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雪の結晶ノート [雑学]

雪の結晶の写真が、いっぱいのっていて、キレイです。
色もブルー系にまとまっているし。
特徴ごとにわけられています。
ごく単純な形のほかは、一つとして同じ形の結晶はないそうです。

雪の結晶ができるまで。

雲は空気と水蒸気でできていて、そのなかにうかぶ小さな水のつぶや氷の粒が光を反射することで雲として見える。

雲の中の「ちり」が雪の結晶の「しん」になります。
「ちり」は、火山の噴火や火事によって飛び出した灰、花粉、空中に漂って蒸発した海水の塩分、土埃、木の葉についたバクテリアなど、肉眼では見えないくらい小さなものです。

雪の結晶ができるまでイラスト入りで解説

1 冷えたちりに水蒸気がくっついてぬれる
2 さらにくっついて氷のつぶになる
3 子水のつぶが凍って、丸い氷の粒に
4 氷の粒にさらに水蒸気がくっついて、六角形の結晶に
5 結晶にさらに水蒸気がくっついていく、角の部分の成長が速いので、6本の枝がのびていく
6 枝は成長し続ける、枝からさらに小さな枝が伸びていく。
7 雪の結晶のできあがり

できた雪の結晶は、重くなって地上にむかって落ちる。
雲を通り抜ける間は成長し続け、みな違った形になる。(雲のなかの湿度と気温でかわる)
通り抜けると成長は止まる。

樹枝状結晶・・・・雪の結晶の中で一番多いのは星印のような形の結晶。6本の枝を伸ばしている。

角板結晶・・・ひらたく薄いけれど枝がない。いちばん単純な形は正六角形。もう少し複雑になると枝が生えかけている。枝は角からはえる。

角柱結晶・・・けずっていないえんぴつのような形。ひらたくない。気温の低いところでできる。角柱の中身がつまったものと空洞になっているものがある。角柱のふたつの底面に角板結晶や樹枝状結晶がくっついたものもある。


雪の結晶が六角形になるのは、水の分子が辺が6個ある形になっているから。
このため樹枝状結晶が枝をだす方向は、時計だと2時、4時、6時、8時、10時、12時と決まっていて変わることはない。

地上におちるまでいろんなことがあるので、完全な形はほとんどない。
氷のつぶが近づいた枝だけが長くなることが多い。

12本の枝をもつ結晶は、べつべつのちりから成長をはじめた結晶がくっついたもの。
雲粒とよばれるこぶを持つ者。これは氷のつぶがたくさんあるなかを通って雪の結晶にぶつかってできる。

雪の結晶はぶつかってからみあうことがよくある。それは雪片と呼ばれる。
中には何百個、何千個とくっついているものもある。

雲からでて成長がとまると雪の結晶はみるみる崩れていきます。
地面に落ちる前の結晶をつかまえて観察しましょう。
手袋の上の雪の結晶を映した写真がキレイ。


雪の結晶の観察のしかた。
準備
・黒っぽい段ボールか発砲スチロールの板、本より少し大きめを用意。両手で端をもったとき、たわまずにまっすぐになっているもの。
・虫眼鏡

雪がふったら
・段ボールか発砲スチロールを観察の遅くとも10分前に外にだして冷やす。
・板を平らにかまえて雪がおちてくるのを待つ。降りかたが激しいときは軒下などにはいって、板の上に雪が積もり過ぎないようにする
・板の上のなるべく小さい雪に注目してじっくり虫眼鏡で見る
・観察がおわったら、板の上の雪をはらってまた初めから。

雪を受け止めるヒント
・十分に寒いこと。板の上に雪がつくなり溶けるとか、雨交じりだと観察には気温が高すぎです。
・なるべく絡まっていない雪の結晶をみるために、小さな雪を探す
・結晶がバラバラにこわれて粉しかみえないことがある。ちゃんと見えなくてもあきらめないで!スキー場にいくならチャンスです。

雪は天から送られた手紙であるー中谷宇吉郎


雪の結晶ノート

雪の結晶ノート

  • 作者: マーク カッシーノ
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2009/11
  • メディア: 大型本



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