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遺伝子オンで生きる [自然科学]

著者はすでに大学を退官している遺伝子学者

遺伝子というものはON OFFがあり、活性化されなければ使われない。
それはよい遺伝子も悪い遺伝子も同じ。

遺伝子を活性化させるものはなにか?
1物理的なもの
温度変化で雄雌の出生比率が変わる魚は性ホルモンが影響をうけている
ケガをしても治る
2化学的なもの
喫煙でニコチンやタールなどの物質が体内にとりこまれると、眠っていたがん遺伝子が目覚めて動き出す
食べ物の影響もそうといえる
3精神的なもの
精神的ショックで白髪になったり、髪がぬけたりする
恋愛すると痩せるなど

著者は笑いが免疫力をあげるという研究を吉本興業と共同で行い優位性のある結果を得ている。
思いが遺伝子の働きをオン/オフするということを証明しようとしてる。

本にもいろんな例があげられていた。

著者自身の遺伝子オンになったとき
著者自身はアメリカの自由な環境になったとき。
稲の遺伝子解明研究で退路を断たれたとき
遺伝子オンになっていると幸運をひきよせるともいっていた

堀田力
ボランティアで利他的遺伝子がオンになる。

富永一郎
逆境を肯定的にとらえよい遺伝子をオンにして病気でも元気に働く例。

遺伝子オンになるには
1環境をかえてみる
2逆境
3よい出会い
4強い志
5他を利する生き方
6感動する
7愛・祈り

DNAを解析したからなにもかもわかったわけではない。
ダイエットは無駄な殺生をしたということ。自然への恵感謝の気持ちを忘れている。
我々が存在するのは38億年の生物の進化の結果。自分を大切に生きよう。
著者は極微な遺伝子にここまで精密な情報がかきこまれたことに「サムシング・グレート」がいるとしか思えない。
研究者は自分の業績をだすことを急ぎ、一般の人は結果だけを早くしりたがり、生命への畏敬の念がたりない。

外国では祈って病気を治すという実験がおこなわれ、赤の他人が祈っても効果があったという結果がでた。
21世紀には科学と宗教が共存・補い合う時代になるといい。
チベットでは「怒り・むさぼり・愚痴」の三大煩悩が心の変化を生み・体のバランスを崩すのが病気とされている。
ばい菌は関係するが、遠因は心の変化にあるとする。

子どもをつくるという表現は子供が親の所有物だという考えのうえになりたっている。
子どもは「サムシング・グレート」からの授かりものであり、両親は脇役である。
そう認識しないと、生命倫理はどんどんおかしな方向へいってしまうだろう。



遺伝子オンで生きる (サンマーク文庫)

遺伝子オンで生きる (サンマーク文庫)

  • 作者: 村上 和雄
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2010/06/15
  • メディア: 文庫



タグ:村上 和雄
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