュウリ、オクラ
秋・・・人参、サツマイモ、かぼちゃ、ゴボウ、ブロッコリー、サトイモ
冬・・・ホウレンソウ、大根、白菜、ネギ、チンゲンサイ、小松菜

農家ご飯の紹介
シンプルなサトイモの煮物とか切っただけサラダとか、あとちょっとおしゃれなパエリアやキッシュなど紹介されていた。


やさい暮らしを、はじめませんか。

やさい暮らしを、はじめませんか。

  • 作者: 伊藤志歩
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2009/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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