恐怖の谷 シャーロック=ホームズ全集 (4) [小説]
BBCのドラマ「SHERLOCK」を見たら、すっごくおもしろかったので、原作を読んでみました。
今回も、ドラマの元ネタがいっぱい。
SHERLOCKでは「死をよぶ暗号」の中で使われた、ある本のページと段と何番目の文字かを組み合わせた暗号が使われる。
テレビではロンドンのガイドブックだが、原作では年鑑。
冒頭はモリアーティにつながる男ポーロックからの警告の手紙ではじまる。
暗号の手紙をおくってきたものの、モリアーティにばれそうだから手を引くといってきたのだ。
しかしホームズは暗号を解いてしまう。
それによると、バールストンという村にダグラスという金持ちの紳士がすんでいて、
その人物が危険にさらされているらしい。
そこにロンドン警視庁のマクドナルド警部が登場し、ダグラス氏が殺されたと告げる。
このとき、ホームズがモリアーティ教授を疑う理由(高額な絵を飾っているなど)が語られる。
それはともかく、3人はバールストンに旅立つ。
バールストン村はサセックス州の北のはずれにあり、ダグラス氏は17世紀の初頭に建てられたバールストン館を
買いとって暮らしていた。五年前には20歳ほど歳の違う妻と結婚しており、
館には、夫人と、ダグラス氏の友人でしょっちゅう出入りをしているセシル=バーカーが泊まっていた。
ダグラス氏はアメリカ製のショットガンで人相がわからないほど顔をふきとばされていた。
窓枠には血の付いたスリッパの跡、カーテンの陰には何者かが隠れた泥のあとがあった。
第一発見者のパーカー氏は、音にきがついて書斎にきたら、犯人はすでにいなかったので、
窓から逃げたのではないかと証言。
館は堀に囲まれているが、人が歩いて渡れるくらいの深さなのである。
入り口は跳ね橋になっており、毎日夕方に引き上げられていた。
盗まれたものはなく、ダグラス氏の結婚指輪だけがなくなっていた。
しかし、館に来たらしい人物の足取りはあり、その乗り捨てたらしい自転車はみつかったものの、
ずぶぬれで血をつけたまま逃げた犯人は一切みつからない。
夫人とパーカー氏の共謀が疑われたが、ホームズはなくなっていた片方なくなっていた鉄アレイと
館に領主の隠れ場所がたくさんあったというパンフレットから、
死んでいたのがダグラス氏でなく、ダグラス氏を殺害しようとした犯人であること。
本物のダグラス氏は夫人とパーカー氏にかくまわれていることをつきとめる。
ホームズは警部を使って、堀の水を抜くと夫人とパーカーに伝える。
実は鉄アレイにつけて殺人者の衣類を沈めておいたので、引き上げにきたところを捕まえたのだ。
そしてダグラス氏から、アメリカの「恐怖の谷」での出来事が原因で、
「スコウラーズ」というならず者集団に追われている話をきく。
ここから、10年以上前のアメリカのギルマートン山脈のバーミッサ谷の話にうつる。
ここではスコウラーズと名乗るならず者集団が街を牛耳ってやりたい放題。
裁判すらワイロで左右する無法状態だった。
ここに身分をかくしたダグラス=バーディ・エドワーズというピーカントン探偵社の腕利き探偵がやってくる。
スコウラーズの潜入捜査のためである。
3か月をかけた調査は成功し、スコウラーズの幹部たちは刑をうけたが、一部は懲役刑のみで出所。
ダグラスは追い立てられるようにカルフォルニアに逃げ、そこでパーカーに会った。
その後イギリスにわたり、跳ね橋が上がる城で警戒しながら暮らしていたのだった。
すべてを打ち明けたダグラスは正当防衛で無罪になり、復讐をのがれるため国外にでるが、
南アフリカへ向かう船の甲板からおちて行方不明になった。
ホームズはモリアーティの仕業であることを直感するのだった。
今回も、ドラマの元ネタがいっぱい。
SHERLOCKでは「死をよぶ暗号」の中で使われた、ある本のページと段と何番目の文字かを組み合わせた暗号が使われる。
テレビではロンドンのガイドブックだが、原作では年鑑。
冒頭はモリアーティにつながる男ポーロックからの警告の手紙ではじまる。
暗号の手紙をおくってきたものの、モリアーティにばれそうだから手を引くといってきたのだ。
しかしホームズは暗号を解いてしまう。
それによると、バールストンという村にダグラスという金持ちの紳士がすんでいて、
その人物が危険にさらされているらしい。
そこにロンドン警視庁のマクドナルド警部が登場し、ダグラス氏が殺されたと告げる。
このとき、ホームズがモリアーティ教授を疑う理由(高額な絵を飾っているなど)が語られる。
それはともかく、3人はバールストンに旅立つ。
バールストン村はサセックス州の北のはずれにあり、ダグラス氏は17世紀の初頭に建てられたバールストン館を
買いとって暮らしていた。五年前には20歳ほど歳の違う妻と結婚しており、
館には、夫人と、ダグラス氏の友人でしょっちゅう出入りをしているセシル=バーカーが泊まっていた。
ダグラス氏はアメリカ製のショットガンで人相がわからないほど顔をふきとばされていた。
窓枠には血の付いたスリッパの跡、カーテンの陰には何者かが隠れた泥のあとがあった。
第一発見者のパーカー氏は、音にきがついて書斎にきたら、犯人はすでにいなかったので、
窓から逃げたのではないかと証言。
館は堀に囲まれているが、人が歩いて渡れるくらいの深さなのである。
入り口は跳ね橋になっており、毎日夕方に引き上げられていた。
盗まれたものはなく、ダグラス氏の結婚指輪だけがなくなっていた。
しかし、館に来たらしい人物の足取りはあり、その乗り捨てたらしい自転車はみつかったものの、
ずぶぬれで血をつけたまま逃げた犯人は一切みつからない。
夫人とパーカー氏の共謀が疑われたが、ホームズはなくなっていた片方なくなっていた鉄アレイと
館に領主の隠れ場所がたくさんあったというパンフレットから、
死んでいたのがダグラス氏でなく、ダグラス氏を殺害しようとした犯人であること。
本物のダグラス氏は夫人とパーカー氏にかくまわれていることをつきとめる。
ホームズは警部を使って、堀の水を抜くと夫人とパーカーに伝える。
実は鉄アレイにつけて殺人者の衣類を沈めておいたので、引き上げにきたところを捕まえたのだ。
そしてダグラス氏から、アメリカの「恐怖の谷」での出来事が原因で、
「スコウラーズ」というならず者集団に追われている話をきく。
ここから、10年以上前のアメリカのギルマートン山脈のバーミッサ谷の話にうつる。
ここではスコウラーズと名乗るならず者集団が街を牛耳ってやりたい放題。
裁判すらワイロで左右する無法状態だった。
ここに身分をかくしたダグラス=バーディ・エドワーズというピーカントン探偵社の腕利き探偵がやってくる。
スコウラーズの潜入捜査のためである。
3か月をかけた調査は成功し、スコウラーズの幹部たちは刑をうけたが、一部は懲役刑のみで出所。
ダグラスは追い立てられるようにカルフォルニアに逃げ、そこでパーカーに会った。
その後イギリスにわたり、跳ね橋が上がる城で警戒しながら暮らしていたのだった。
すべてを打ち明けたダグラスは正当防衛で無罪になり、復讐をのがれるため国外にでるが、
南アフリカへ向かう船の甲板からおちて行方不明になった。
ホームズはモリアーティの仕業であることを直感するのだった。
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