SSブログ
[PR]本のベストセラー

手づくりの田舎カフェはじめました。―珈琲で「人生の楽園」を手に入れた、12人の物語 [雑学]

監修者の堀口俊英さんは、40歳で1990年に世田谷にコーヒーとビーンズショップを開店。現在は3店舗を経営している。
日本のスペシャルティコーヒーの草分け的存在で、2002年に堀口コーヒー研究所設立。
コーヒー栽培、生成と香味の研究を行うようになる。
このころからセミナーなども開きカフェやビーンズショップの開店にかかわるようになる。
毎年30-40店舗の開店にかかわるようになったそうだ。
田舎で開業することは、堀口さんも当初は夢としてもっていたが、コーヒーにのめり込んで世界をめぐるようになり、方向性がかわ

ったといいっていた。

この本は、そうした縁で堀口さんの店で修業した人、セミナーを受けた人の中で、地元あるいは、地方で開業した人たち12人に

取材してまとめたものである。

現在(2009)ではカフェやビーンズショップは淘汰の時代にはいり、まじめに一生懸命やっただけではうまくいかない。
高い知識・技術の習得
センス
企画力
対人コミュニケーション能力
多様なスキルが問われる時代になっているという。
さらに地方で開業するなら、地方の活性化に寄与するという面も考えられる。


田舎度1 地方中小都市
田舎度2 農村、山村、漁村、海辺など過疎化が進む場所。交通の不便な場所。
田舎度3 山奥・近隣に住宅がない。携帯が通じない、ナビに乗っていないなど、生活に不便な場所。


北海道虻田郡ニセコ町 高野珈琲店 2008年8月オープン 田舎度2
脱サラして札幌から夫婦で移住。
もともと田舎暮らしが憧れだったから、ほとんど思いつきだったという。
ニセコを選んだのはコーヒーが好きで、そのために要諦山の湧水を汲みにきていたから。
土地も風景が気に入ってかったので、ニセコでもにぎやかな場所ではない。
よそ者に優しく、べたべたしない距離感でつきあってくれて助かるといっていた。困るとどこからか助けが得られるといっていた。
セルフビルドの家兼カフェが建つまではキャンプ生活をしていたという。電気もガスもなかったので不自由だったそうだ。
モットーは手作り、家にはじまり、アイスクリームやケーキまで店主の手作り。
お店は10時から18時まで、豆の販売は19時まで。火曜と水曜が定休日。
定休日には畑をいじって、自分たちの食べる分をまかなっているという。
経済的には?だが、あと40年のんびりカフェをやっていきたいそうだ。

お店のHPありました。
http://www.takano-coffee.com/


北海道亀田郡七飯町 カフェにわとり小屋 2007年9月オープン 田舎度2
平飼い有精卵で有名な「ついき農園」の倉庫の2階を改装してつくった、外観からはカフェがあることなど想像できない場所。
なんと靴をぬいであがる。
JAS有機認証をうけた「ついき農園」の野菜をつかったニンジンジュースや自家精米のおむすびなどのプレートや、人参ケーキな

どのスイーツをだす。珈琲も飲み比べながら選んだトレーサビリティ明らかな有機栽培のまの。4卓だけの小さなカフェ。
切り盛りをしているのは、服飾関係で10年勤めてから転換して、土に触れたいと「いつき農園」にやってきた女性一人。
「まかせるからやってみないか」で決断したという。本人は普段そんなに決断力があるほうではないといっていた。
でもご縁を大事に、なにもあてはなかったけど、チャレンジ、自己資金30万で改装をしてオープンにこぎつけたという。
宣伝は一切なしで口コミでお客さんも集まったそうだ。
冬はお客さんの安全を考えて土日のみ営業したそうだ。今はわからないけど。
定休日は火・水曜日 11:30~18:00

今、HPみたら、冬季は休業で、食事は予約をおすすめって書いてあった。営業時間も変更になっているので注意。2018年06月 HPがみつからなくなりました。


福島県三田群三春町 碧い月 田舎度3
カーナビで迷ったような場所にある。別荘用のモデルハウスなのだそうだ。
近くを通ってもわからないくらいらしい。
経営するのは「ほし ゆきえ」さんとう女性で、東京で働いた後、故郷でカフェをやりたいとお店をつくったが
冬に客足がとだえたり、オーナーにでていってくれと言われたりでうまくいかず、過去2回閉店を経験しているという。
それでも通販や展示会にでながらチャンスをまち、現在の場所で営業しているという。
一人で辺鄙な場所で営業しているので、評判のお菓子の材料がたりないこともあるが、工夫でのりきっているという、
素材の声に耳を傾けて、想像力をはたらかせてお菓子づくりをしているという。
珈琲は堀口珈琲からいれているが、人、水、温度で味が違うといっていた。
カフェはコミュニティであり、人のつながりが大切といっていた。
定休日は水曜日と不定休、時間11:00~18時

HPありました。2018年6月HPみつからなくなりました。


栃木県那須塩原市豊町 Hakoya 取材時に開店6年目 田舎度1
家業の文具メーカーをやめて夫婦で開業。
観光地那須塩原市でスペシャリティコーヒーをの専門店をだすと決意。
借り入れはしないと決めて、ひたすら開業資金を夫婦でためる。
固定費をおさえるため自己物件ときめていたという。場所柄駐車場が必要ということもあった。
宣伝はしないのも、固定費をおさえるため、結局口コミの方がよかったという。
最初の1か月は、まったく売り上げのない日が2日あったが、少ないが右肩あがりの売り上げで、
現在月に200㎏の豆を売るようになったという。
ただ、想定外に順調な売り上げの傍ら嫌がらせをうけたとこもあるという。
東京自由が丘の設計士に依頼したアンティーク調の店内と奥様のケーキが評判の寛ぎ空間となっている。

HPありました
http://www.hakoya-coffee.co.jp/


千葉県長生郡一宮町 ToNeGaWaCOFFEE 田舎度2
浦和でスペシャリティコーヒーの豆専門店をひらいていたが、
2006年に現在の場所に移転。
最初からカフェでなく豆の卸をやっている。
バブルのころ不動産関係の仕事に就き、もっと実直な商売がいいと思ったという。
その後IT関連会社に転職し、そのころセミナーをうけていたという、子どももうまれていた。
夜働かなくて、月曜から土曜まで、実家の浦和でできるという条件で、豆の卸を選んだという。
ちょうど自家焙煎のコーヒーがはやりだしたこともあり、3年ほどで豆の販売でやっていけるようになったという。
そのころ、2002年のワールドカップの余波で駅前にパルコが進出。豆を卸していた先が少しずつ減っていたので
いい状態で移転しようと、風水で時期と今の場所を選んだのだという。子どもは小学1年生だった。
浦和時代の名簿(インターネット除く)と周辺にライバルがいないというアテしかなかったが、
予想外にうまくいって、インターネットからも注文がくるようになったという。
宣伝は全くしないのに、口コミでお客さんがあつまったそうだ。
借金をしないで(自宅だった)固定費を抑えて開業するが成功の秘訣で、宣伝はしないのがモットーだそうだ。

HPありました
http://www.beans-shop.com/


長野県軽井沢町 Ray coffee house 2008年7月オープン 田舎度2
横浜の高校で教師をしていたが、40歳のとき喫茶店をやりたくなり、50歳で決意、56歳で開業したという。
親類や友達の別荘があり、高校時代からよく遊びにきていた軽井沢を選んだという。
地方でありながら別荘地で都会的な雰囲気のある町であることも気に入ったという。
人気のある土地なので、なかなか手にはいらなかっという。
開業を決心してからいろいろな喫茶店を訪ね歩き、堀口珈琲で講座を受講。今も豆は取り寄せている。
焙煎は臭いがするし手間がかかるので、自身は抽出に専念しているという。
軽井沢の名店「丸山珈琲」との差別化のためにも、あえて堀口さんの豆をつかっているという。
同じタイプのカフェは周辺にもあるが、通年営業はここと、もう一軒だけという。
「店の雰囲気を気に入って通ってくれるお客さんを大切にしたいから」だそうだ。
もともと、落ち着いて読書したりする喫茶店がほしかったのだという。だから客にうんちくは言わないそうだ。
店内の空気が売りなので、設計と庭はこだわったという。
地元に溶け込み、リピーターを焦らず増やしていきたいといっていた。
現在は横浜にいる妻が週末だけ手伝いにくるが、基本一人なのでトイレにもいけないのだとか。

HPありました
http://raycoffeehouse.s2.weblife.me/


富山県富山市 Our Roastery Koffe 2009年4月オープン 田舎度1
夫婦で堀口珈琲で働いていたという。
旦那様は大阪の大学を卒業後、営業マンを5年。学生時代から珈琲に興味があって、結局堀口珈琲で働きはじめた。
3年で独立するつもりだったが、8年間つとめ、カフェ希望者の抽出トレーニングやローストトレーニングをみるようになったという。
奥様は富山出身で、アルバイトをしていたころ、偶然隣県にある二三味珈琲で飲んだコーヒーの美味しさに魅せられたという。
ちょうど堀口珈琲がケーキを焼ける人を探していたので、パティシエとして勤めだしたのだという。
その後結婚し、一度ニューヨークにわたり、アメリカのカフェ事情やコーヒー文化を学んだという。
現在店に導入しているRENEGADE社製の焙煎機はそのころであったもの。ソフトでインターネットでアメリカとつながっており豆ご

とに温度と時間を調整して焙煎するのだという。
富山に移住してからも、よい物件がみつからなかったが、ある日通りかかった倉庫が気に入って持ち主と交渉。
自分たちでアーティステックな外観にしあげて開店にこぎつけた。
特徴のある外観と、外の桜並木、コーヒーに合う焼き菓子、そして美味しいコーヒーが評判で順調に経営しているという。
実は富山の一世帯当たりのコーヒー飲料支出額は当時の総務省の統計で日本一だったそうで、
旦那様はここで、セミナーなどでスペシャリティコーヒーの淹れ方なども広めていきたいといっていた。
また、我流でなく、修行することをすすめていた。接客の失敗は味ではカバーできないとも・・・

HPありました
http://koffe-coffee.com/


石川県珠洲市 二三味珈琲 2001年開業 田舎度3
能登半島の突端。珠洲市の木の浦海岸の古い木造の船小屋でスペシャリティコーヒーの焙煎を行っている。
営業しているのは二三味葉子さん。
高校卒業後パティシエになるために大阪の辻製菓専門学校に進み、ここでカフェ・バッハ店主田口護さんのコーヒーとであう。
これが珈琲に衝撃をうけた最初だという。
そのご世田谷成城のマルメゾンに就職4年を過ごす。
故郷で美味しいケーキ屋を開きたいと戻るが、うまくいかず金沢へ。
おいしいコーヒーをいれられる技術が必要だと東京の喫茶スクールに入学、自家焙煎を教えてくれるところを紹介してもらったの

が堀口珈琲とのであいだったという。
最初の2年は接客ばかりでイライラしたが、この間に実は味がわかるようになったという。3年目から焙煎をさせてもらい今は感謝

しているという。
祖父がなくなったとき、周辺で見つけた船小屋を祖母からかりて、独立した。
周囲は「ここで、だれがコーヒーなんぞ飲むのか」と大反対されたという。
しかしまず、元の職場マルメゾンが顧客第一号になってくれ、評判となり、友達の口コミで金沢の喫茶店からも業務用の注文

がくるようになったという。ブログの口コミなどでインターネットからも注文がくるようになり、軌道にのったという。
田舎で開業するなら、自治会や地域の集まり、お祭りにきちんと参加して「きまり」を守ることといっていた。
結婚し、二人の子供を育てながらも、家族や仲間の応援でのりきってきたという。
姉が店長をつとめるカフェも経営しているという。こちらはまだ採算はとれないそうだ。人口が少ないのでお盆は忙しいが12月1月

は暇といっていた。
あまりまじめすぎてすべてのお客さんの要望を聴こうとすると自分のやりたいことを見失ってしまう。
気持ちのバランスがとれているひとが長続きするといっていた。

HPみつかりませんでした
こちらに住所などのっていました。
http://www.wazahonpo.com/blog/2008/10/cafe.html


愛媛県宇和島市高串 珈琲工房アメリ館 1979年開店、二代目が自家焙煎コーヒー店にしたのは2004年 田舎度2
両親がはじめた昔ながらの街道の喫茶店で、二代目が自家焙煎を始めた。
高知でであった自家焙煎珈琲にショックをうけ、本やネットで調べ堀口珈琲にたどりついたという。
最初は両親が反対したが、説得し、2年間は自家焙煎の豆を買い、その後釜をいれたという。徐々にが大切。
香り髙い豆にするため、少量ずつ焙煎しているという、人手が必要で夫婦だけでは難しかったが、息子がやるならバックアップで

きるからと最終的に決断したという。
喫茶だけでなく豆の販売という柱もつくりたいとの思いだったが、個人の他によその店や道の駅の力もあって順調に売り上げが伸

びているという。
昔ながらの店内は手回しのコーヒーミルやサイホン、ダッチ・コーヒーの機器がならび、自家焙煎の店としてはめずらしくサイホンで

珈琲をいれている。

http://www.e-komachi.com/web/gourmet/detail.asp?tnid=11626


高知県須崎市東糺町 coffee shop & factoryピエロ 1987年に店を引き継ぎ、2004年から自家焙煎 田舎度2
高知県は喫茶店の店舗数を人口で割ると1.9人で全国1位。
とにかくたくさん喫茶店があり、須崎では50店舗あるという。
それが毎朝モーニングをだすという、高知は喫茶文化の県である。
この土地柄と、以前のオーナーから店をひきついだということもあり、当初ピエロは普通の喫茶店だった。
その名残もあって、自家焙煎の珈琲店としては異例な朝6時半から店をあけ、ピラフやカレーがメニューに並ぶ
価格は380円よりあげられないそうである。地域に溶け込んでいる。
こういった逆境?にもかかわらず、オーナーの池田さんは、他の自家焙煎の店のコーヒーに衝撃をうけ堀口珈琲にたどりつき、
深夜バスを駆使して高知からセミナーに通い、とうとう焙煎釜を導入した。行動あるのみ!
しかしいざ、置こうと思ったら場所がなかったので、店の前のスペースを増築。こうして店の玄関に焙煎釜がある店ができあがった

。須崎に自家焙煎の店は1件だけだとう。
四万十川に遊びに行く人にぜひ立ち寄ってほしいといっていた。

HPこちら
http://www.csf-pierrot.com/


福岡県北九州市小倉北区足原 珈琲自家焙煎店豆乃木 2006年開店 田舎度1
8世紀から続く足立山妙見院をいただく、地元でも高級住宅地とされる地域に、小さくかわいらしい雑貨屋のような店。
自家焙煎珈琲の豆をローストするのは板倉さんという女性。
もともと小倉のケーキ屋さんで店員をしていたが、その店がコーヒーや紅茶にこており、いつかお店をやりたいと思っていた。
長距離バスのフリーペーパーに女性ロースターが紹介されており、興味をもち、
福岡の自家焙煎珈琲店AUGIE(オージュ)で焙煎技術の指導をうける。スペシャリティコーヒーの味と香りにはまったという。
気持ち悪くなるぐらい飲んだといっていた。
そこの講師の紹介で堀口珈琲の豆をつかい自分でローストして豆をうるお店を開店。カフェはない。
珈琲豆10種類ほどと、コーヒー用品のお店である。
ラッピングコーディネイターという面もあり、手書きのラベルなどが好評だという。
調理師免許もあり、夏場の週末のみ羅漢果をつかった』コーヒーゼリーも提供して女性に大人気だという。
ゼリーの器も凝っていて土産物として人気だという。
要望があればコーヒーの淹れ方の講習会もするという。
前がバス停で香りにひかれてくるというお客さんもいるそうだ。
場所の雰囲気が地域とマッチするように気を使い、和風ののれんなどがつかわれていた。
お客さんと話ながら、感想をきいたり、次はこれをと勧めたりするのが楽しいそうだ。

http://baisen-mamenoki.cocolog-nifty.com/


大分県中津市耶馬渓町大字大島 豆岳珈琲 2007年4月開業 田舎度3
一番近いバス停から徒歩で1時間。旦那様の実家だという場所になるべく自分たちで建てたという山小屋風のカフェである。
棚なども自分たちで探して、交渉したり譲ってもらっていしたのだという。
旦那様は実家をでてから東京でコマーシャル関係の仕事をしていたが、奥様(東京生まれ)と付き合うようになり、
奥様が堀口珈琲につとめていた縁で、堀口珈琲に勤めるようになったという。
デートコースとしてカフェをめぐったりしたが、まだ開業の構想はなかったそうだ。
二三味珈琲にいったとき、はじめて故郷でも開業できるのではないかと思ったという。
当初、もっと市内で探していたが、父親が「ここに土地がある」といってくれたのと、
妻が「この自然を使わないのはもったいない」といってくれたので、実家で開業することにしたという。
焙煎釜はうるさいし、においもでるので、これは正解だったといっていた。
焙煎は旦那様、カフェは奥様担当。
シンプルで、身の丈のカフェを心がけているのでメニューも少なく、店内もノンビリくつろげるようになっているという。
奥様が毎日手に入った材料で手作りケーキをだしていて好評だという。
かなりの山奥にもかかわらず、初年度からお客さんが一組も来なかった日は大雪で道がふさがった1日だけ。
今は2月に長めの休みをとるという。

20186がつ エラーが起きて表示できなくなっていました。
http://mametake.com/top


珈琲ビジネスの現状として
29歳以下の層は、競争より心の豊かさ、アメリカより日本の古い文化がすき、車より自転車、イタリアより北欧が好き。
田舎カフェの顧客になり、将来の開業予備軍である。田舎がプラスに見える層。
都市の顧客は古い喫茶店文化で育った層が60歳以上になり、セルサービスの店が増え、顧客層は増えたものの来店は一人

でとなり、従来の喫茶店の席では採算がとれにくくなっている。出店コストも高く都市部は厳しいマーケットになっている。
田舎で開業するとなると都市部と異なるマーケットを相手にすることになると知ること。
生計をたてるためにはある程度売り上げも必要なので、好きな自然の中でのんびり生活したいだけでは続かないことも。
地元のコミュニティとの付き合いなどもあるし、ライフスタイルも違う。
まずは1-2週間滞在してみることをすすめていた。

成功するお店をつくる考え方
田舎カフェを開業するまでにやらなくてはいけないこと
・手に職をつける
 「美味しいもの」を提供するスキルを身につけよう。
・生活できればいい
 「儲けたい」人には向きません
・地元もしくはUターンがいい
 地域に溶け込みやすいのが一番
・カフェに別の形態をくみあわせる
 遠くから来てもらうくらいになるには並みや普通ではダメ、「田舎ゆえの個性」が必要
  カフェ+ギャラリー、カフェ+クラフト、カフェ+自給自足、カフェ+コーヒー豆、カフェ+パン、カフェ+農園、カフェ+雑貨など
・美味しいコーヒーを使う
 都市部でソフトドリンクの売り上げが50%以上を喫茶、食事の売り上げが50%以上をカフェとしてきた。ビーンズショップは家

庭向けにコーヒー豆を販売する店、喫茶スペースがあるかないかにわかれる。この本ではひとくくりにカフェとしている。
 ビーンズショップを併用する店は増えているが、専門性が問われるし、ひとりひとりお客様を増やす地道な努力が必要で売れ

るようになるには時間がかかるが、いずれカフェの売り上げを抜く可能性がある。
 2009年時点でビーンズショップは全国に4000店以上。田舎では車で30分は商圏にはいるので競合店があると思ったほうが

いい。だから明確なコンセプトが必要。
 コーヒーの香味は豆で70%がきまる。まず自分が品質や香味を理解できるようになる必要がある。
 それプラスオーナーの人間的魅力や、ケーキ、食事のおいしさ、店をとりまく自然環境などの要素が個性となる。
 店はオーナーの自己表現の世界。
 いいコーヒーとは、アメリカスペシャリティコーヒー協会の客観的評価基準で80点以上のもの。
 田舎で開業するひとこそ、普通でない差別化された商品であるスペシャリティコーヒーを扱うべき。

12の事例にはいらなかった成功事例をあげていた

さいたま市見沼区丸ケ崎 温温 カフェ+ギャラリー 
http://www5f.biglobe.ne.jp/~nukunuku/f-top.html 2018年6月みれなくなっていました。

安曇野市堀金鳥川 珈琲工房おみの 喫茶+ビーンズショップ 

http://tabelog.com/nagano/A2005/A200501/20010128/

群馬県館林市当郷町 NIWA カフェ&ベーカリー 
http://www.cc9.ne.jp/~niwacafe/

山梨県中臣郡庄和町押越 ル・カフェ・ビジュ 喫茶+豆販売+美容院(奥様)
http://www.bijoux-cafebijoux.com/

福島県東白川郡矢祭町小田川字中山 珈琲香坊 ログハウスを建てて開店
http://ko-hi-koubou.net/blog/2018年6月みれなくなっていました。


あとがきで、個性的な「わざわざ」来てもらえるような田舎カフェで地方を活性化させようと結んでいた。

最後に堀口氏の仕事として
生豆の買い付け
セミナー改正
喫茶店
LFC(ビーンズショップグループ、メンバーで日本独占販売の豆を使用する)
通信販売・・・ローストした日に出荷




手づくりの田舎カフェはじめました。―珈琲で「人生の楽園」を手に入れた、12人の物語

手づくりの田舎カフェはじめました。―珈琲で「人生の楽園」を手に入れた、12人の物語

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京地図出版
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

[PR]Kindle ストア ベストセラー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。