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あなたもラクラク美しいモデル脚になれる! [健康]

骨格矯正業界で始めてISO9001を取得したサロンの品質保証部長でアドバイザー。
現在は東京ボディセラピストサロンという名前になっているようです。
骨盤矯正の草分けで、リンパドレナージュを日本に紹介した人といわれています。

モデル脚は、脚が曲がっていない状態。かつ、上半身と下半身のバランスがとれている状態。日本人は特に上半身が貧弱な人が多い。
まずO脚やX脚を矯正するところから始める。

いきなりサロンに来るより、まず自分で本のエクササイズをやってみて、それでも改善しにくいときにプロの手を借りることを推奨。

チャート式で、脚のゆがみをO脚、X脚、OX脚に分類、さらに矯正しやすさで分類していた。

生活習慣がわるいと関節が歪んで、それがO脚などを作り出す。
関節が歪んでいると、可動域がせまくなる。正しい方向に動かすのが難しくなる。
例 足首が歪んていると太りやすい。生理痛は胸郭のゆがみから起きる。

それぞれの関節のゆがみと症状
例 中足指節間関節(足の指の付け根の関節)が歪んでいる場合は、
 外反母趾になる
 内反小趾になる
 脚の指の腹が角質化している
 脚の指の形が曲がっている
 ハンマートゥになっている
 歩くスピードが遅くなる。
他に足から骨盤頭まで関節ごとの症状がのっていた。

多くの人が誤解しているアンダーバストを小さくしたらカップがあがるという幻想
アンダーバストが細くなるとバストは垂れて広がる。
補正下着は皮膚のゆるみをつくり、リンパが滞る。
ブラジャーのサイズは実測73㎝のアンダーバストなら85㎝表示を買う。ブラジャーの表示はおもいっきり引っ張ったときの長さだから。
寝るときはブラジャーをはずし、普段は骨格にあったブラジャーをつけるほうが体形は崩れない。
お腹を膨らませる腹式呼吸は上半身を貧弱にする。
胸郭で呼吸した方がよい。


☆1日20分のストレッチ(しっかりやるときは1時間)
悩みの大きいところから行って、上半身と下半身のバランスをとる。
改善するところがわからない場合は、
12貧者な上半身を改善するストレッチ
17ニーバランササイズ
21~23フルボディバランササイズA/B
10代の人はまだ骨格ができていないので、十分に正しい姿勢で行うようにすること。

「骨格矯正ストレッチ」椅子と姿見をつかって、寒い人は指靴下を
1外反母趾を解消するストレッチ
2偏平足を解消するストレッチ
3足首の機能を回復させるストレッチ
4足首を細くするストレッチ
5ひざ下O脚を解消するストレッチ
6大きな膝を解消するストレッチ
7垂れ下がったお尻を解消するストレッチ
8広がったお尻を小さくするストレッチ
9ウエストのくびれを作るストレッチ
10下腹部をひっこめるストレッチ
11バストの形を改善するストレッチ

12貧弱な上半身を改善するストレッチ
 つま先が前を向くように足を肩幅に開いてたち、右足のつま先を90度外側に向ける。
 両手を組んで、手のひらが上になるように腕を上に伸ばし、息を吐きながら上半身を右に倒す。このとき右足のかかとを軽く持ち上げる。
 十分倒したら鼻から息を吸って、顔はなるべく上をみる。苦しくなったら息をはきながら上半身を起こす。5回行って反対側。

13すっきり細首になるストレッチ
14二の腕ほっそりストレッチ
15小顔矯正ストレッチ
16フットバランササイズ

17ニーバランササイズ
 一度お尻を引き締めて椅子に座る。
 両手で膝の上を軽く押さえ、踵が10cmほど浮く感じに持ち上げ、つま先を軽く立てる。
 この状態で踵で∞をかくようにする。縦ではなく横。5回描いたら反対回し。

18ヒップバランササイズ
19SIバランササイズ 子宮が後屈している人向け
20ボディバランササイズ

21フルボディバランササイズA1
 足をそろえて立つ
 右足の足首が90度になるようにつま先をたてる。その状態で右脚を開く。
 左手を手のひらが上に向くように斜めに横にあげる。右脚と左腕は一直線になる。
 そこを中心に右脚の踵と左手で内回りにゆっくり円を描く。10回やったら外回り。反対も同様に。

22フルボディバランササイズA2
 21と同じだが、足の踵と手を反対に回す

23フルボディバランササイズB1
 肩幅くらいに足を広げてつま先が前を向くように立つ。
 両手を手のひらが上を向くようにあげて、右脚左手、左足右手が一直線になるようにする。体全体が伸びた感じを持つ。
 その状態で腰をゆっくり右にねじる、十分ねじったら左に、ゆっくり5回。

24アームバランササイズ
25ネックバランササイズ
26フェイズバランササイズA
27フェイスバランササイズB

ダイエットは痩せるという意味ではない。きれいさを求めるならまず健康。
腰痛や肩こりのある状態は健康ではない。
日本女性はアンダーバストを締め付けすぎ、捻挫を十分治療しないので歪みを生んで、三角形の体形になっている人が多い。

日本人の8割がむくみで悩んでいる。
リンパドレナージュはリンパ液にたまった老廃物や過剰な栄養素、有害な物質を効率よく処理して体外に排泄させるので、体のだるさや疲労感、代謝の改善という効果がある。
一番むくみやすいのは夕方4時ごろの脚。
リンパ液は筋肉の動きで動かすので関節が歪むと動きが阻害される。
リンパ節は高速道路でいえば料金所。下半身の大きなリンパ節は鼠径部と膝の裏。
首のリンパ→腹部の乳び槽→下半身が理想だが、時間がなければ足首→膝→鼠径部で
むくみはセルライトを増殖させ、冷えと下半身太りを引き起こす
老化は脚から進行する

☆1日10分のセルフリンパドレナージュ
まず正常なリンパの動きを活性化させてから、近いところから徐々に行う。
手のひらを密着させ、力を抜く感じで広くつかい、圧力を均等にかけながらじんわり円をかくように動かして行う。直接肌に行う。
コンプレッションセラピー。コンプレッションストッキング(弾性ストッキング)などを使う方法もあるが、自律神経への悪影響があるので、病気でない限りはあまりすすめない。
サロンでは空気圧療法をおこなうとしていた。
やり方
1足のリンパドレナージュ
2足首のリンパドレナージュ
3ふくらはぎのリンパドレナージュ
4膝のリンパドレナージュ
5太もものリンパドレナージュ
6腰回り、お尻のリンパドレナージュ
7ウエストラインのリンパドレナージュ
8胸部のリンパドレナージュ
9二の腕のリンパドレナージュ
10首を細くするリンパドレナージュ
11顔を小さくするリンパドレナージュ


☆歪まない生活習慣
正しい生活習慣を意識して30日すごすと改善可能。

立つときのコツは膝をゆるめて立つ。横からみたとき膝が軽く曲がっている。
悪い立ち方
・休めのポーズ
・クロス立ち
・つま先を外側に向けて立つ
・つま先を内側に向けて立つ
・側面立ち。小指側に足を傾ける立ち方。骨盤が開く
・片脚に重心をかけて立つ

矯正するときは姿見に垂直な線をひいて、なるべく服を脱いで行う
・足をそろえてつま先を前にむける
・膝の向きを前に向ける
・左右の足の間と、へそ・鼻が垂直線上にくるようにする
・でっちりにならないようにする
・頭を上に引っ張られるように伸びをする
・膝の力を抜き、軽くゆるめた状態にする
・お腹を上に持ち上げる感じにする。

正しい立ち方は2種類、素足と靴をはいたとき。
靴をはいたときは、前のめりになるので、股間で物を挟むような筋肉の使い方をする。肛門を軽く上に引き上げる。

座り方の改造方法
和式、洋式

椅子のポイント
・座ったとき足首と膝、腰がそれぞれ90度になる
・椅子によりかかったとき、楽に背をもたれることができる。
・椅子に座ったとき、奥行きが適当なもの
・座面が硬すぎるものはさける
・立ち上がるときたちづらいほど柔らかいものは避ける。

寝方の改造
睡眠時間は7~8時間もあるので正しい寝方をこころがけたい。正しい寝方は仰向けだけ。
悪い寝方
・横向きで上の脚を前のほうに投げ出す
・横向きで丸まって休む
・うつ伏せで寝る
・仰向けで膝を立てて寝る
・仰向けで足を組んで寝る
・仰向けで大の字になって寝る
眠る前に「仰向けで寝ろ」と自分にいいきかせると寝返りの回数が減る。
寝返りしているときは睡眠が浅くなっている。
寝具で重要なのは敷布団orマットレス。布団はやわらかすぎず、仰向けで休むときに腰の下に手のひらが入るくらい隙間があく方がいい。
マットレスは3か月に1回ローテーションを。
アトピー用の布団を使うときは同じ部屋で寝ている家族みんなで切りえないと効果がない。

足の骨は52個。身体全体の4分の1を占める。
あるくと体重の20~30%の負荷がさらにかかるので、適切な靴選びが重要。
履くときは踵を踏んだり、ほかの人のくつを履いたりしないこと。
靴の選び方
・足長寸法は、つま先に1~1.5㎝のゆとりを
・靴のカーブが踵のカーブにあっているか感じ取る。
・靴の履き口がくるぶしにあたらないか、くるぶしを覆う靴を選ぶ
・つま先は少しもちあがっている
・かかとの大きさは自分のかかとと同じくらい
・ヒールの高さは身長の1.5%が目安。短い時間なら4%まで可能。

食事を見直す
肉や乳製品を多くとると体臭がきつくなりワキガの原因になる。
食事日記をつけると、欠点がわかるようになるのでおすすめ
著者のサロンで控えるように指導するもの
・リン分 ジャンクフードや加工食品、ソフトドリンクに含まれカルシウムを体外に排出してしまう。
・カフェイン コーヒー、コーラ、チョコに多い。ビタミン・ミネラルを排泄してしまう。
・糖分 カルシウムの代謝を促し、味覚を鈍らせる
・塩分 偏頭痛、むくみ、高血圧の原因
・脂肪分 動脈硬化や注意力散漫
・アルコール 神経の働きを抑制し、冷えを起こす
少なくなりがちで意識して摂ったほうがいいもの
・カルシウム
・マグネシウム
・鉄分

コレステロール値を下げる秘訣
コレステロールは肝臓で夜つくられるので、8時以降は食べず、夕飯は少なめに甘いものを控え、よく噛んで食べ、食物繊維を多めにとって、10時まで(少なくとも12時まで)に寝る。食後の散歩も効果的。

食事のコツは食べてはいけないものをあげるのではなく、好きなものをリストアップして足りてないものを補うこと。そしてゆっくりよく噛んで食べる。


施術者で「見なくてもわかる」という人は信用しない。
骨格矯正で大切なのは知識と技術。実際の矯正は必要な場所に最低限の負担で最高の効果をあげること。日常の体に使い方が悪いとすぐにまた歪んでしまうので、サロンでは体の使い方をチェックする。
著者のサロンでは結合組織の動きの改善(筋肉)を行い、胸郭呼吸介助法を行って骨格の矯正を行う。足の指から首まで全身をみる。
LPG(エンダモロジー)を使った脂肪矯正コースも作ったとあった。(本は2002年出版)

心理学を応用した「自分でモデル脚を達成できるか」を鑑定するチェック。
かばんの中が整理されているかとかの設問だった。


あなたもラクラク美しいモデル脚になれる!

あなたもラクラク美しいモデル脚になれる!

  • 作者: 山田 光敏
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本



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ヨガによる病気の治し方―病気を活用した自己改造法 [健康]

なおす力は自分の内にしか存在しない。最上の治り方は、本来与えられている力のはたらきが高まって、ひとりでに自然的に治ってしまうことである。

生きるとはエネルギーの吸収(呼吸と食物)と消耗(動き、考えなど)の番炊事運等を繰り返していること。
文化生活で体を動かさないのだから脳でエネルギーを使い切る生活をしないといけないが、そういう人は少ないので、残留エネルギーがでる。これが悟りも迷いも、病気も健康も引き起こす。
昔からあるあらゆる修行法は、このエネルギーの使い方を考えたもの。
人間のからだやこころの異常状態は、残留エネルギーを異常方向に使う能力と条件が身についている(習慣化している)ことなので、この条件を除けば病気は治り、よい条件を身につける工夫をすれば自然的に健康は増進される。

余剰エネルギーをどの方向に使うかでその人の個性がきまる。人間は動物のように思いのままに行動できないので自己コントロール法とエネルギーの昇華法を身につけておかないと苦しむことになる。

病気をするのは不健康ではなくバランス回復のための健康維持能力の現れ。バランス維持能力があることが健康であることである。
病気を治そうとせず、症状の要求に協力するくふうをする。人間の価値は苦しみを活用して進化すること。
悪条件をのぞいてやれば病気は自然に治るもので、なおりにくい病気なら病気をもったままでいきられるように抵抗力を高める工夫をする。

異常からの回復を目的としたヨガの各行法は病気の要求に協力して、不自然さの排除または新適応性を身につける工夫をする。
1 体操により自然姿勢を回復する
2 断食・生食・全体食などにより正常な食欲を回復する。
3 呼吸法により正常な心身のリズムを回復する。
4 座禅によって我執から解放されこころのかたよりを除きやすくし、正しい感受性を呼び起こす。

バランスのとれた生活の工夫のためには心身のはたらきとその影響による変化を知っておかなればならない。
一例として交感神経と迷走神経
1 交感神経促進の条件(このとき血液は酸性化する)
山を下る、息をすっている、心配がある、怒る、緊張する、空腹、こわい、うるさい、背中の運動、冷刺激、明るいところ、夏
2迷走神経促進の条件(このとき血液はアルカリ化する9
山をのぼる、息を吐く、安心、くつろぎ、笑う、眠る、腹部運動、温刺激、静かなところ、暗いところ、冬
神経の働きによって血液に与える変化は違うのでかたよったことを連続で行うと体に悪い影響がでる。

バランスをとくふうをする生活をしていると普通に健康な生活は続けることができる。しかし、どんな環境でも強く楽しく生きているような人間になろうと努力することに人間の価値がある。自分の全能力を開発して生きてみるというのがヨガの考え。
私たちの体には代償機能性や保護機能性が与えらえていて、なかなか死ぬことはない。病気になったからとビクビクしていないで、なおる力に協力する方が賢明である。悪条件を除けば健康になる以上ならバランス回復法で治す、不治なら代償性と機能性を高める行法でなおらないままで健康に生きるようにする、変えることのできない環境なら適応性を身につける工夫をする。
病気を自己改造と進化への教えとして活用し、生きる積極力を身につけるという考えでヨガの各行法はおこなわれている。

こんなことをしてみたいと願っても、それをなしうる能力がみについていなければなしえない。悪いことも同じで中止しうる能力が身についていないかぎり自由にそれを中止することができない。練習してそのことをなしうるはたらきが身についていることだけでできる。練習の結果、いったんそれをなしうる能力が身についてしまうと、いちいち考えなくても無意識にそのことができるようになる。この身について自分をあやつるはたらきをしているもののことをヨガでは業(カルマ)といっている。

業は先天的なもの=遺伝・素質・天分と、後天的なもの=習慣性からなっていて、自分とはこの二つのはらきが一つになったもの。
人間は先天的には自然的に健康で生きていけるようになっているのに、不健康に導く習慣性がみについているので不健康なのである。病気は異常を正常にもどそうとするはたらきで、悪い習慣性を除くか、または自分を守るはたらきに変化しようとする整体の保護防衛力のあらわれである。なおりにくいのは不健康を保つ条件がみについているから。
健康体は異常を異常と感じてよせつけず、正常物のみを求める体。病気は直すはたらきである。病原菌は病気の原因ではなく、住み着くことができるエサがあるから繁殖するのである。

病気をなおすには何か特別な方法を講じる必要はない。からだは病気を許さないようにできていて、その証拠にヨガ行法を行うとひとりで健康を保つはたらきが高まって特別なことをしなくても健康がたもてるようになり病気が治ってしまう。健康法と病気の治療法は同一のもので、内在の自然のはたらきを整え高めることである。自然的バランスを保つくふうが健康法になる。
例えば
1心身に無理やかたよりの過不足を作らない
2全身を平等に発達させ、疲れも平等に分配する
3エネルギーの集中分散のバランスをとる
4栄養物に過不足や不適を作らない
5整った考え方をする。
6積極的適応性を身につける。

健康法の秘訣は、無理を作らない努力をすること
無理とは
1からだの偏ったつかいかた
2くつろぎの不足
3運動不足
4栄養の過不足
5不要物の停滞と必要物の不足
6感情の執着や欲求不満や、消極的な思考作用による心理的かたよりと混乱のつづき
病気はだしそこなったエネルギーの変形。
人間の病気には、こころの混乱や欲求不満の変化したものが多い、こころの改造をぬきにしては人間病はなおりにくい。心理面はわかりにくいが私たちを支配している。こころの修養法が必要だ。

人間の特徴は意識的に事故を改造し、積極的に適応性を高め広めうることにあるのだし、その能力を与えられているのだから、意識的にこの能力を活用しなくてはならない。ヨガではこの能力を人間性の回復という。自分のなかに治るに必要なはたらきやものがすべてる。他物にかたよったり、過剰な保護をすると能力は鈍ってしまう。
病気は治るようにできているのだ。

病気には同じ症状でも異常を除いた方がいい場合と、なおしてはいけない場合と、さらには強調してやった方がよい場合の三種類がある。
1体を害する異常を取り除こうとしている
2どこかの異常部を守ろうとし、そのために異常の状態になっている。
3新しい適応性を身につけようとしている。
3種類の活動は苦しみをともなっているので、悪いものとして誤解しやすい。

病気の目的に協力するとなおりが早い。
病気は性質と体質の現われ。現代人はだせなくて余ったエネルギーを身についた一番だしやすい方向に出してかろうじてバランスをとっている。病気は体を壊す方向へエネルギーを使っており、悩みはこころを混乱させる方向にエネルギーを使っている。
生きるはたらきとは、内外からの刺激に反応して、自動的にバランスをとって常に平衡性を保ってその生存をまもるはtらきである。異常現象の苦しみが現れているとうことは、アンバランスの刺激が過度にすぎてバランス回復に苦労していることであり、その異常が続いていることは、そのかたよった刺激がつづいたために、そのかたよりの癖が身について、異常反応しかできなくなったことである。生活を改善しないでアンバランスを続けると、そのアンバランスに適応して新しいバランスを作りだして維持しようとする。

ヨガのなおしかたは、自分の努力によって自分の力を整えかつ高めて、ひとりでになおってしまうようにする方法。実際に治った例は多いが、どうやってなおったのか教えている著者にもわからない。
人間病は、個性病と環境病の混合であり、その人の気質・体質プラス習慣である。自分の生活をコントロールし、整えうるのは自分以外ない。自分そのものにとりくんで、自分の問題を自分で解決しようとするヨガの態度を解決策の基本とすべきである。病院の治療にもヨガを併用するとなおりが早く確実なようだ。

道場にくる病人には医師に診察してもらうことを規則にしている、さらに次のような質問をする
1どういう目的で病気をなおしたいのか?
→病気の治療だけが目的なら病院へ、自己改造・生活改新ならヨガで。
2なおしてもらいたいのか、なおりたいのか?
→病気は自業自得なので、自分でなおす努力をする以外には方法はない。
3なおると思うかなおらぬと思うか?
→筆者にはわからない。ヨガでなおすなら自分で求道する覚悟がいる。
4病気の原因をなんと思うか
→病気は自分自身と生活環境に求めるべき
5どうすればなおると思うか
→まず心身の掃除をしてなおる力を呼び起こすことが必要なので、断食と座禅を教える。そして生活を改めてもらう。

座禅で心身が落ち着くと、考えが整って、くつろぎ・安定するので、内の知恵がはたらきやすくなる。
それを呼び起こしながら、要求に照らし合わせて自分医ついて病気を感じるとるとともに、学問的に病的条件を観察してその是正法を行う
1姿勢動作のゆがみをみて修整体操
2呼吸状態をみて完全呼吸
3症状をみて栄養の過不足・不要物の存否、これらの十分・不十分を考えてたりないところを補い、余剰を取り除く。
4こころの煩悩をとおして、思考内容を検討是正して正しい考え方に近づくようにする。
病的条件を心身から除くと、体の内から正しい要求だけがおこるようになる。
ヨガを学ぶことで自分を支配しているものが業であることを知る。意識的に善が自分自身の働きになるように訓練して、健康体になる。
病気なおしはゴールではなく、自分を最高に開発育成・高揚して社会奉仕できるような自分をつくりあげ、自他ともに生きる喜びをあじわるような自分になることがヨガのゴール。

体に現われた症状は防衛機構としての最上の適応状態であり、その症状が正常回復法をからだ地震に教えている。
生命の報告は、皮膚の色、息の仕方、背骨の形、手足の動き、感じ方などの上に現れている。食物の適否は皮膚・つめ・毛・目・くちびる・舌・便の色および乾湿として現われている。大小便は単なる排泄物ではなく、量・形・かおり・色のひとつひとつが健康・不健康を示している。
無臭に近い黄金色の軟便が一日に数度でれば正常。青なら先生食過剰、赤黒ければアルカリ過剰食、白いと毒素が多い、悪臭なら腐敗物がある。
小便は茶褐色なら酸性過剰、黄色ならアルカリ性
くちびるの渇き・切れは悪食過剰、むくみ色は栄養・排せつの適否や結構の良否を示している。目の玉を押さえて痛いなら脳内神経の働きの失調
耳は冷たくあるべきだが、赤く熱があれば過食やのぼせ。
フケがでるのは過食。
手足の末端の色やつやの良否は血行・栄養・酸素の良否を示している。
脈には32の種類があってその鼓動状態で生理状態の健否を示す
朝起きてからだのどこかが傷むのは疲労や以上の残りの報告
手足がはれぼったければ血のにごりと過食
口中の気持ち悪いのは悪食や過食
だるいのは栄養過剰と排せつ不完全、運動不足その他を意味する
寝相や座った形の異常は、疲れのかたより。異常の固定、栄養の過不足および内部の異常。
眠りすぎる・眠れないは過食・疲れの残り・体のかたより使用・筋肉のコリ、その他の内臓や栄養の異常を示す。
神経痛は姿勢のゆがみの報告で、これに過食と排せつ不完全がくわわるとリューマチになる
潰瘍や皮膚病はこころの悩みを示している場合が多い
蚊に刺されたり虫にさされたりするのは血がにごっているから
病原菌が繁殖するのは体が繁殖に適しているから
発散できなかった感情が病気にばけていたり、病気の恐れが病気になっていたり、余剰エネルギーを病気につかっていたりする。
病気の含む意味をくみとって処理していかないといけない。
自分の上に起こるいっさいのものを自分の脱皮進化に利用し活用することが大切で、それがヨガの思想。

薬の効力は異物刺激。毒だから正しい使用法だと効力がある。使用法はむずかしく、一歩まちがえれば害をうける。また再発に関する考慮はない。ホルモン剤も同じ。薬物の弊害で一番問題なのは効力のある薬でも連用すると本人だけでなく細菌にも耐性ができること。
漢方薬は現代薬とちがって有効成分だけでなく全体をもちいるので毒性を中和する機能がある。
経絡刺激の効果と特色は局所刺激だけでなく、手足および全体を刺激することによる全身的なバランス調整によるものであると思う。補助物にたよるので病気の原因は外からの異物という誤解も生みだした。
現代医学は静的観点にたち、人間をものとしての面からのみみて分析的なので「知」によって認識する学問ではあるが人間を生き物としてみる根本的な原理をおなざりにしているようにみえる。
体や病気はたえず変化しているので、変化の過程の病状をつかまえてたえず変化のある治療法をほどこすのが合理的。漢方の方が得意。しかしやはり他物による治療である。
ヨガは気分と症状をおしえとして自己を改造し、生活を是正することを目的とする。

物理療法とは、鍼灸・光線・電気・温熱・手などを用いたものがある。その目的は皮膚上に表れた自然治癒力の反応点を刺激して異常部の回復力を高め、新陳代謝を是正促進して全身的なバランスを回復しようとするもの。
皮膚を鍛えることはそのまま内臓を鍛えることになる。皮膚への積極的刺激は神経系およびホルモン系を訓練することになる。
太陽光から遠ざかっている病人に光刺激が効力をもつ。陰イオン療法は、血液中のカルシウムやナトリウム量が増加して、細胞の物質交流を促進して、血液の酸や塩基のバランスをとり、その新陳代謝を盛んにし、神経及びホルモンのはたらきを高める。
イオン化された酸素を補給するオゾン療法もある。
これらはすべて補助的療法で、なおす根元法となるものは、こころ・食・息・動および生活を正すことである。

私たちの出生当初の生命は、なんらさわりのない健康そのもの。生活で身についた悪習慣やゆがみが生命力のスムースなはたらきのじゃまをはじめ、本来与えられていない異常をつくりだした。それらが除かれると本来の真実がすらすらと異常なくらいはたらく。これが無に達することである。
変化流動は必要があっておこるから、病気や煩悶から解放される方法は、その現象がスムースに展開するように協力すること。病気をなおすことをやめたら病気はなおるのである。
こころとからだを結ぶルートはホルモンと神経。生きるからくりは、刺激にたいして大脳がそれを血空くし、その指令で脳幹部が感動し、その感動で神経とホルモンがはたらきだして全身に影響する。心的エネルギーの立場から説明してみると、刺激によってエネルギーが発動し、このエネルギーが外向したときは行動になり、内向したときは生理的動きやこころの動きとなる。両者が交感共振しているのであり、感情や欲求がからだのはたらきに影響を与えている。
感情の緊張は交感神経に反応しやすい。生理上にあわれると目がかすむ・口がかわく・流涙・発汗・動悸・息苦しい・胃酸過多・けいれん・腹のはり・ふるえ・目まい・悪心・下痢・頻尿などの症状がでる。生理的な刺激からでも、感情の緊張からでも症状はおこる。一方的にかたよったからだのはたらきのつづきが異常を作り出すように、こころのはたらきのかたよりもまた異常をつくりだす。同一のことが続くと習慣化して固着するので、悪条件が身につくと異常が慢性化する。
人間は異常現象を気にしやすいので、執着心の固定化がさらに強化される。人間の心の特徴は緊張興奮しやすいことであるが、とらわれたり・こだわったり・ひっかかったりするほどその緊張が固着強化し、その持続的緊張刺激によって生じた症状もまた固定する。しかし、欲求心や情動心は無意識層からでるこころのはたらきであるから、これを意識的にコントロールしたり放下したりすることが容易でないばかりでなく、条件反射しやすい。じょうずにこの心的エネルギーを排出消耗できないで、内部にうっ滞沈潜させると、その持続的刺激で生理機能が変化し、これがつづくと器質にも変化をおよぼす。
こころのストレスがあらわれる場所は人によって違う。著者はその人の見についている質と癖の相違ではないかという。
人間の脳は無意識脳で処理できないと意識脳に処置法をあおぐので、こおときどのような処置法を指令できる知的能力がみについているかが運命の岐路をつくる。だから知性を高める以外になおる方法はない。
病を教えとして生活是正の工夫をし、人格を高めるくふうしてこそ、真の意味の人間的治療法といえる。

心的エネルギーの消耗方法
昇華・抑圧・反動・退行。これがうまくいかないとかすぎるとその影響がからだやこころに異常をつくりだす。
こころのはたらきもエネルギーであるから、いったん生じたエネルギーはなんらかの形で発散されなくてはならないことになる。しかし人間社会の制約で自由に発散できないことが多いので、このことがノイローゼや病気の発生や経過に多大な影響を与えている。そのためあらゆる修養法で正しい欲望の出し方と感情の整え方を教え、執着が根本原因と教えているのだ。
慢性病の場合は、たいていこころの反応が加わっていると思ってよい。
私のたちの体に現れている病的症状の奥には謝った理解や暗示や感情のもつれや表現できない欲求不満が数多く無意識化の形で潜入して、生命エネルギーの自由な流れを妨害している。それがこころにでるか、行動にでるかは人によって違うが、いずれにしろホルモンや神経のはたらきを異常にしてしまう。いっさいの病気は不適応による異常の現れであり、異常状態で適応しているのであるといえる。こころに現れたら異常心理で、行動に現れたら非行である。
私たち被暗示性の強い人間は、うそのことでもそうだと思い込まされたら、その人の心的エネルギーはその方向にしか流れなくなる。精神分析や暗示法はこれらの無意識世界にわだかまっているものを意識化したり、方向がえしたりして、生命エネルギーの流出をよくする効果がある。

信仰で病気がなおるのは副産物。人間病の原因になるものから解放してくれるからである。

ヨガ的な病気なおし方は、訓練努力して正しい発達と、よい能力とを自分の身につけること。その方法はこわれぬ程度に積極的自発的におおいに自分を苦しめ、かつ鍛えること。自己進化の道とは訓練努力して、正しい発達と、よい能力とを自分の身につけることである。ヨガの哲学はわれわれに救われる原理を教えてくれるもの。
適応性が高いということは、弾力性の大きいこと、弾力性は緊張と史観を激しく大きく交互に繰り返すことで高めらえる。だから逃げたり保護や安易を求めたりするかぎり、低い適応力のためにくるしまなければならない。苦しすぎるのも害があるが、楽しすぎることも害を生む。適度の苦悩と欠乏があり、これに耐え、これに抵抗する訓練が自己の力を強め高める最上の方法である。

修正法
完全呼吸。修整食事法(自分に必要なものを摂取することで、なにが必要かつ適しているかを知っているのは自分のからだ自身の知恵)修整体操。
修整体操の根本原理は支援の調和回復運動をスムースにするため、無意識的動作に協力して体を正常にするもの。だから決まったポーズはなく、基本ポーズを自分の異常にあわせて応用設計するもの。初心者にはわからないので一般的なことこにとどめておく。
異常は一人で修整できる。
吸う息のショックは体を緊張させ、吐く息のショックは体をゆるめ、呼吸を止めたときのショックはからだの力を強める。ヨガは呼吸のリズムと精神集中を併用して目的とする変化をこころとからだに与える。呼吸が整うとからだも整う。ヨガの修整体操には吐く息の練習を結び付けたものが多い。吐く息は不安や緊張・疲労などを緩和する力があり、変化への順応力が高まり丹田に力がはいるので体のバランスを回復しやすいし、体力増強刺激になる。心身コントロールに効果がある。

どういう修正法や強化法を行ったらいいか知るためにゆがみの種類と意味を知る。
正常なゆがみと異常なゆがみの解説。
ゆがみの見つけ方。無意識の姿勢からゆがみはみつけやすい。
修正法の方法解説。
各種異常のなおし方の解説。


ヨガによる病気の治し方―病気を活用した自己改造法

ヨガによる病気の治し方―病気を活用した自己改造法

  • 作者: 沖正弘
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 単行本



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親子で身体いきいき 古武術あそび [健康]

甲野善紀氏の提唱sル古武術を学んで、その動きを介護などに役立てている著者が書いた、古武術を応用した親子遊びの本。

第1章 小さな力で大きな力を出す「あそび」

「キツネさんの手」の不思議な力
その1 「キツネさんの手」引っ張りの術
1受けては前で自分のテク部をしっかり握り構える。
2引っ張る方は普通に腕を握って引っ張る。なかなか動かない。
3中指と薬指を追ったキツネさんの手で引っ張ると簡単に相手が動く。
キツネの手で引っ張ると腕にさほど力がはいらず、腕力に頼らないので自然と全身の力で引くことになるので大きな力がだせる。

その2 「キツネさんの手」飛ばしの術
・相手に手を組んで輪をつくってもらう
・握りこぶしをつくった腕を輪に通してひっぱる
・握りこぶし⇒キツネさんの手にすると簡単に引っ張れる
これも腕の力に頼らなくなるせいと、相手が油断するせい。

その3 「キツネさんの手」持ち上げの術
相手の後ろから前に両腕をまわして持ち上げる。キツネさんの手にした方が楽にもちあがる

「手のひら返し」の不思議な力
その1 「手の甲」で飛ばしの術
人を手のひらで押してもあまり飛ばないが、手の甲を使い腕全体で包み込むように押すと相手は飛んでいく
これも腕だけの力でなく、全身の力を使うようになるから。

その2 人間シーソー
寝ている人を片手で起こすとき手の甲を使うと楽に起こせる。脚の下でも同じことをすると相手をシーソーのように動かせる。

身体の中心をとらえる
その1仙骨飛ばし基本編
相手の後ろに立って、仙骨にゲンコツをあてる。手首、ひじを曲げずにまっすぐのばした状態で押す。背中や腰上を押すより一番力がかかる。
仙骨は重心だから。

その2 仙骨飛ばし達人編
親子や友達でつながって後ろから押していくと一番前の人が飛ぶ。うまく重心がとらえられていないとできない。
重心をとらえて押し出す力は、早く走る感覚を引き出すのにも有効。

しっかり座った星座で押すより、片膝やそんきょの姿勢で押す方が強い。筋力は安定した足場がないと発揮できないが、つり橋の上では力を発揮できない。最初から不安定な人と押し合った正座の人は、つり橋の上に乗せられたようなものなので安定をとるのに忙しく、不安定な人には勝てない。

「1本足」で立った方が大きな力がだせる。ただし体をねじらない感覚が必要。

向かい合って押しあいをするとき、つま先立ちと踵立ちでは、踵の方が相手を動かしやすい。踵立ちは前に倒れやすいから。無駄な筋力を使わなくても相手を楽に押せるようになる。

綱引きで勝つには、骨盤で引くこと。胴体をねじって一部の筋力に頼るのではなく、骨盤を後ろに向けるようなイメージで回す方が軽い力で引くことができる。
股関節から動かせるようにするとよい。
・股関節パタパタ体操・・・四股立ちでしっかりたつ。全身をリラックスさせ、足の付け根の股関節から下だけをパタンと折る。反対側の足も同様に交互に行う。

人間ジャッキ
正座してお辞儀をした状態で背中を抑えられると普通は腕の力ではねのけようとしてしまうがむずかしい。食パンの上に手をのせ、手形をつけないようにそっとのせたままのイメージでこんにちはといいながら体を起こすと起こせる。
腕の力をつかわず、胴体を1本の太い腕のように使うことで大きな力をだす。

成長期の子どもにはゴールデンエイジとよばれる運動スキルの獲得が可能な時期がある。小学校低学年から高学年。ここを充実させるためには幼児から小学校低学年までのプレ・ゴールデンエイジにさまざまな運動を経験しておくことが大切。小学校低学年あたりには神経系の発達が成人の8割ほどになるので、おおざっぱだが多種多様な運動の経験が大切になる。


第2章 身体の使い方が身に付きケガをしなくなる「あそび」
危険をコントロールできる身体の使い方を身につけた方が、遊びもスポーツも思い切り楽しめるようになる。

その1 リラックスして横にゴロゴロ転がる。体はねじらないようにする。
その2 二人でつながって横にゴロゴロつながる。手をつないだり、相手の足をつかんだり
その3 しゃがんだ状態から、肩から後ろに転がる、頭をうたないようにあごを引いて、首は左右どちらに曲げた方が転がりやすい。転がる勢いで足が床についてくるので起き上がる。視線は最初に向いていた方にすると安定する。体を丸めておへそを見続けるのがコツ。

その4 うずくまった姿勢から横に転がる。正座してお辞儀をして手を床につけた形から、なるべく丸まる。そのまま真横に回転。手は顔の前にしたまま、一回転して元の形に戻る。

その5 四つん這いから横に転がる。四つん這いになって、片手を放し着いている手の内側に通して横回転。おへそをみるような感覚で身体を丸めると転がりやすい。一回転して元の形に戻る。

全身やわらか体操・・・もともとあった動きを目覚めさせる感覚で行う。
向かい合って両手をつなぎ、片足(こっちが右なら相手は左)を内側にかけて、かかっていないほうの腕をあげて背中あわせになり、反対側の足を抜いていく。これで一回転。

タオルを使って一人で行う。両手でタオルを握る。足を腕の外側から巻き付けるようにし、つま先からタオルの内側にいれる。足をかけていない腕を上に持ち上げながら、タオルを背中に担ぐようにする、そのままタオルを下に下げ、股の下にもってきて、元の姿勢に戻る。

手をつないでバランス崩しの遊び。足の位置がずれたら負け。
二本のタオルでバランス崩し。片足になって行う。足の位置がずれたら負け。

一本下駄をはいて歩く、キャッチボールをする、ボール2個でキャッチボールする。

タオルとり勝負。
防ぎ手はタオルをつかまないで手のひらにのせる。取り手は自分のタイミングで下からとりにいく。とれないときはコサックダンスのステップのように左右に足を投げ出すようなステップを素早く繰り返すと素早くとれるようになる。理由は止まった状態から動き出すより動いた状態からの方が早く動けるから。
一本足下駄とコサックダンスで対決しても面白い。

サッカーやバスケットのボールに座ることで胴体のバランス感覚をやしなう。
座ったらあぐらをかいて手でバランスをとる。なれてきたら手を後ろにくんでみよう。
ボールに座ってタオルを引っ張り合うものおもしろい。最初は足をついて、足の間に手がはいるくらいにする。慣れてきたら足を閉じたり、あぐらをかいたりする。片足をあげて行うのは難しい。


第3章 疲れない動きを身につける「あそび」 体力のあるなしにかかわらず疲れない身体の動きをみにつける。

速くて疲れないナンバ走り
その1 小指巻き上げ走り
・全身をリラックスさせて、体を前に倒していき、倒れそうになったところで手と足を同時に出す。小指は顔のほうへ巻き上げる。倒れるタイミングに合わせて交互に自然に出していくとあまり疲れず、呼吸も楽に走れる。自分で蹴らずに倒れる力を利用する。

その2 床パンチ走り
手と足を同時に出すが、そのとき手は軽く握り地面をパンチするように出す。

その3 ナンバで階段の昇り降り
登るときは手足を同時に出し、腕は小指から巻き上げるようにする。
降りるときは手足は同時に出し、太ももを手のひらで軽くタッチするようにする。

仙骨を押してもらいながら走ると、自分では出せないスピードを体感できる。
ナンバ走りは体力を消耗しない、体をねじらないので走りながら上半身と下半身を切り離して腕を自由に使えることから、バスケットやラクロスで応用できます。

疲れたとき、全身をリラックスさせて、自分の中指を引いて歩くと疲れた足が動き出す。
急に進む方向をかえたいときに指を向けるという使い方もできる。
誰かに中指を引いてもらうと感覚がつかみやすい。
指を引いてもらいながら、仙骨を押してもらうとさらに楽に進む感覚がわかる。

膝行で動くと疲れないで進める。
膝行・・・靴下を履いて床で行うと滑りやすくてうまくいく。片膝立ちで、反対の足の膝は床につき、つま先立ちになる。全身をリラックスさせて、立てた膝を落とすと同時に反対の膝を跳ね上げる。赤ちゃんの手押し車のイメージ。

膝行で雑巾がけをするときには、ひざは床につかない方がスムーズ。
膝行で相手を押すと簡単に進める。足をふみしめると、踏みしめたとき止まっている状態になり押し返しやすいが膝行には止まっている状態がない。

椅子から立ち上がるとき、腕を前にグルグル回して「糸まきまき」をすると楽に立ち上がれる。座るときは反対に回すと楽に座れる。
スクワットで疲れた時にも使える。糸巻き運動は全身をうまく連動させて動かすスイッチである。

最後に子弟対談。仕事で体をつくる重要性。身体を通していろんなことを学ぶことが、災害のときなどに重要になる。


親子で身体いきいき 古武術あそび

親子で身体いきいき 古武術あそび

  • 作者: 岡田 慎一郎
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本



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