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小食の力 [健康]

食事制限すると寿命が延びる。
1935年マッケイのマウスの実験、サルでも同じ。

小食のサルの特徴
・低体温
・血液中のインシュリンが低い
・DHEAS(デヒドロエピアンドロステン、副腎皮質ホルモンで男性ホルモンの一種)の血中濃度が年齢相応に減ってこない。
体温を高めると免疫があがるという説があるが、現実には逆のことがおきている。
甲田医院で小食を実行した人は風邪をひかなくなった人は300人中76%。花粉症は85%。

小食でマウスの遺伝子が若返る実験がある。

宿便とは、胃腸の処理能力を超えて負担をかけつづけた場合、腸管内に渋滞する排せつ内容物、これを総称して宿便という。食べ過ぎ生活をしたり、運動不足、睡眠不足、水分不足、食塩不足、食物繊維が少ない、心配事が続く、粉食が続くときに宿便ができる。

宿便が停滞すると、つかれやすくだるくなり、根気が亡くなり、頭は重く肩が凝り、手足が冷える。イライラしたり取り越し苦労する。などの症状がでてなかなか治らない。

腹七分といっても続かないので、朝食抜きの1日2食の方が実践しやすい。
最初は脱力感が強くなり、心が落ち着かない寂しい思いをするが1カ月から2か月でなれる。少しずつ減らしていくのもよい。ただし昼夜は増やさないこと。
空腹でいるとモチリンが分泌され便通がよくなる。

甲田医院には。潰瘍性大腸炎、慢性腎炎、尋常性乾癬、円形脱毛症などの難病の人がたくさんくるが、玄米腹七分の養生法で症状が好転して治る。ただし、すべての難病が小食で治るものではない。
腹七分の小食を行うと、ドーパミンの受容体が老齢になっても減らないので、脳の働きを若々しく保つことができる。

小食にするには質が大切、白米より玄米、白パンより黒パン、白砂糖より黒砂糖、大きな魚より小魚、豆、改装、ゴマ、野菜なるべく農薬や化学肥料の少ないものを。

小食は命をいただいているという気持ちに通じる。
小食で世界の食糧危機を救おう。生採食ならガスも使わないので相当な節約になる。

生採食小食メニューの例
朝食抜き
昼食
 生野菜500g 葉野菜数種類を泥状にしたもの
 根 250g 大根おろし100g、人参120g、山芋30g
 生の発芽玄米 70g 味噌を少し添える
 生の発芽大豆 30g 味噌を少し添える
くだもの ミカンなら1個、リンゴなら3分の1
夕食は昼食と同じ

陰性体質でも蔭極まって陽性体質になれる。

決め手は腹7分の小食。
なかなか守れなくて一進一退する患者の状態が赤裸々にかかれている。軽症なうちに治療する方が効果が高い。


本書では自己免疫疾患の一種である慢性関節リウマチ患者10名の体験記を小食糧法の実践の記録として収録。
だいたいは自宅用のレシピと運動メニューをもらい、間に入院をはさみながら徐々に治療する。

小食に挑戦する人は多いが、食欲は人間の強烈な本能なので無謀なことをしても失敗する。
せっかちにならず、ほかの理論にふりまわされず、自分の意志が弱いことを自覚したうえで、食べ物を大事な命とみて、最初は脱力感があったり体重が減ったりしても予定通りとおちついてこなせる人。人生に高い目標をもっていると成功しやすい。

高い目標をもち、せっかちにならず徐々に小食を進め、大切な命を殺生していただいているという自覚をもつことが大切。
人間は本来神様の分けみたまで本体は光っている。お祈りで小食が成功しやすくなる。
仲間をもつと成功しやすくなる。
小食で成功した自分をイメージしよう。
小食で世界を救おう。


少食の力

少食の力

  • 作者: 甲田 光雄
  • 出版社/メーカー: 春秋社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本



タグ:甲田 光雄
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「長生き」したければ、食べてはいけない!? [健康]

チリの鉱山事故で地下600メートルに閉じ込められた33人が17日後奇跡の生還をはたした。彼らは3日にツナ缶2口とクラッカー半枚ミルク半カップという極端な小食生活を送っていたが、健康状態には異常なし。

一方で日本の歌人正岡子規は、35歳の若さで亡くなったが、その大食ぶりはすさまじく、特に動物性タンパク質と菓子パンを山のように食べていた。

人間が健康に長寿を全うするのに適しているのは、小食と生採食。
カロリー制限をすると微生物からサルまで寿命が延びることは、実験結果からあきらか。特にサルでは老化に顕著な差がみられ、小食がアンチ・エイジングにつながることも証明されている。
遺伝子レベルでも小食で長寿や老化防止遺伝子に、よい影響がでるものがONに、悪い影響がでるものがOFFになることが、マウスの実験でわかっている。

特に、肉、牛乳、卵はがんを引き起こすとしていた。
牛乳はカルシウムも多いがタンパク質も多いので牛乳を飲むほど消化吸収にカルシウムが必要になり結局骨からカルシウムが失われる。

腸管造血→腸から吸収された食物は腸管で赤血球に変化し全身に送られ体細胞になる。
血球可逆分化→人体が飢餓状態になると、体細胞が赤血球に変化する。

ガンは人体の解毒浄血延命装置、体内でできたゴミを引き受けてくれている。ガンにならないと敗血症ですぐ死んでしまう。
ガンは血液の汚れ、腸から吸収された毒素や性状がおかしくなった赤血球。
断食はガンの予防になり、初期のガンを治す。

タンパク質を獲りすぎると腸管造血で作られる赤血球がおかしくなる。
断食すると、おかしくなった赤血球からできた体細胞が分解され使われ?排せつされるってことらしい。

今の栄養学は20世紀初頭ごろのドイツの栄養学が基礎になっているが、現在では間違っていることが明らかなこともある。著者によると、何度も間違っていることが報告されているのに、食品会社や医薬品会社が困るので広まらないようにしているのではとしていた。

肥料を与えすぎると作物が実らないように飽食すると子供ができない。
現代人の普通はすでに過食。

過度の運動は活性酸素を生み出し遺伝子を傷つけるが運動で筋肉をつけるのは成長ホルモンの分泌を促し老化防止になる。

著者は沖ヨガの創始者沖正広さん、自然医療の森博士、免疫学の安保徹博士などの言葉や研究結果をあげながら、小食が長寿と老化防止に効果的であることを主張していた。

また、青汁1杯など極端な小食で健康な人、不食不排せつのヨガ行者プララド・ジャニの例などをあげて、人間がエネルギーを得るには3つの方法があるという理論をあげていた。

1酸素系
2解糖系
3原子核エネルギー
3太陽光+ソマチッド造血

1はドイツで栄養学が誕生したときの基礎理論になっているもので、細胞内のミトコンドリアが酸素を使ってエネルギーを作り出す。

2はブドウ糖分解で発生。嫌気性の反応。太古の生物はこちらしかもっていたなかったのが、細胞にミトコンドリアが入り込んで、酸素系の爆発的なエネルギーを使えるようになったというのが、定説になっているようです。

3は、まだ認められていないけど、鶏が、外からとったカルシウムより、卵として生み出すカルシウムの量のほうが多いことなどをあげ、生体内で原子核反応がおきているという説があるとしていた。著者によればカリウム40がカルシウムに変化することは、研究者からきいたとあった。

4は、よくわからなかったが、細胞内、特に経絡の細胞にソマチッドというものが沢山あって、それが太陽光にあたると活動してエネルギーを作り出すって理論らしい。これも認められていない。ヨガ行者など不食の不排せつの人たちは、これを使っているのではとしていた。

4は、われわれの体にある緊急バックアップシステムであるが、不安や恐れがあると動作しない(悟りのようなものが必要)なのではないかと仮説をたてていた。


「長生き」したければ、食べてはいけない!?

「長生き」したければ、食べてはいけない!?

  • 作者: 船瀬 俊介
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2011/01/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:船瀬 俊介
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キズ・ヤケドは消毒してはいけない―痛くない!早く治る!「うるおい治療」のすすめ [健康]

うるおい治療
 1傷を水道水で洗う、水分をふきとる
 2白色ワセリンを食品包装用ラップまたは市販のハイドロコロイド被覆材につける
 3ラップで傷を覆ってテープで止める。
 4そのうえから包帯を巻く
 51日1~3回傷の周囲を洗って、2からを繰り返す。

ポイントは傷を消毒しない、乾かさないということ。
これを医者である著者は、この本の時点で10年提唱しているそうです。




傷口を消毒するのは、熱湯を傷口にかけるようなもの。消毒するとバイ菌も死ぬが、あなたの細胞も死ぬ。
消毒薬の本質は「タンパク質の破壊薬」だから。消毒薬を誤飲したり、点滴に入れたりしたら死ぬ。
生物のもつたんぱく質は、20種類のアミノ酸の組み合わせからできていて、細菌と人間で共通のものも多い。消毒薬は両方を破壊する。むしろ細菌の方が細胞壁で守ってあるぶん、裸の人体細胞より強い。
これまで治ってきたのは、人体が丈夫で痛めつけられても治る力があったから。でも一度壊してから治すより、最初から壊さないで治した方がいい。

医者が傷を消毒しているのは先輩にそうしろと言われたからで医学的根拠はない。

化膿とは、細菌が傷の中にたまった血液やリンパ液を隠れ家にしている状態。ここには免疫という巡回警備が来ないので安心して増えられる。逆に巡回警備があるところは、細菌は増えることはできない。だから口の中をヤケドして消毒しなくても化膿しない。

ケガをすると痛いのは皮膚に分布している神経終末が刺激されて、それが大脳に伝わって痛みとして認識されたから。消毒していたい、傷を乾かしていたいのは、体が警告を発している証拠。うるおい治療をすると痛みは治まる。

日本の水道水は塩素で殺菌されているので、洗っても細菌は入らない。また流れていれば大丈夫。また傷に細菌が入っただけでは化膿せず、細菌の隠れ家になっているものがあったから化膿するのである。

傷を乾燥させると治らなくなるが正解。細胞は乾くと干からびで壊死して、その組織がミイラになって傷口をおおう=かさぶた。これを治っていると勘違いしただけ。乾かして治すは19世紀の医学の迷信。

かさぶたには2種類あって、傷からでた浸出液が固まったもの=痂皮と、皮膚が死んでミイラみたいになったもの=黒色壊死がある。痂皮はうるおい治療を行うと自然にとけてはがれて治る。黒色壊死は下に膿がたまって化膿する率が高いので、医療機関で局所麻酔して除去してもらったほうがいい。まわりが赤くはれているときはすでに化膿している。

うるおい治療をしていると、傷口がグチャグチャしてくるし、においもしてくる。この浸出液は細胞成長因子という物質で、細胞を増やしたり細胞の機能を活性化する役目をもつ。皮膚や細胞の培養液のようなもの。傷口は洗えば前日より傷が小さくなっていることがわかるはず、ジュクジュクは治ろうとしている証。しかし、皮膚の炎症の原因になることもあるので、少なくとも1日1回は洗い流して、浸出液が多いときや夏は1日2回でも3回でもラップをはがして傷をよく洗い再び貼る。

家庭で必要な消毒はモノの消毒。
病院で使用している医療行為としての消毒も、本当に必要なのは次の3つだけ
・関節注射をする前の皮膚消毒
・カテーテル類を入れる前の皮膚消毒
・血液培養用の血液を採取する前の皮膚消毒

家のキズ用消毒薬は不要なので廃棄しましょう。役にたたない上に誤飲すると死亡することが多いです。
著者の外来にも消毒薬はない。

傷の周りの皮膚が赤く腫れている状態を「蜂窩織炎」という。細菌感染が皮膚の下の組織(脂肪組織)まで及んだために起こる。この場合戦いは傷口ではなく深いところなので表面を消毒しても意味はないし、消毒しても細菌は死ぬわけではない。
化膿している傷口からは膿がでるが、これはタンパク質のかたまり。消毒しても消毒薬の成分はタンパク質と結合するだけで意味はない。また消毒薬には界面活性剤がはいっているものがあるので、確実に傷口の組織を傷めることになる。

手にはバイ菌もついているが、普通は皮膚常在菌という菌におおわれていて、バイ菌は繁殖できない。皮膚常在菌は人間に対する病原性をもっていないか、もっていても低い細菌。それらの菌は人間の皮膚から養分をもらって、弱酸性の代謝物を排泄する。だから健康な皮膚は弱酸性になっていて、病原菌の侵入を防ぐことができる。手を洗いすぎると、これらの菌も殺してしまい、結果として病原菌の侵入を許してしまうこともある。手についたバイ菌は水で洗えば十分おちるので、消毒する必要はない。

ガーゼを傷口にあてるとくっついてはがすときに痛い。この治療は19世紀に傷を乾かすと治ると誤解した医者がつくったもので、1970年代には乾かすと治らないとわかっていたのに、代わりのもの(創傷被覆材)がなかったり、積極的にやめようとしなかったりで残っている方法。

人間は皮膚呼吸していないので、ラップをしても大丈夫。ラップしてあせもができるのは、本来排泄器官である皮膚を密閉したための症状。

破傷風菌は普通芽胞とうかたい殻に囲まれて眠っている。この状態だと消毒薬でも死なない。よく洗うことでこの芽胞を傷口から除去すればよい。
ちなみに昭和42年以前に生まれた人は破傷風の予防接種をしておらず、三種混合を受けた人も10年で抗体がなくなるという。破傷風は特定の地域で発症し、薔薇のとげなど浅い傷でも発症するという、ちょっと不思議な感染症である。

症状別のうるおい治療の解説
・すりむきキズ
 ころんでひざをすりむいた。皮膚がグチャグチャに裂けていたり、ぱっくりと口があいていたら医療機関を受診。そうでないならうるおい治療をする。
 おでこの場合も同じだが、目立つのでハイドロコロイド被覆材を貼ったほうが目立たない。医療機関を受診するなら医療用の創傷被覆材を使っているところを選ぼう。たんこぶはこぶの周りの筋肉などの組織で血液が吸収されて平らになるが、いつまでも引かない場合は血液を注射器で吸引して除去する方法があるので受診を。

・切りキズ
 病院にいくべき傷は、以下のようなもの
  出血が止まらない。
  切れたところから先の部分が感じない、しびれている→神経損傷
  指が動かない、うまく動かせない。→腱創傷
  指先の皮膚とお肉(脂肪組織)を切り落とした場合。
  パックリと傷口があいている場合
  汚れた包丁で切った場合
  傷が土や砂で汚れている場合
 それ以外なら、傷口を圧迫してけがをした部分を心臓より高くする。心臓に近いところを縛ると出血が止まらなくなるのでやらないこと。その後うるおい治療をする。膿がでてきたり腫れたりして来たら抗生物質を処方してもらう。
 ガラスの破片が血管に入って心臓に達して死ぬというのは都市伝説。
 破片が大きかったり、神経の近くにあると痛みの原因になるので、摘出が必要、できれば「手の外科」に行く。

・ひっかきキズ
 擦過創などの浅い傷ならうるおい治療の方がキレイになおる。
 猫に引っかかれたとき、深い部分なら抗生物質の治療が必要。

・軽いやけど
 やけど部分を氷か流水でとにかく冷やす、これで痛みが引いていれば治療完了。
 痛みがぶり返すようなら冷やしを再開。
 ラップにワセリン(サラダ油で代用できる)をちょっとたらし、水気をふき取った患部にあてて、包帯やタオルで巻く。

・中くらいのやけど 熱いお湯をカップ半分くらい手にかけてしまったとき
 着ている服にお湯がしみこんでいる場合、服を脱ぐ。
 あとは上と同じ。熱さまシートは傷にくっついてしまうので使わない。

・ちょっとひどいヤケド やかんのお湯をこぼして10㎝の水ぶくれ
 水泡を破って水泡液を出し、水泡膜をはさみで切り取って除去。あとはうるおい治療を。2週間くらいで治るはずだが、患部が痛かったり熱ができたら細菌感染なので抗生物質を処方してもらう。3か月くらい患部を直射日光に当てないように努力する。まちがった治療をするとヤケドが深くなるので、かかる医者には注意を。

・低温やけど
 低温やけどになったら、うるおい治療で様子をみるが、やけどのなった時点で脂肪層の損傷がひどいと皮膚は壊死してしまう。それは止めようがない。


うるおい治療をしてくれる病院は著者のサイト「新しい創傷治療」にある。この原稿を書いている時点で300ほど。ただし病院全体でうるおい治療をしているわけではないので、医師を指名すること。自薦で作成しているので厳密ではない。

深い傷をおったり、動物に噛まれたりした場合は破傷風の危険があるので病院を受診する。

もし病院で傷口を消毒されたら、家で洗いながしてうるおい治療のできる病院を受診するか自分で治療を。ただし、傷の程度が深い場合は自分ではやらないこと。

毎日傷口を消毒する病院はやめた方がいいが、現状そうもいかない。

今の手術では、髪を剃らない。それは感染がないことがわかったから。特に眉毛は絶対に剃らないほうがいい。縫い合わせるとき、眉毛を目印にしないと、段違いになってしまう可能性がある。

お風呂はラップを外してはいり、傷口は周りを洗う感じでついでに洗いましょう。石鹸がついたら洗い流せばいいです。石鹸が染みる場合は露出した細胞が傷んでいる証拠なので、その場合はつけないよう、気をつけましょう。お風呂に入ってもバイ菌が入ることはありません。むしろ傷口の方が細菌が多いので、きれいに洗ってから入浴を。

ケガをしたあとでも痛くなければなにをしてもいいので、海でもプールでも大丈夫。ただし、縫った傷が傷む場合は、傷の深いところで血液がたまって起こることが多いので、病院を受診すること。ただし、傷のある人は入らないでくださいという表記のところは社会ルール的にはいらないこと。

主婦手湿疹を治す方法
 小さじ半分以上の白色ワセリンを手にとり、十分になじませるように時間をかけてもみこむ。
 ペーパータオルなのでふきとる。べたつきがなくるまで。
 これを1日に何度も繰り返す。
尿素は皮膚の角化層を破壊する薬剤で、皮膚を保護しない。またクリームの界面活性剤は細胞膜を破壊するので、使わない方がよい。

髭剃り後にかゆみや痛みがあったら、さっと水洗いして白色ワセリンまたはハイドロコロイド被覆材を。

アセモやニキビにうるおい治療はしてはいけない。
靴擦れにはうるおい治療が有効。
痔には使えません。

爪がはがれてしまったときはうるおい治療が向いている。完全にはがれていないと、爪と下の組織に血液がたまり化膿する危険があるので、うるおい治療をしている病院で除去してもらった方がいい。

巻き爪は深爪から起こる。切りすぎないで。

ピアスの穴の膿はうるおい治療では治らない。ピアスの穴の化膿の原因は、金属アレルギーと、ピアスの穴の中に細菌が閉じ込められて化膿のどちらか。金属アレルギーの場合はシリコンのピアスを使い。穴に細菌を閉じ込めないように、軸の長いロング・スタッド型を選ぶとよい。

虫刺されにうるおい治療は無効。毒の注入やアレルギーなので。
中には命にかかわることもあるので、虫に刺されて症状がでたら、迷わず受診しましょう。動物に噛まれた場合も同様です。

サンゴなどで切った場合も、普通の擦り傷と同じ。海水の濃度が3分の1になり、海水温が20度以上になると繁殖するビブリオ・バルニフィカスという細菌は例外的に死亡することがあるので、夏に大雨の降ったあとの河口などには近づかないほうがいい。

薔薇のトゲなどがささって腫れる場合は、中にとげが残っていて細菌がふえているので、医療機関でとげを取り除いてもらい抗生物質を処方してもらおう。

うるおい治療をするとかさぶたはできない。かさぶたはミイラ。できてしまったかさぶたにはラップやハイドロコロイド被覆材で覆うとやわらかくなり自然にとれる。皮膚や皮下組織が深いところまで挫滅されて「全総皮膚壊死」になった場合は真っ黒で硬いかさぶたになり、その下に化膿がたまることがある、こうなると切除が必要なので医療機関へ。

日焼けしたら、白ワセリンをぬったラップを赤く腫れて痛い部分にはるだけで、数秒で痛みがとれる。抹消神経が空気にふれて乾いて痛みの原因になっているためである。

貼るカイロでするような低温やけどは完治まで3か月かかる。小さくても甘く見ないで、うるおい治療でも水疱になるなら病院へ。

化粧品でかぶれたら、その化粧品を使わないこと。筆者は化粧品に含まれる界面活性剤がわるいのではと疑っている。皮膚常在菌を殺してしまうから。

おむつかぶれは、皮膚が接している水分が多いことでおきるので、うるおい治療では治らない。濡れている時間を短くして1週間たっても症状に改善が見られない場合は、皮膚病かもしれないので医療機関へ。

樹液でかぶれた場合はステロイド軟こうが有効だが、市販のものは効き目がよわいので医療機関を受診したほうがよい。
ウルシの場合、予防クリームがあるので、使用することも検討を。ちなみに白色ワセリンやゴム手袋では予防できない。
もし、触れてしまったら、石鹸と水でよく洗う。

レーザー治療のあとは、乾かしてかさぶたにしないで、うるおい治療をするときれいに治る。

へその緒を切ったあとの消毒は不要。きれいに洗って白色ワセリンをぬって市販のガーゼで覆っておくでよい。生まれたばかりの赤ちゃんは1年後までにデベソ→普通の穴になる。それを過ぎると自然には難しくなるので形成外科で相談を。

赤ちゃんにおっぱいをあげるとき乳房を消毒しない方がいい。気になるなら消毒薬をつかわないで拭きましょう。
おっぱいに傷がついたら白色ワセリンを縫ってよい。口にいれても安全だから。

熱をさげるシートは、熱を下げる効果はない。メントールの香りで嘘の情報を脳に伝えているだけ。湿布も香りがないと効かないという人がいるのは、この効果。

消毒をしてから注射しても化膿する確率は変わらないので、意味はない。ハリ治療も同様。細菌が皮膚や注射針にいるのは本当だが、感染源となるものがないと化膿しないからである。

いれずみをいれたあと、うるおい治療をするといたくないというのは本当で、経験的にもしられていたが、入れ墨はやめたほうがいいと思います。

最後の自宅での常備品 



そのほか、包帯、はさみ、絆創膏。

病院で使っているもの
 ハイドロコロイド被覆材、ポリウレタンフォーム被覆材、アルギン酸塩被覆材、各種フィルム、傷口を乾燥させない被覆・保護材料など。

うるおい治療を行った写真がのっていた。かさぶたにならずに、数日で治るのが特徴らしい。

キズ・ヤケドは消毒してはいけない―痛くない!早く治る!「うるおい治療」のすすめ

キズ・ヤケドは消毒してはいけない―痛くない!早く治る!「うるおい治療」のすすめ

  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2007/11/30
  • メディア: Kindle版



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