SSブログ
[PR]本のベストセラー

復讐プランナー (14歳の世渡り術) [小説]

主人公は中学1年生。同じクラスで仲良くなった友人をイジメから救おうとして、今度は自分がいじめにあう。
5万円持って来いと脅されていると、それをそっと見ていた先輩から「復讐ノート」というものを教わる。
「復讐ノート」には、相手にする仕返しを考えて書く、書くことで自分の気持ちを見つめ客観視できるようになるとおそわる。
主人公は半信半疑ながらノートを書いてみると、「いじめっこをクラスの皆の前で糾弾する」というアイデアが実現可能なアイデアとして浮かぶ。
主人公と友人先輩の3人は新聞部のふりをしていじめっこの自宅で母親にインタビューするなど情報を収集するが、いじめっこも家であまり幸せではない様子をみてそれ以上の追求をやめることにする。
5万円の脅しもそのままだが、「なんとかなるさ」との余裕が主人公の心に生まれていた。
さらに先輩の提案で「復讐プランナー」を始めることにする。いじめにあっている人の復讐の手伝いをするのだそうである。

家で復讐ノートを姉にみられてしまうが、同じ学校出身の姉もそのノートのことを知っていた。さらにその起源はいちばん上の母親がわりだった姉がいじめにあったとき、同級生の恋人が教えてくれたもので、姉はそのノートで逆境を乗り越えたと知る。

いじめにあったら
①冷静になる・・あわてていると的確な行動や判断ができない、いじめっこの思うつぼ
②ぎりぎりまで無理しない・・やばいと思ったらさっさと逃げる。学校にいかないことで家の人にSOSをだすきっかけにもなる
③反応しない・・面白半分のいじめならやむこともある。あまり悲観的にならない
それを伝えたくてかいたのだそうだ。

巻末に復讐プランナーグッズや
張り込みや尾行・情報収集のときやると法律にふれることなどが冗談ぽくまとめてあった。


復讐プランナー (14歳の世渡り術)

復讐プランナー (14歳の世渡り術)

  • 作者: あさの あつこ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

[PR]Kindle ストア ベストセラー

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。