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脳が変わる生き方 [雑学]

著者は脳科学者。ソニーの研究所に勤めていて、東京工業大学で教えていて、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」のキャスターもしている。

超多忙で本がかけないため、講演会を編集者がまとめたものだそう。

脳科学の解説よりは、それをもとにした、人生論みたいなものだった。

脳は刺激を好む、いろんな人に会い、思ってもみなかったことをいわれる。他人の中に写る自分を見る、楽しむそれができれば人生は楽しい。

偶有性、人生でなにがおこるかわからないこと。それを不安に思うのではなく、楽しむのが大切。

生きる目的というものは、どんなものでも人生の間尺にあわない。
とりあえずの方便ではあるが、人生をそれに質入れしているようなもので、目的を達成したから幸せになれるのではない。

自分と同じ考えを持つ人は、たまにしかいないもの。他人が違う考えももつからこそ、多様性が保たれる。それは大切なこと。異質な考えにあったら、ありがたく思おう。

いろんな意見はきくが、最終的には自分できめることが大切。流されてはいけない。

おばさんがおばさんなのは、思ったことをすべて言葉にしてしまう、「無意識の垂れ流し」だから、
思ったことをすべていうのではなく、選んでいうのが人格者であり、大人である。

そういう意味では、にこにこして優しく応対してくれる人の後ろにはいろんな考えがあるわけで、それはやはりミステリアス。でもそれを隠しているんだろうとか疑ったり、ほじくりかえしたりするのではなく、それはそれとして、表面に表してくれたものに対応する。

他人は最高のミステリアス、不確実性、偶有性。
あらゆる他人が人生をおもしろくしてくれる人。

自分の一番の弱点をユーモアをもって開示してしまう。それで人生は楽になる。
隠そう、守ろうとすると、大変になる。

感動は自分を変える最高のもの、感動にあったらアクセルを踏もう。
自分が楽器だとしたら、どれだけ自分という楽器をならせるかで人生がきまる。
感動にさめた反応をするひとは、心に弱いものがある。
真に強い人は、感動にであったら大きく揺らぐことができる。

脳がアイドリングする空白の時間は大事。
内側のものを吟味する時間が脳には必要。
そして、大切なことは2秒できめる。どうしたら幸せになれるかなんてわかるわけがない。
それまでの経験から直感的に選べばいい。
とにかく動いて出力してみなければ始まらない。

動物にも相手の感情を読み取る能力があるが、人間はポーカーフェイスの人間からもなにかを読み解く。
他人の気持ちがわかることが究極の学問であり、教養である。



脳が変わる生き方

脳が変わる生き方

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/11/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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