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シャーロック=ホームズの事件簿 上 シャーロック=ホームズ全集 (13) [小説]

BBCのドラマ「SHERLOCK」を見たら、すっごくおもしろかったので、原作を読んでみました。
ドラマの元ネタをひろいながら、あらすじを書いていくので、ネタバレしたくない人は特に後半は読まないでね。


6個の短編からなっている。









1 マザリンの宝石
ワトスン博士が久しぶりにベーカー街のホームズを訪問した。
給仕のビリーによるとホームズは今何かの事件に熱中していて、なにも食べないのだという。
ホームズの生活に詳しいワトスンはすぐに納得した。
ビリーによると王冠ダイヤ事件の調査でホームズは連日変装してでかけており、今日はおばあさんに化けたという。
10万ポンドのダイヤの捜査の依頼に総理大臣と法務大臣がやってきたが、一緒にきたカントルミアー卿という老人は、ま

ったくホームズを信用していないようすだったという。
また、窓際にはカーテンで隠したホームズの人形が置いてあって、誰かが見張っているので、ビリーがときどき向きをかえ

ているのだという。
そこにホームズが現れる。
ビリーが人形に近づこうとするのを止めて、外から空気銃で狙われているという。
ホームズは捜査をすすめ、シルビアス伯爵が犯人であることを突き止めたが、ダイヤのありかがわからない。
シルビアス伯爵もホームズが捜査していることに気が付いて、ホームズの命を狙ってくる可能性があるというのだ。
そこに当の伯爵が現れる。
ホームズはワトソンにロンドン警視庁の捜査部のユーガル警部に手紙を渡して、連れてきてくれるように頼む。
案内されてきた伯爵が、ホームズの人形に殴りかかろうとすると、ホームズが現れて、人形であることを暴露する。
そして、伯爵の数々の犯罪を暴露して、ダイヤのありかを白状しなければ、彼を逮捕させると言い放つ。
伯爵の部下でボクサーのマートンと相談するようにといって、外で待っているマートンをビリーに呼ばせる。
そして、5分考えるようにといって自分は部屋をでていってバイオリンを弾き始める。
二人は相談し、伯爵は「ダイヤを渡す」とうそをついて、ホームズを連れまわしている間に、マートンにダイヤを持たせて

オランダで加工させるという計画をたてる。
そして、マートンにダイヤを渡そうと隠しポケットから出したところで、ホームズの人形が突然動き出し、ダイヤを奪い取

った。
そこに警官が到着。二人を捕まえていった。
実はバイオリンの音は蓄音機で、秘密の通路から人形のそばにでたホームズは、人形とこっそり入れ替わって二人の会話を

盗み聞きしていたのだった。
そこに、カントルミアー卿がやってくる。
ホームズはふざけて卿のポケットにダイヤをいれて、隠し持っている人をどうすればいいか悩んでいるという。
卿がそんなことは、ダイヤをとりもどしてから考えればいいとののしると、ダイヤを出して見せた。
カントルミアー卿は暴言を取り消すといってかえっていった。


2 ソア橋
冒頭はロンドンのチャリング・クロスにあるコックス銀行に収めてあるブリキの文書箱のことから始まる。
その中にはワトスンの記録した事件がつまっている。
そのいくつかを簡単に回想してから、ソア橋の事件の話にうつる。
10月の風の強い朝、憂鬱な天気をものともせず陽気なホームズをみて、ワトスンは事件だと直感する。
ホームズは一月ほど退屈していたので、活動をはじめられるのが楽しいのだ。
事件はアメリカ上院銀で世界一の金鉱王ニール=ギブスンの妻が、自宅のソア池の近くで殺され、家庭教師のミス・ダンバ

ーの衣装戸棚から銃がが発見され逮捕されたというものだった。ギブスン夫人の手にはミス・ダンバーが、ソア池にかかる

ソア橋の近くで夜9時に会いましょうと書いた手紙が握られていた。
ホームズに事件を依頼してきたのはニール=ギブスン氏だったが、彼が現れる前に彼の地所の管理人というマーロウ=ベイ

ツ氏が現れる。そしてギブスン氏が夫人にひどい仕打ちをして離婚したがっていたこと、そのほかにも乱暴をするのでみな

恐れていること、自分も辞職するつもりであることをまくしたてると、ギブスン氏が現れる前に退散した。
この男の証言によると夫人はブラジルの生まれで、太陽と情熱の人だった。昔はすばらしい美人で、ギブスン氏とはブラジ

ルで知り合って結婚した。今でも夫人は情熱的にギブソン氏を愛しているが、ギブソン氏の方は、夫人の容色が衰えると興

味をなくし、最近ではひどい仕打ちをするようになっているという。
ベイツ氏がたちさると、時間通りにギブスン氏が現れるが、ホームズに家庭教師との関係を質問されるとホームズを殴ろう

としてなんとか思いとどまり立ち去った。しかし、ひきかえしてくると、ミス・ダンパーを助けるためにしかたないと、彼

がミス・ダンパーにいいよって断られたこと、出ていこうとするミス・ダンパーをもう二度と言い寄らないと約束して引き

留めたことを話した。ミス・ダンパーはギブソン氏の仕事の中身を少しは知っていて、彼の富が慈善事業などに費やされる

ように仕向けることで、自分の存在意義を感じていたようだったという。
夫人には、家庭教師が現れるより前から、の愛情が重荷で、つらく当たっていたと話した。
自分とミス・ダンパーの間には精神的なつながりしかなかったが、夫人は嫉妬していた。
もしかして、ミス・ダンパーを殺そうとしてピストルを持ち出し、もみ合いになって夫人が死んだのかもしれないとギブソ

ン氏は言った。
とにかく、彼女と人を殺すなんて信じられないという。
ホームズはソア橋のところにいって調査し、橋の欄干に傷跡をみつける。かなり重いものがぶつかったようだ。
また担当の刑事から、使用されたピストルは二丁で対になるもので、2丁とも箱にはなく、片方は家庭教師の衣装ダンスか

らみつかったのだという。
ホームズはミス・ダンパーが夫人を呼び出して計画的に殺害しようとしたのなら、ピストルを持ち帰るのはおかしいと推理

。また夫人が手紙をもっていたのも、不自然であると推理する。
ミス・ダンパーに会ってみると、夫人のほうから手紙で会いたいといわれ、返事を書いたのが、夫人の握っていた手紙だと

いう。夫人の手紙は燃やしてくれるよう書いてあったので、そうしたという。また衣装ダンスは事件の日の朝整理したので

、そのときピストルはなかったという。夫人と会うと相手は思い切りミス・ダンパーを罵ったので、彼女は恐ろしくなって

家に逃げ帰った。その後部屋にいたという。
ホームズは彼女に会って無実を確信。
真相は、嫉妬にかられた夫人が自殺するとき、ミス・ダンパーに罪をきせようとしたことだった。
夫人は2丁あるピストルの片方を持ち出して1発撃った後ミス・ダンパーの衣装ダンスに隠した。
片方に石をつけて自殺した後、ピストルが池に落ちるように細工した。
橋の傷はそのときできたのである。
ホームズはそれを実験で確かめると、池をさらえば、ピストルがでてくるはずだといった。



3 這う人
冒頭はワトスンがホームズにある事件を発表しろといわれているというくだりから始まる。
これはホームズが引退間際に手がけた事件だという。

すぐに来いというホームズの電報で、ワトスンはホームズのもとに向かう。
そのころワトスンは自分がホームズの習慣の一つになっていて、自分がそばにいると推理がさえるのだと自覚していたとい

う。
依頼人はベネット青年で、彼が秘書をしている有名な生理学者のプレスベリー教授の奇行についての相談だった。
彼は教授の娘の婚約者でもあり、教授の家に住んでいるのだ。
どこへ行くとも言わずに2週間にいなくなっって、すっかりやつれて帰ってきた。
後でわかったことだが、プラハにいっていたらしい。
そのあと、陰険で暗い感じになった。
教授の忠実なシェパードが2度も教授にかみついて、鎖につなぐようになった。
また、夜中に廊下を這いまわったり、3階娘の寝室の窓にしがみついたりした。
日付からホームズは、その奇行が9日おきにおきることに気が付いた。
またベネット青年は教授宛の手紙のすべてを開封していたのだが、特定のものはそのまま渡すようにいわれた。
教授は秘密をもっているらしいのだ。
奇行がおきると思われる日に二人は教授の家の玄関に隠れて様子をうかがっていると、教授が現れ、両手を地面につけたま

まひょいひょいと飛ぶように移動し、壁を昇り始めた。
犬が吠えて、鎖をぬけて襲い掛かったので、二人とベネット青年は教授を救い出した。
重症だったが命はとりとめた。
実は教授は61歳なのだが、娘ほどの年齢の女性に求婚しており、若さをとりもどそうと、プラハの研究者の若返りの方法

を試していたのだ。
それは尾長ザルの血清だったと思われた。
ホームズは血清の送り主に手紙をかいて犯罪だと警告してやるという。
崇高な人間は天国にいくことをいとわない
物質的で、みだらで、俗な人間が、つまらない命を生きながらえていたら、この世は汚水溜めとかわらない。
そうホームズはいうのだった。



4 吸血鬼
ホームズのもとへある商会から、吸血鬼のことで相談したいという人物を紹介する手紙がとどいた。
訪問してきたのはロバート=ファグスン氏で、なんと大学時代のワトスンをしっているという。
ファグスン氏は最初友人の話としていたが、ホームズに指摘されて自分の家庭だと認めた。
彼は5年ばかり前、ペルーの商人の娘と結婚した。
彼女は非常に美人で、いつもはやさしく穏やかな人なのだが、最近奇妙な行動をとるよういなった。
前の妻の子供で、からだが不自由な15歳の少年をきつくぶったり、
乳母によると自分の赤ん坊の血を吸おうとしたというのだ。
それ以来乳母は、赤ん坊から目を離せなくなった。夫人は乳母に口止めしていたが、乳母は秘密に耐え切れずファグスン氏

に報告した。
それから夫人は部屋にひきこもり、南米から連れてきた女中だけが世話しているという。
夫人は赤ん坊を渡してほしいといっているが、とても聞き入れられないという。
ホームズたちはファグスン氏と一緒に彼の家にいく、前妻の子供の少年は愛らしく、父親を溺愛しているようだったが、乳

母のことはあまり好きではないという。フェグスン氏によると好き嫌いが激しいのだという。
夫人が病気だというのでワトスンが診察したが、夫人は夫を愛していて、いろいろ努力したが、悪魔がいてどうにもならな

いという。
それを聞いたホームズは、すべてを悟る。
前妻の息子は、赤ん坊に激しく嫉妬し、家に飾られていた毒矢を使って赤ん坊を刺したのである。
それを目撃した夫人は、すぐに血をすって、毒を吸い出していたのだ。
夫人が義理の息子をたたいたのも、赤ん坊に危害を加えようとしたいたからであった。
ただ、夫が義理の息子を非常にかわいがっていたので、いいだせなかったのだ。


5 三人ガリデブ
アメリカから来た弁護士でガリデブと名乗る男がホームズを訪ねてくる。
アメリカの金持ちで天涯孤独なガリデブ氏がなくなり、彼は係累がいなかったので、同じ名字の人に財産を残した。
ただし、3人の男子がそろわないと相続資格はないという。
奇妙な話だが、莫大な土地がかかっていたので、ガリデブ氏は同じ姓の人をさがし、イギリスまで来たのだという。
そして、一人だけみつけたのが、ネーザン=ガリデブ氏で、ジョージ様式の古い建物に住みつき、ほとんど外出せず古い硬

貨などを収集して暮らす人だった。
ホームズに依頼してきたのは、この人で、あと一人ガリデブ氏を探してほしいというのだ。
ただ、弁護士のガリデブ氏はあまり乗り気ではなかった。
ホームズは弁護士の話はおかしいので、なにかたくらみがあると推理。
彼の正体は殺し屋エバンス。有名な贋金づくりのロジャー=プレスコットを殺した罪で刑務所に入り、でてきたばかりだっ

た。
ニセ弁護士は、もう一人ガリデブが見つかったと新聞から切り取ったらしい耕運機の広告をもってきて、
自分はいけないから収集家のガリデブ氏にいってほしいという。
ホームズはエバンズの目的は収集家の家にあるなにかを調べることであると推理。
先回りして部屋に忍び込んだ。
エバンズが床板をはがしたところで飛び出したが、エバンズが発砲し、ワトソンの足にあたった。
床下にあったのはプレスコットの印刷機で、非常に精巧なニセ札が作れるので、警視庁も行方をさがしているものだった。
収集家のガリデブ氏は、夢が消えてしまったことにショックをうけて二度と立ち直れず、養老院にいれられてしまった。
エバンズは牢獄に逆戻りとなった。


6 高名の依頼人
シャーロック・ホームズの手がけた事件の中でもきわめて特殊なもので、やっと発表の許可がでたと前置き。
社交界で有名で、面倒な事件の仲立ちをよくたのまれるデマリー大佐が、事件をもちこんでくる。
グルーナ男爵という男がド=メルビル将軍の娘にとりいって、娘はどうしても男爵と結婚するといっている。
これを聞いた高名な依頼人が大佐を通じてホームズに依頼してきたのだ。
男爵には、何件もの殺人の疑いがかけられ、前の妻も彼が殺したのではないかと疑われている。
こうした問題のある人物だが、娘はすっかり騙されていて、だれの説得もきかないという。
男爵は先回りして自分の悪事を話、誤解されていると吹き込んでおいたらしく、
娘には忠告は余計なお世話にしか聞こえないのだ。
ホームズは男爵をたずね、やめないと悪事を暴露するというが、男爵は以前自分の邪魔をした探偵をひどい目にあわせたと

逆にホームズを脅してきた。
ホームズは、暗黒街の手下を使って男爵の悪事の証人を捜し、キティという女性をみつける。
彼女によると男爵の恋人だったが、彼の日記をみて恐ろしくなり逃げたのだという。
日記には、いままで騙してきた女性たちの記録が本人の手でかかれていたのだという。
ホームズはキティをメルビル将軍の娘にあわせてみるが、彼女の気持ちは変わらない。
それどころか、ホームズは男爵の放った暴漢に襲われてしまう。
ベーカー街に引きこもったホームズは、重傷を装い、外にでなくなった。
そしてワトスンに陶器の知識を付け焼刃で身に着けて、男爵のところに見事な中国陶器を売りにいくように指示する。
中国陶器はデイリー大佐が高名な依頼人から借りてきてくれた。
ワトスンは指示通りにするが、すぐに嘘がばれてしまう。
そのとき、男爵の書斎で音がした。忍び込んだホームズが男爵の日記を盗み出すところだった。
男爵はおいかけようとしたところを、潜んでいたキティに顔に硫酸をかけられた。
ワトソンは彼の治療をするとベーカー街に戻った。
ホームズは日記を盗み出すためにキティに協力してもらったが硫酸のことは知らなかったという。
そして、もし硫酸の火傷だけならメルビル氏の娘は、ますます男爵を愛するだろうが、
日記をみれば、気持ちは変わるだろうといった。
そして、デマリー大佐に日記と中国陶器を渡したのだった。


シャーロック=ホームズの事件簿 上  シャーロック=ホームズ全集 (13)

シャーロック=ホームズの事件簿 上 シャーロック=ホームズ全集 (13)

  • 作者: コナン=ドイル
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: 単行本



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