北欧デザインを知る―ムーミンとモダニズム [雑学]
デザインジャーナリストの著者がかいた、北欧デザインの解説書
日本ではあまり注目されていないが、北欧は良質な工業デザインの宝庫で、わたしたちもそれとしらずにつかっているものが多い。それはまるで「ムーミン」の爆発的にヒットしないけれど根強い人気があるのに似ている。
しかし、近年では北欧は徐々に注目をあつめ、イルムスやイケアも日本に進出している。
北欧
スカンジナビア半島(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)とデンマーク
北欧の国際競争力
著者はデザインの取材が仕事でロンドンや北欧諸国の友人宅に滞在するが、北欧の友人のほうが豊かに暮らしている印象をうけるそうである。
税金は高いがそれがきちんと社会に投資(教育・医療福祉など)されていて公共機関の透明性が高く、人々は湯水のようにお金をつかうわけではないが、生活のすみずみまでデザインがゆきとどいたものを使い。また不要なものはもたずリサイクルする習慣が定着している。
取材でいった北欧のカフェで古いものが現役で使われている写真や、友人や知人のキッチンやリビングで見聞きしたもののエピソード。いずれも工業デザインの傑作が惜しげなく現役でつかわれていたそうである
100年以上はアンティーク。99年まではセカンドハンドなんだそうである
代表的な家具
アリンコチェア・・・アルネ・ヤコブセン
パントンチェア・・・ヴァーナー・パントン
トリップトラップ・・・
スツール60・・・アルヴァ・アアルト
テーブルウェア
ロイヤルコペンハーゲン・・・デンマーク
イッタラ・・・フィンランド
イッタラはさまざまなテーブルウェアメーカーが統合されている
ロイヤル・スカンジナビアもいろんなテーブルウェアメーカーが統一されたもの
デザイナー
カイ・フランクの作品・・・50年代から60年代庶民の生活にデザインをとりいれて向上させる
「ティーマ」「キルタ」「カルティオ」
ハッリ・コスキン・・・現代
「ブロック・ランプ」「バキオ(腕時計)」
家電・携帯電話
ノキア、B&O、エレクトロラックス、エリクソン
機能だけでなく、スタイルを提案。開発はオープンで、開発過程までみせてしまうようなところがある。学生とのプロジェクトも製品化にかならずしも結びつかないが多い
日用品
テトラパック、レゴ、アーラの牛乳パック
建築
アルヴァ・アアルト
エリエル・サーリネン
アルネ・ヤコブセン
グンナー・アスプルンド
らが有名
これらの作家についてではなく、訪れた個人宅の感想をのべていた。いずれも豪邸ではないが、機能性と美しさを兼ね備えた家で、いちばん贅沢なのは窓からの眺めだったり、家具につまった思い出だったりする
あと、著者はプールがすきで公共のプールによくいくそうで、性別で貸し切りのときはみんな水着をきていないそうである
家具
アルテック・・・プライテック(木をまげる技術)をつかった家具パイミオチェアなどが有名
フリッツハンセン・・・アリンコチェアのメーカー
イケア・・・1950年代に創業したころは、安いがダサイだったのが、デザイナー路線をとりいれてから安くてカッコイイに変身。もともときまった形の箱にいれて、それをユーザーが買い回り家でくみたてることでコストをおとしたメーカーだった。北欧ではいまでもイケアを非正統派ときらうひともいるらしい
90年代以降のコンテンポラリーの時代
アスプルンド、クララ、デイヴィッド・デザイン
ショップからライフスタイル自体をまるごと提案
デザインコンサルタント
ブランディングやマーケティング戦略全体を統括してしあげるしごと
「ストックホルム・デザインラボ」など、スカンジナビア航空のリニューアルを手掛ける。
北欧のデザインはシンプルで機能的で、主張があまりないようにみえるが、だれもにうけいれやすくしみこむようだといっていた。50から60年代の流行のあと、古臭いと一度下火になったが、90年代にはいってその機能性とデザインの融合が認められ始めた。一般にもこのような製品の認識がひろまったことも大きいとおもわれる
これからの北欧デザイン
デザイン財産の認識
産業としてのデザイン
サステナビリティー
日本ではあまり注目されていないが、北欧は良質な工業デザインの宝庫で、わたしたちもそれとしらずにつかっているものが多い。それはまるで「ムーミン」の爆発的にヒットしないけれど根強い人気があるのに似ている。
しかし、近年では北欧は徐々に注目をあつめ、イルムスやイケアも日本に進出している。
北欧
スカンジナビア半島(ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)とデンマーク
北欧の国際競争力
著者はデザインの取材が仕事でロンドンや北欧諸国の友人宅に滞在するが、北欧の友人のほうが豊かに暮らしている印象をうけるそうである。
税金は高いがそれがきちんと社会に投資(教育・医療福祉など)されていて公共機関の透明性が高く、人々は湯水のようにお金をつかうわけではないが、生活のすみずみまでデザインがゆきとどいたものを使い。また不要なものはもたずリサイクルする習慣が定着している。
取材でいった北欧のカフェで古いものが現役で使われている写真や、友人や知人のキッチンやリビングで見聞きしたもののエピソード。いずれも工業デザインの傑作が惜しげなく現役でつかわれていたそうである
100年以上はアンティーク。99年まではセカンドハンドなんだそうである
代表的な家具
アリンコチェア・・・アルネ・ヤコブセン
パントンチェア・・・ヴァーナー・パントン
トリップトラップ・・・
スツール60・・・アルヴァ・アアルト
テーブルウェア
ロイヤルコペンハーゲン・・・デンマーク
イッタラ・・・フィンランド
イッタラはさまざまなテーブルウェアメーカーが統合されている
ロイヤル・スカンジナビアもいろんなテーブルウェアメーカーが統一されたもの
デザイナー
カイ・フランクの作品・・・50年代から60年代庶民の生活にデザインをとりいれて向上させる
「ティーマ」「キルタ」「カルティオ」
ハッリ・コスキン・・・現代
「ブロック・ランプ」「バキオ(腕時計)」
家電・携帯電話
ノキア、B&O、エレクトロラックス、エリクソン
機能だけでなく、スタイルを提案。開発はオープンで、開発過程までみせてしまうようなところがある。学生とのプロジェクトも製品化にかならずしも結びつかないが多い
日用品
テトラパック、レゴ、アーラの牛乳パック
建築
アルヴァ・アアルト
エリエル・サーリネン
アルネ・ヤコブセン
グンナー・アスプルンド
らが有名
これらの作家についてではなく、訪れた個人宅の感想をのべていた。いずれも豪邸ではないが、機能性と美しさを兼ね備えた家で、いちばん贅沢なのは窓からの眺めだったり、家具につまった思い出だったりする
あと、著者はプールがすきで公共のプールによくいくそうで、性別で貸し切りのときはみんな水着をきていないそうである
家具
アルテック・・・プライテック(木をまげる技術)をつかった家具パイミオチェアなどが有名
フリッツハンセン・・・アリンコチェアのメーカー
イケア・・・1950年代に創業したころは、安いがダサイだったのが、デザイナー路線をとりいれてから安くてカッコイイに変身。もともときまった形の箱にいれて、それをユーザーが買い回り家でくみたてることでコストをおとしたメーカーだった。北欧ではいまでもイケアを非正統派ときらうひともいるらしい
90年代以降のコンテンポラリーの時代
アスプルンド、クララ、デイヴィッド・デザイン
ショップからライフスタイル自体をまるごと提案
デザインコンサルタント
ブランディングやマーケティング戦略全体を統括してしあげるしごと
「ストックホルム・デザインラボ」など、スカンジナビア航空のリニューアルを手掛ける。
北欧のデザインはシンプルで機能的で、主張があまりないようにみえるが、だれもにうけいれやすくしみこむようだといっていた。50から60年代の流行のあと、古臭いと一度下火になったが、90年代にはいってその機能性とデザインの融合が認められ始めた。一般にもこのような製品の認識がひろまったことも大きいとおもわれる
これからの北欧デザイン
デザイン財産の認識
産業としてのデザイン
サステナビリティー
タグ:北欧デザイン
2010-05-03 07:32
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