頭のよい子が育つ食卓

頭のよい子が育つ家から10年、取材した子どもたちも大学生。今回は彼らの成長プロセスを食卓から調べたもの。本人へのアンケート、何人かの取材、著者の考察によるもの。

中学受験をする子どもたちは忙しい。本来なら家族だんらんする夕食も塾でお弁当をたべることになる。
へたをすると、コンビニや駅で買い食いする癖がついたりする。

どこの家でも、不足しがちなコミュニケーションを補うため、コーヒータイムを作って豪華なお菓子を用意したり、週末に特別になにかしたりしていた。時間がないので、短時間で栄養価が高く、バランスの良いものを食べさせるためにくふうしていた。ただ、無理なら加工食品やファーストフードに頼るなど、ある程度の思い切りもある。

また、どの家も経済観念を大切にし、旬のものを取り入れ、極力加工食品に頼らない食生活を心掛けていた。また、食べ物についてどんな調理法か、今なにが旬か、どんな栄養があるか解説して、子どもが将来自分で食生活を組み立てる役にたつようにと考えている家が多かった。
郷土料理・伝統料理を伝えている家も多かった。

テレビについては半数の家で食べながらみていたが、ニュースやクイズなどもみながらみんなで話題にしている家が多かった

子どもにたべさせたくて親がつくっていたもの
１魚の煮物
２野菜の煮物
３カレーライス（野菜をたくさんいれられる）
４肉じゃが
５味噌汁
６ハンバーグ・サラダ
８おせち料理

子どものアンケートでは、食卓ではあまり食べなかったものでも、外で食べるようになると、「やっぱり家のがおいしい」とかえってくるものがあったり、普段なにげなく作っているものが上がっていた。カレーやハンバーグ、コロッケなど

取材で集まったレシピがのっていた。

頭のよい子が育つ食卓

• 作者: 四十万 靖
• 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
• 発売日: 2009/04/07
• メディア: 単行本