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魔術 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ) [小説]

芥川龍之介が書いた童話。
1年生から読める日本の名作絵どうわシリーズのなかに入っているものなので、絵が多く、字も大きい、余白に人力車や時雨などの語句の解説があった。

以下は内容なのでネタバレです。






雨の夜、主人公は魔術をつかうインド人イラム・ミスラの家を訪れ、魔術をみせてくれと頼みます。
そのすばらしさに、主人公は「魔術を教えてほしい」と頼みます。
ミスラは「魔術をするものは欲をだしてはいけない」と教え、主人公は欲をださないと誓い、魔術を教わります。

しかし、ある雨の夜、友人の前で魔術で石炭を金に変えて見せたところ、欲にかられた友人たちから金をかけてカルタをしようと迫られ、勝負に応じてしまいます。
はじめはイヤイヤやっていた主人公ですが、次第に熱がはいり、最後には魔術を使って勝利をてにいれてしまいます。

その瞬間、主人公はミスラの家から一歩もでていないこと、いままでのことはすべて夢で、じぶんが欲をもたいことを確かめる試験であったことを知るのでした。
そして、自分には魔術を習う資格がないと認めるのです。


どこか仙人めいた感じで、杜子春の話をおもいだしました。


魔術 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ)

魔術 (1年生からよめる日本の名作絵どうわ)

  • 作者: 芥川龍之介
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2012/08/25
  • メディア: 単行本



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