So-net無料ブログ作成

本のベストセラー

君に成功を贈る [思考]

中村天風は明治9年生まれ、父親は東京の役人であったが、破天荒な行動から九州の学校へやられ、軍事探偵となって満州にいく。その後朝鮮総督府の役人をするが、結核を患い救いを求めてアメリカコロンビア大学で医学を学び、さらにヨーロッパに渡るが救いがえられず、日本への帰路エジプトで出会ったインドのヨガの聖者について8年をヒマラヤのふもとで過ごす。その後帰国して実業銀行頭取などをするが、大正8年突如すべての地位財産をなげうって辻説法をはじめ、身心統一法という方法で幸福になるという思想を説くようになった。

この本は天風氏が若者向けにやさしく語った、身心統一法の考え方をまとめたもの。

幸福な人生をつくる
人生で一番大切にすべきは人に好かれること。
出来がよすぎても人に好かれない人間は成功しない。
豊臣秀吉がいい例で、だれからも好かれる人が出世成功するのだ。
人に好かれる人間になるには、あまり好き嫌いのないようにすること。
自分自身があまりに好き嫌いがはなはだしいと、自分もまた、やはり他人から好き嫌いに扱われる。
だから他人を嫌いになるのはいけない。お互い人のなかで生きているのだから。
嫌いな人にはつとめて親切に、やさしくするように自分の心を仕向ける。そして見返りはもとめない。
どんな場合にも「真心の親切」=自分のことをするときと同じ気持ちで人のことをしてあげるで人に接する。
他人から受けた恩義は、どんなささいなことでも、大きな感謝でうけいれる。
人間が働くのは人間の生まれついた役目で、恩恵で慈悲である。
生きているだけで他の命を奪っている人間は、生きているだけで十分感謝していい。
何をする場合でも、現在恵まれていることに感謝しよう。
病も悪い運命も、幸福か不幸か決めるのは心の置き所。
つつましやかに感謝の念を持って生きるようになれば、人生のスケールが大きくなる。
人生は二度とない。だから価値ある人生を活きないといけない。そのためには心の在り方をかえなくてはならない。
切磋琢磨することで自分を磨いていくことでしか、自分というものは本当にはえらくならない。
境遇や環境で幸福にはなれない。


強い命をつくる
偶然の機会で聞かされたことが、自分の一生の大きな守りになることがある。
だから、真理をつかむ心構えで聞く。
昭和20年から前の人は精神を大事にしたが、それ以降は物質を大切にする傾向がある。
命を考えるとき肉体を考える人が多い。
しかし、心が完全でないと命そのものが不完全となる。
心と肉体の間には両者を結合しているサーキット=神経系統があり、それで生きていられるのだ。
肉体だけを大事にしても、価値高い人生は送れない。
天風氏の体験として若いころ強い心であったから軍事探偵などという激しい仕事も勤まったが、一度病をうけ「しぬかもしれない」といわれただけで、心がくだけ、格段によわくなってしまった。だから命というものは心の強さに支えられているのだ。
天風氏は病を恨み、悪いことをしていないのにと思いあずらったが、結局病や不運は自分の犯した罪の結果生じたもので、心のありようが間違っていることをしらせてくれるものであると悟ったという。
病も肉体が患っているのではなく、心の態度が積極的でないから生じたものである。
心を尊く、強く、正しく清らかにもっている=生まれた時の心に保つことが重要。
そうしないと心が弱くなり、神経も弱くなり、命が役にたたなくなる。
具合が悪いときに具合が悪いと言っても治らない。
言葉も消極的なものは使わないように気を付けること「こまった」「悲しい」などが消極的言葉。
どうせなら、痛いけど元気出すとか、具合が悪いけどありがたい、うれしいっていってごらん。
人の言葉でも消極的なものは排斥しなさい。
人に接するときは明るく、朗らかに活き活きと勇ましい態度にしなさい。
やってみればわかるが、すぐにはうまくいかない。でも努力をやめてはいけない。
積極的な心をつくる一番いい方法は、寝床に入ったらなにも考えないこと、悪いことを考えてしまうようなら、考えれば考えるほど嬉しくなること、思えば思うほど楽しくなることだけを、心にありありと描いて寝るとよい。
夜の寝際だけはきれいな心で寝るようにしよう。


価値高く生きる
非常にえらくなる人というのは、同じ話を聴いても、その聞き方、受け取り方が真剣である。
重要なことをきくときには、恋人のいうことを聴くような気持ちで聞くようにしてごらん。
きれいなものを、きれいだなと思うのはあなたの心。だからまず一番に考えるべきは心。
若いうちは肉体を考えるほどには心のことは考えない。
天風氏自身、軍事探偵として暴れまわっていたころ、生死の境にいた心持と、病を得て死ぬかもしれないといわれたときの心持を比べ、心が積極的でないと、どんなに勉強し、金を設けても本当の幸福は来ないと悟ったという。
自分の人生をつくるのにおそいということはない。明日死ぬとしても今日から幸福になって遅くない。
価値高い人生を活きようとするなら、どんな場合にも、なにをおいても、自分の心をへこたれさせてはならない。
積極的な心=尊く、強く、正しく、清くが、神経系統を強くして、人間の生きる力すべてを豊富にする。そして健康と運命をひきよせる。
生きる力=体力、胆力、判断力、断行力、精力、能力
生きる力が有り余るほど働いた結果、成功するのである。
学問や、経験、お金があるから幸福にいきられるわけではない。
だから6つの生きる力を鍛える→心を鍛えることが必要。
天は自ら助くる者を助く。みずからの人生を価値高く生かすのは、だれがなんといおうとも自分自身。
幸福や幸運は自分が呼び寄せないと来ない。自分以外のもののせいにするのはその考えがつまらない。幸福や健康や成功はあなた自身のなかにあり、呼び寄せなければ来ない。
呼び寄せるのは積極的な心だけである。


思い通りの人生に生きる
どんないい方法を聴いても、その理解が実行されないと、実現しない。
誰に言われなくても、日々毎日実際に努力している人は結果をだしている。
今生かぎりの人生を「すぐれた人間になりたい、思い通りの人生に生きたい」と願わな人はいない。
この欲望を実現するにはプロセスがある。
この世のすべては天地自然以外のものすべてが、人間の思考によって生み出されている。
あなた方の思い方や考え方が現在あるがごときあなた方にしている。
だからなりたい状態があったら、もうそうなっている状態をありありと思い描く。
理想的な思い通りの人生を築こうと思ったら、悲観や煩悶、取り越し苦労などの消極的な考え方にはよくよく注意しないといけない。世の中は消極的暗示と迷信があふれている。縁起を担ぐなんて非科学的でばかばかしいこと。
昔なら、神や仏がいると思うのも無理はない、確かに晴れた星空を見上げたら何とも言えない神秘感をうける。
しかし1900年にドイツのプランク博士が「プランク定数H」が万物の根源であり、すべては素粒子からなっていると喝破してから迷妄は解決した。だから神や仏がいるというなら、素粒子をつくったのがそうだということになる。そういった宇宙エネルギーに感謝し感激するのは良いが、それを人格的なものに考えて「恵まれよう、救われよう」という考えは排斥すべき。
「天はみずから助けるものを助く」、人には生まれた時から他の生物にない心理的能力があり、それを使おうとしないで神や仏にすがるのは卑怯である。
自分自身の生命、人生は自分が守る。そしてその力は心の態度が積極的なときに発揮される。
だから不幸や病に心を虜にさせない。
運命も心が勝れば、心の支配下にはいる。
心配なことがあるからと心配しても結果は悪くなりこそすれ、よくはならない。
怒ることがあるから怒る、悲しむことがあるから悲しむでは人生には幸福などこない。そうすると我々の生命を生かしてくれている力がずーっとボルテージを下げてしまうから。
生きているのは自分の力ではない。自分の力で生きているならしなないはずだから。いきているのは宇宙エネルギーのおかげ。だからそれをうけいれるボルテージが下がると幸福になれないのだ。
宇宙エネルギーが含まれるもの
空気、水、太陽光線、泥、食べ物
これを体の中で生命の活力に転換させてくれるのが神経系統。
あるがままに生きていれば神経系統は宇宙エネルギーを無条件で受け入れて、生命を保つ微妙な働きをしてくれる。
しかし、怒ったり、悲しんだり消極的心の態度をとると、この流れを妨害してしまうのだ。
ショックや衝動をいちいち心だけでうけていると心がいたぶられてしまうので、腹でうけるようにする。
刺激があったら、腹に力をいれて肛門をしめ、肩を落とす。この三位一体で心を守る。
心の態度をどんな場合でもと尊く、強く、清く正しく、自分自身が守っていくことで優れた人間になれる。
人生は進歩と向上があってこそ、生きがいを感じ、努力し、勉強するのだ。


敵をも味方にする
武蔵が強いとわかったのは小次郎に勝ったから。
敵は愛すべきもの、敵があってはじめて自分の価値が定まる。
新鮮組の近藤勇と桂小五郎の果たし合いの話の講談をしながら
100年で価値観なんてずいぶん変わるもの。
心の態度が積極的であれば敵をも味方にできること。
にくい人があるわけでない、あなたが憎らしいことを考えているだけ。
を解説。


笑いの人生に生きる
笑うとへそが動く、すると腹筋がうごき、腹式呼吸のような効果をうんで神経系統の興奮をしずめる。
笑いは神経系統の消極的興奮を鎮める為に与えられている。
日本人は笑うのが下手だが、笑いの力を知って活用しよう。
不自然な馬鹿笑いではなく、ニコニコ笑顔でいるように心がければいい。
不運や病も逃げていく。
人間は争ったり怒ったりするためにうまれてきたのではない。一度きりの人生ニコニコしている時間が長い方がいいにきまっている。


人生、極楽の秘訣
人生は二度とはない。
命より大切なものはない。
命があるのだから現在に感謝である。
自分の人生を感謝になるよう心をかえれば、人生は極楽になる。
手に入らないものより、手に入るものを考え、感謝する。
現在にかんしゃできなければ、悪くなったときはもっと悪くなる。
現在に感謝すれば一秒一秒が楽しくいきられる。
来年まで待つ必要はない。いますぐ毎日楽しくいきよう。


天風成功金言・至言100選がのっていた。


君に成功を贈る

君に成功を贈る

  • 作者: 中村 天風
  • 出版社/メーカー: 日本経営合理化協会出版局
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 単行本



タグ:中村 天風
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0